本を読む力を磨き、楽しみ方を広げる -Life with Reading 創造的読書のパターン・ランゲージ-

本を読む力を磨き、楽しみ方を広げる -Life with Reading 創造的読書のパターン・ランゲージ-

コース概要

「クリエイティブ(創造的)であるために読書のチカラを活用する」

 

読書の力は、「情報源から自分に役立つ情報を仕入れる」ことだけでなく、「クリエイティブ(創造的)に生きていく」ことにまでつながる、これからの時代にますます必要となる大切なスキル。この授業では、読書のしかた、読書の力について学びます。読書が好きな方も、苦手な方も、本との新しい付き合い方を見つけてみませんか?

実は、読書が苦手な方ほど、

 

「最初から読み始めて、終わりまで読まなければと思ってしまう」
「内容をしっかり理解しないと本を読む意味がない」

 

そんなふうに思っているようです。
では、本をたくさん読む人は、どんなふうに読んでいるのでしょう?

この授業の題材となる「Life with Reading 創造的読書のパターン・ランゲージ」には、彼らから引き出した「読書のコツ」が27個のことばでまとめられており、上手に本を読んでいくための視点ややり方を知り、考えることができます。
上手な人の持っているコツをうまく使いながら、自分らしく成長していくための方法「パターン・ランゲージ」。

この授業では、パターン・ランゲージの研究・実践における日本の第一人者、 慶應義塾大学 総合政策学部 教授の井庭崇先生をお招きし、創造的読書のパターン・ランゲージの考え方と、活用方法について教えていただきます。

後半ではオンライン・ワークショップも予定していますので、きっと自分なりの新しい本の読み方を見つけることができるでしょう。

 

授業内で使用するカード:Life with Reading - 読書の秘訣カード
井庭先生による人気授業:パターン・ランゲージ:慶応義塾大学SFCの1年生が教わる、生き方・学び方の技法
他のパターン・ランゲージの授業:対話のことば -オープンダイアローグに学ぶ問題解消のための対話のパターン・ランゲージ-

担当の先生

井庭 崇

井庭 崇

慶應義塾大学 総合政策学部 教授

慶應義塾大学総合政策学部 准教授。博士(政策・メディア)。専門は、パターン・ランゲージ、システム理論、創造技法。マサチューセッツ工科大学(MIT)スローン経営大学院 Center for Collective Intelligence 客員研究員等を経て、現職。株式会社クリエイティブシフト代表取締役社長、および、The HillsideGroup 理事も兼務。編著書・共著書に『複雑系入門:知のフロンティアへの冒険』(NTT出版、1998年)、『社会システム理論:不透明な社会を捉える知の技法』(慶應義塾大学出版会、2011 年)、『パターン・ランゲージ:創造的な未来をつくるための言語』(慶應義塾大学出版会、2013年)、『プレゼンテーション・ パターン:創造を誘発する表現のヒント』(慶應義塾大学出版会、2013年:2013年度グッドデザイン賞受賞)、『旅のことば:認知症とともによりよく生きるた めのヒント』(丸善出版、2015年)、『プロジェクト・デザイン・パターン:企画・プロデュース・新規事業に携わる人のための企画のコツ32』(翔泳社、2016年)など。『旅のことば』は、オレンジアクト認知症フレンドリーアワード2015大賞、および2015年グッドデザイン賞を受賞、さらに2016年度かわさき基準の認 証を受けている。また、2017年には中国語(繁体字)での翻訳書が香港で出版された。2012年にNHK Eテレ「スーパープレゼンテーション」で「アイデアの伝え方」の解説を担当。