chevron_left

東大先端研公開2016-若手研究者によるカフェセミナー-

無料
東大先端研公開2016-若手研究者によるカフェセミナー- play_arrow 無料で受講

受講完了まであと100%

スライド資料

会員登録して、全てのスライドを見よう

1 / 2

授業の概要

ー東京大学先端科学技術研究センターキャンパス公開をイベント配信ー

専門家及び一般の方を対象に、研究や活動内容を知っていただくことを目的とした 研究所公開を、先端科学技術研究センター(先端研)では年に一度、生産技術研究所と合同で行っています。研究室の見学や、 世界トップクラスの研究者たちによる講演会、子ども向けの理科教室などを開催。企業や他研究機関の研究者はもちろん、近隣住民も 多く訪れています。今回はその中から、若手研究者によるカフェセミナーをお届けします。

若手研究者によるカフェセミナー

外部の研究者を招き、くつろいだ雰囲気のなかで研究者同士が活発に意見交換をする先端研恒例のイベント「カフェセミナー」。 新たな研究領域の開拓や、異分野融合型の研究の契機ともなる大切な場です。キャンパス公開では、この「カフェセミナー」を一般の方向けに開催いたします。先端研の若手研究者が交代で、最新の研究トピックや研究成果などについて解説を行います。

当日登壇する研究者・研究概要・発表テーマ

○「スモ~ルライト~!」ー山崎 歴舟

おなじみドラえもんの スモ~ルライト~!光線を浴びると私たちも小さくなれて、ミクロの世界に足を踏み入れることができます。ところで、この小さな世界では私たちの常識は通用するのでしょうか?キャッチボールやかけっこは普通にできるのかしら? 私たちは小さい物の世界がどう動いているかを研究していますが、そこには普段の生活では見なれない色々なふしぎが隠されています。スモールライトがあれば誰でも観察できる小さな世界のふしぎをみんなで見てみましょう。

○「特許を通じて途上国を豊かにするためには―ガーナで考えたこと」ー長越 柚季

2015年12月に行った体当たりガーナフィールドワークから学んだ、知的財産権を通じて途上国を豊かにするための方法についてお話します。

○「昆虫―空を飛ぶ小さな機械のしくみ―」ー安藤 規泰

 昆虫が身の回りに多く見られる季節になりました。チョウやテントウムシ、そしてハチやハエなど、一口に「飛ぶ昆虫」と言っても翅(はね)の形や飛び方は様々です。いわゆる「ドローン」と呼ばれている小型の無人航空機が話題になっていますが、昆虫はそれよりはるかに小さな体で飛行を実現し、その歴史は今から4億年以上もさかのぼります。本講演では昆虫の飛ぶしくみ、特に翅を動かすしくみについて紹介します。

【先端科学技術研究センターとは?】

東京大学先端科学技術研究センターは、1987年の設立以来、 学術の発展と社会の変化から生じる新たな課題へ挑戦し続け、新領域を開拓することによって科学技術の発展に貢献することを 使命としています。 学際性・流動性・国際性・公開性という四つの基本理念を掲げ、文系と理系の垣根を越えた領域横断の研究活動を行っています。 先端研の最大の特色は研究者や研究分野の多様性にあり、40にのぼる専門分野・部門名を冠した研究室が、理工系の先端研究と、 社会科学やバリアフリーという社会システムに関わる研究を、基礎から応用、社会へと広範な領域で展開しています。

こんな人にオススメ

トップクラスの研究者たちによる講演・研究に興味がある方

担当の先生/パーソナリティ

チャプター

play_arrow
セミナーの内容
02:20
play_arrow
「スモ~ルライト~!」 山崎 歴舟 先生
01:07
play_arrow
物理の実験屋さんとは?
01:25
play_arrow
スモ~ルライト~?
00:28
play_arrow
どんな種類の物理が有るのかを知ろう
01:10
play_arrow
どれくらい小さいの?
00:38
play_arrow
量子の世界の不思議
01:23
play_arrow
量子の不思議の検証
03:19
play_arrow
量子の応用
06:25
play_arrow
量子の楽しさ
01:39
play_arrow
山崎先生への質疑応答
00:23
play_arrow
冷やすと原子に波の性質が表れるとおっしゃっていましたが、なぜ冷やさなければ出てこないのですか?
01:34
play_arrow
D-waveは量子コンピュータを初めて実現したと言われていますが本当ですか?
01:38
play_arrow
量子という新たな分野を研究することで、私たちの生活に役立つことは何ですか?
03:11
play_arrow
「特許を通じて途上国を豊かにするためには―ガーナで考えたこと」 長越 柚季 先生
00:16
play_arrow
自己紹介
00:43
play_arrow
発表内容のアジェンダ
00:38
play_arrow
特許権とは?
02:49
play_arrow
ガーナ共和国の紹介
02:53
play_arrow
ガーナの知財制度
03:33
play_arrow
ガーナでのフィールドワークの詳細
01:19
play_arrow
ガーナでの竹製自転車産業と知的財産戦略
03:37
play_arrow
産業スパイ大作戦
01:52
play_arrow
外国の技術から自国の技術へ
00:55
play_arrow
ガーナ人の役に立つ知財制度・まとめ
03:19
play_arrow
長越先生への質疑応答
00:13
play_arrow
アフリカの方が知的財産制度が産業の発達に理解していただけるのでしょうか?
03:04
play_arrow
ガーナでは、特許で守るべき技術は実際どの程度の量なのでしょうか?
00:49
play_arrow
どういったアプローチをすることで、アフリカの方に特許を浸透させればよいと考えられますか?
01:39
play_arrow
工業や農業の技術移転ですと、途上国でも浸透しやすいようにシンプルなものを移転しますが、知財の場合はどうでしょうか?
02:54
play_arrow
「昆虫―空を飛ぶ小さな機械のしくみ―」 安藤 規泰 先生
00:57
play_arrow
いろいろな昆虫の飛ぶ能力
02:30
play_arrow
翅を動かすからくりとは?
01:11
play_arrow
筋肉の特徴
01:09
play_arrow
生物の設計の特徴
01:14
play_arrow
昆虫の設計の特徴
02:26
play_arrow
筋肉で羽ばたくには
04:03
play_arrow
実際の研究:間接筋による羽ばたき
01:25
play_arrow
羽ばたき機構のバリエーション
01:24
play_arrow
羽ばたきの制御のしくみ
04:37
play_arrow
まとめ
02:12
play_arrow
安藤先生への質疑応答
00:20
play_arrow
回転運動を単細胞生物などもいますが、なぜそこから進化しなかったのでしょうか?
00:48
play_arrow
間接筋と直接筋による駆動がありましたが、どちらが先に実現したのでしょうか?
00:25
play_arrow
間接筋で飛ぶ虫でも、直接筋で制御することも出来るとおっしゃっていましたが、翅の構造の起源など解析が進んでいたら教えてください。
01:04
play_arrow
トンボは古い方の種類といっておられましたが、新しい機構の虫とはどんな種類ですか?
01:00
play_arrow
とても小さい筋肉をどうやって観測していますか?
01:05
play_arrow
参考になりそうな書籍があれば教えてください。
00:55
play_arrow
蝶や蛾など間接筋を用いている種でも、空中で羽を止めたり出来るのはなぜなのでしょうか?
01:46
play_arrow
関節筋の方が、直接筋の方より少ないエネルギーで飛べるのでしょうか?省エネ?
01:08
play_arrow
羽は体のどの部分を元に手に入れたのですか?