今回は「自分をさらけ出して、失敗するのが怖い」という悩みを取り上げます。
「みんな」や「普通」から外れ、一人になってしまうことが怖くて、手を挙げて自分の考えを言うことができない。 心から信じ、願っていることを打ち明ける勇気が出ない。
「多様性」が謳われている一方で、横並びの正解を求める「同調圧力」が強まる現代社会では、 一歩前に踏み出し、本当の自分をさらけ出す勇気を奮いづらくなっているのかもしれません。
この悩みに対し、先人たちはどう考えたのか? アリストテレスの「中庸(メソテース)」などを援用しながら、哲学的なアプローチで切り込みます。
▼参考図書
その悩み、哲学者がすでに答えを出しています 小林 昌平
ニコマコス倫理学 (光文社古典新訳文庫) アリストテレス