自己対話の技術 -コーチングの考え方にもとづく、ありのままの自分と向き合うワークショップ-

自己対話の技術 -コーチングの考え方にもとづく、ありのままの自分と向き合うワークショップ-

コース概要

現代に生きている私たちは、日々自分のやることを気にしながら、そして多様な人との関わり合いを気にしながら日常を生きています。

 

「○日までにこれを終わらせなければならない」
「何となく雰囲気に合わせていたほうが、差し障りなさそう」
「本当はこうしたいけど、常識的じゃないからやめておこう」

 

人との関わり合いの中でうまく生きるために、こなすべき未来の予定がいっぱいあったり、何かしらの雰囲気や常識、流れに合わせて、選択・行動をしていますよね。しかし、そのようなリズムで生活をし続けていると、いつの間にか自分のことを見失ってしまうこともあるのではないでしょうか。

 

「あれ、本当は何をしたかったんだっけ?」
「そもそも、何を大事にして生きたいんだっけ?」
「今の働き方って自分が本当に求めている形なんだっけ?」

 

そんな時に大切なのは、自分自身が「本当に大事にしたいこと」に立ち返る時間を取ることです。本当はどんなことを大事にしたくて、どんな望みや願いがあって、どんな生き方・働き方をしたいのか。ゆったりと余白をとって、自分の中心にある想いに立ち返ってみます。

この授業では、皆さんが一息ついて自分の中心に戻れる時間を過ごします。コーチングの考え方をベースにしながら、人生において自分が大事にしたいことや望んでいることを講義とワークを中心としながら改めて見つめ直してみましょう。

 

コーチングとは

コーチングとは、対話を通して相手が望む状態に至るプロセスを支援する方法です。コーチからの質問やフィードバックに応える過程で、コーチングの対象者は内省が深まり、必要な気づきを得ていきます。そのような定期的な関わりを通じて、対象者は望む状態に向かって、自ら気づき、行動する力がついていきます。

 

この授業で学べること

・コーチングの基礎知識
・ありのままの自分と対話する方法
・自分の本音と建前を聞き分ける方法

 

講師プロフィール

長井雅史 先生(米国CTI認定コーチ・慶應義塾大学SFC研究所上席所員)

慶應義塾大学SFC研究所上席所員。株式会社ToBeingsファシリテーター。ダイアローグ・ラボ主宰。慶應義塾大学政策・メディア研究科修士課程修了。米国CTI認定プロフェッショナル・コーアクティブ・コーチ(CPCC)。大学院時代の対話の研究を経て、独立。いのちが生きる働き方や暮らし方、社会のあり方を探究し、実践している。現在は地球とのつながりを大切にするために千葉県いすみ市で暮らしつつ、命が生きる対話の場づくりをしている。共著書に『対話のことば オープンダイアローグに学ぶ問題解消のための対話の心得』(2018年)