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グローバル・ネットワーク時代のコミュニケーション論

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授業の概要

デジタル情報は急激な勢いで増加しています。いまの風景にはデジタル機器があちらこちらに遍在しています。人間が意識しなくとも、コンピュータ同士の通信も大量に行われています。こうしたなかで、なにが生まれ、なにが失われていくのでしょうか。「グローバル・ネットワーク時代のコミュニケーション論」の2限目から5限目までの4回にわたって、デジタル文化の現在を考えていきます。

2限目:「デジタルの際」デジタル文化の現在 篇


2限目では、こうした点に関する全体像を確認した後、知覚や身体の面から動画(動くイメージ)という存在に着目します。デジタル時代のメディアは、人間の身体から私たちを解放してくれました。デジタル・ネットワークが地域に縛られないグローバルなネットワークを作り出しただけでなく、デジタル・アニメーションやCGグラフィックスは、実写では不可能な映像を通じて、自由な表現を手に入れています。

しかし同時に、近年のデジタル・メディアは、むしろ身体に強く訴えかけるような表現がますます増えています。『アナと雪の女王』のように、観客たちがつられて歌いだしてしまうようなケースも現れました。しかしこうした作品やそれを生み出したメディア環境は逆に、身体の存在を強く意識させ、時には身体に縛られているような感覚さえも生みだしています。私たちは、デジタル時代の自由な表現と、身体の関係をどのように考えたらよいのでしょうか。ここでは、デジタル・メディアと身体や感覚の関係を、さまざまな動画表現を取り上げながら話していきます。

なお、この2限目の授業は、『デジタルの際』(聖学院大学出版会, 2014)の序章・第5章の内容に相当します。

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参考文献:『デジタルの際』(河島茂生編著, 聖学院大学出版会, 2014)
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こんな人にオススメ

デジタル文化や映画などの動画に興味がある人

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