たなか ゆういち

田中 裕一

ビジョナル株式会社 執行役員 CDO

制作会社、インターネットサービスのメガベンチャーを経て、2017年4月に株式会社ビズリーチへ参画。事業づくりを通じてデザインのチカラで世の中の課題解決と価値創造を成し遂げるため、CDOとしてデザイン戦略を計画・推進。2020年2月、グループ経営体制への移行に併せ、ビジョナル株式会社 執行役員 CDOに就任。

田中 裕一

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担当のコース

デザイナーの需要が増加する一方、デザイナー、特にその企業の特性に合わせたインハウスデザイナーを育成することは困難とされています。なぜなら事業会社のデザイナーはデザイン基礎はもちろん、エンジニアリングやサービス理解、コミュニケーションやビジネスなど沢山の知識とスキルが求められるからです。どんな研修システムを作ることで、属人化している固有のデザインノウハウを受け継ぎ、なおかつ企業文化を作るような即戦力へと新卒デザイナーを進化させることができるのでしょうか。 本授業は、事業会社が新卒デザイン研修を自社で作る意義とその方法を学びます。 今回登壇する田中裕一先生は、株式会社ビズリーチにおいてデザイン研修の開発を行っています。デザイナー研修用に300ページの教科書を作るなど、様々な取り組みを行っているビズリーチのデザイン研修をモデルケースに、そのノウハウを学んでいきましょう。 ■参考記事 次世代のデザイナーを輩出する育成の仕組みは日本でつくれるのか?

開講の背景 デザインに注力する企業が増得ていく中で「自分にはセンスないし…」と思って敬遠してる方にこそ受講いただきたい授業です。顧客視点を重要視した価値の創出や、顧客との長期的で良好な関係を維持するためのブランド力の創出など、インターネットによって製品やサービスの作り方や事業の作り方は大きく変わりました。 2018年5月、経済産業省・特許庁より提言された『デザイン経営宣言』では、このような現状に対して「世界の有力企業が戦略の中心に据えているのがデザインである。一方、日本では経営者がデザインを有効な経営手段として認識しておらず、グローバル競争環境での弱みとなっている(※)」としています。 この宣言は、経営者・デザイナーのためのものだけでなく、未来を選択したいビジネスパーソンが理解し、実践して社会に実装していく必要があるのではないでしょうか。 ※引用元:経済産業省・特許庁 産業競争力とデザインを考える研究会『「デザイン経営」宣言 』2018、p1   放送内容 本放送の目的は、ビジネスにおける様々な階層 / 目的に対して、クリエイティブを用いた課題の発見と解決するための思考をインストールすることです。 例えば、異業種とコラボレーションするためのチームづくり、社内外のステークホルダーとの合意形成、財務戦略における投資効果、顧客の潜在ニーズの発見など、私達の日常業務と「デザイン経営宣言」の“スキマ”をデザインの力で接続していきます。 そこでクリエイティブとビジネスの両輪で活躍しているトップランナーにお越しいただき、彼らがまさに今実践していることをお話いただきます。加えて、現代日本企業をクリエイティブ体質に変える上で立ちはだかる壁をいかに乗り越えるべきか、先生と受講生がともに思考していきます。あなたなりの言葉でより実践可能なデザイン経営を言語化しましょう。   学べること・身につくこと ・ビジネス×クリエイティブのトップランナーの実践と見解 ・クリエイティブとビジネスを結びつける上での課題と乗り越え方 ・新しい価値を創出するための問題の発見方法/課題の解決方法   各回を担当する先生 第1回 中村 真広/株式会社ツクルバ 代表取締役 CCO   第2回 室井 淳司/クリエイティブ・ディレクター/Archicept city 代表   第3回 田中 裕一/ビジョナル株式会社 執行役員 CDO   第4回 徳田 祐司/クリエイティブディレクター/アートディレクター   第5回 Andy/Office io COO /クリエイティブディレクター   第6回 広野 萌/一般社団法人デザインシップ 代表理事

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