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アシミレーションとは?組織開発に欠かせない手法のやり方や注意点を解説

公開日:2021/09/10
更新日:2021/09/14
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アシミレーションとは?組織開発に欠かせない手法のやり方や注意点を解説 | オンライン研修・人材育成 - Schoo(スクー)法人・企業向けサービス

アシミレーションはチームの全員が団結して成果を上げることを可能にします。変化が早く、予測が困難な現代のビジネスにおいてトップダウン型のマネジメントでは変化についていけません。一つひとつのチームが主体的に動き、迅速に意思決定をしていくことが求められています。一つのチーム単位の生産性を高め企業全体の行動スピードを上げるアシミレーションについて解説します。

 

アシミレーションとは

アシミレーションとは組織開発の手法の一つです。上司と部下の関係を構築する手法で、チームを結束させたいときに使われます。アメリカのゼネラル・エレクトリックが実践しており、日本でも活用されています。 チームの結束を強める際にはリーダーとメンバーの間に中立的な立場のファシリテーターを置き、メンバー同士でリーダーに関するディスカッションを行います。ファシリテーターとは議論を公正公平に行うための進行役です。中立的な立場にいる第三者から選任することが望ましいでしょう。また優秀なファシリテーターを選ぶことで議論は活発化して建設的な意見交換が可能になります。メンバー間のディスカッションの結果をファシリテーターを通してリーダーに匿名でフィードバックするというのが一般的なアシミレーションの方法です。

 

アシミレーションの効果

アシミレーションはチームの結束を強める効果があります。組織開発においてチームの連携は必須です。トップダウンの体制ではなくチームが一丸となって業務に取り組む体制を作れれば多くの効果が期待できるでしょう。

生産性の向上

チーム間でのコミュニケーションを活発にすることにより、意思伝達がスムーズになります。発足したばかりのチームでは、メンバー間やリーダーとメンバーの間でお互い様子を見て発言を控えてしまうこともあるでしょう。またリーダーからすればメンバーが何を望んでいるのか、どういう考えをもっているのかがわかりません。チームのメンバーもリーダーから何を期待されているのかを理解していません。 初めにコミュニケーションを取り意見交換をすることで共通意識をもって仕事を遂行できるようになるでしょう。意思伝達がスムーズになれば業務が効率化します。またチームが同じ目標を目指すことによりモチベーションも上がり生産性が向上します。

チームの一体感を生む

リーダーが変われば今までのやり方が変わることもあるでしょう。リーダーとしても前任のリーダーとまったく同じことすればいいわけではありません。リーダーが変わったことには何らかの理由があり、期待されている目標も異なります。体制が変われば戸惑いもあるでしょうが、チームとして一刻も早く一体感を育てる必要があります。その際にもアシミレーションは効果的です。 チームの一体感が生まれればトラブルが起こった際やイレギュラーな事案に対しても意見を言い合ってお互い助け合えるチームになるでしょう。

ミスマッチの解消

前述のようにアシミレーションはファシリテーターを介して行われることが一般的です。メンバーは匿名性を担保されリーダーに忌憚のない意見を言うことができます。また、ファシリテーターが議論を促すことで、建設的な議論が可能になります。ときには第三者の立場からファシリテーターがアドバイスを言うことも効果的でしょう。客観的な意見によってリーダーに内省を促すことが可能です。忌憚のない意見の交換はお互いのミスマッチを解消し、その後のコミュニケーションを活発化させます。

 

アシミレーションのやり方

そもそもアシミレーションは「融和」や「同化」という意味です。チームの相互理解を深めることを目的としており、決まったやり方はありません。チームの一体感を高めるためにはメンバー同士で食事をとることでも一定の効果は期待できるでしょう。しかし、より効果を上げて忌憚のない意見交換を行うために以下の手順に沿って行うことが一般的となっています。

ファシリテーターの選任

まずはファシリテータを選任します。前述のとおりファシリテータの人選は非常に重要です。公平な立場で議論を進行させられる人物でなければいけません。一部の人だけが発言をするような会議ではアシミレーションの効果は薄いでしょう。活発に発言できる場を作り出し、なおかつ目的をもって進行しなければいけません。 そしてリーダーは会議の進行をファシリテーターに任せて退席します。アシミレーションにおいては本音を引き出すことが大切です。本人を目の前にして言えないこともあるでしょう。

意見を引き出す

メンバーはファシリテーターの進行に従い意見を出し合います。あくまでもチームの一体感を高めることが目的です。また、事前にメンバーに意見は匿名でリーダーに伝えることを伝えておくことで、忌憚のない意見を引き出すことが可能になります。下記の内容を話し合うと目的に沿った有意義な意見交換が可能になるでしょう。

  • ・リーダーに関して知りたいこと
  • ・メンバーについて知ってほしいこと
  • ・リーダーに何を求めるか
  • ・今の業務でリーダーに改善してほしいこと
  • ・リーダーにやってほしいこと
  • ・リーダーにやらないでほしいこと

ファシリテーターは一つひとつの内容を掘り下げるような質問を投げかけて、より具体的な意見を引き出すように努めます。この際、リーダーに不満が多いと悪口や愚痴の言い合いになってしまう恐れがあります。ファシリテーターはときにはリーダーをフォローする発言をし、建設的な議論に戻すように努めましょう。

フィードバックを行う

メンバー同士の議論が終了したところで、ファシリテーターからリーダーにフィードバックを行いメンバーの意見を説明します。この説明はメンバーがいない部屋で行うほうが良いでしょう。リーダーにとっては厳しい意見もあるでしょうが、ファシリテーターはフォローやアドバイスを交えつつ意見をそのまま伝えましょう。 ファシリテーターからのフィードバックを受け、リーダーがメンバーに対して一つひとつの意見に対してコメントを行います。

 

アシミレーションが有効な場面

アシミレーションには時間がかかります。メンバーから意見を引き出すために議論を重ねる必要があるでしょう。表面上の議論では効果がないため時間をかけてじっくり意見を交わすことが大切です。そのため、毎週のように行える取り組みではありません。主にリーダーが変わるなどの組織体制に変化があったときや、連携が上手く取れておらずチームに士気が感じられないときなどに効果的に行いましょう。 アメリカのゼネラル・エレクトリック社では新しいリーダーが着任した一か月後にアシミレーションを行っています。一か月間は自由に仕事をしてもらった上で意見交換をすることで、より具体的な意見交換が可能になるでしょう。

リーダーが変わったとき

前述のとおり、リーダーの変更やチーム体制の変更には少なからず戸惑いが生じるでしょう。またリーダーが変わったタイミングでアシミレーションを行わないと、意思疎通ができない状態で業務が続いてしまします。リーダーが定着してしまったらアシミレーションを行うタイミングも無くなってしまうでしょう。お互いの本音を知らない状態で定着してしまうといつまでたってもチームの一体感は強まりません。

マンネリ化が起こっているとき

チーム全体の士気が下がっているときには、なんらかの原因があるはずです。リーダーに問題があるのか、業務そのものに不満があるのか、原因はさまざまですがマンネリ化を放置しておくことはリーダーとしてあってはならないことです。 目的に向かってチーム一体となり適切に組織が稼働しているのであればマンネリ化は防げるでしょう。

 

アシミレーションの注意点

アシミレーションは適切に行わないと、ただの愚痴の言い合いになってしまうこともあります。リーダーに対して不満をぶつけるためにあるのではありません。あくまで建設的な意見交換をして、チームを良くするための取り組みです。効果的なアシミレーションを行うために注意すべき点を紹介します。

前向きな議論を促す

アシミレーションは、意見の交換を行うことでチームの結束を強めるために行います。愚痴や悪口の言い合いにならないようにファシリテーターは前向きな議論を促す必要があります。

誰もが意見を言える環境を作る

匿名であることを約束して忌憚のない意見を促すことは重要です。また意見はメンバー全員から聞かなければいけません。ファシリテーターは全員から意見を引き出せるように話を振っていくことが大切です。

 

場面によって使い分ける組織開発手法

組織開発の手法はアシミレーションだけではありません。チームの結束を強める方法だけでなく、ほかにもさまざまなアプローチで生産性を高めることができます。代表的な手法をいくつか紹介します。

個人の生産性を高める1on1ミーティング

1on1ミーティングは個人の生産性を高めることに効果的です。チームのなかで1人でもモチベーションの低いメンバーがいるとチームにとって悪影響があります。その際にアシミレーションをすると、そのメンバーの個人攻撃につながってしまう恐れもあります。

リーダーを育てるコーチング研修

アシミレーションの結果、リーダーに改善点が見つかることもあるでしょう。リーダーの自己努力での改善を期待してはいけません。コーチング研修を行い、リーダーに気づきを促すことが重要です。

 

まとめ

アシミレーションは組織開発において非常に有効な手段です。適切なファシリテーターを選び、効果的に運営しましょう。そしてリーダーは自ら率先してアシミレーションの機会を設定しましょう。リーダーにとっては耳の痛い話が出てくる可能性も大いにありますが、自分の成長機会と捉えて真摯に受け止めることが大切です。これを機にアシミレーションの実行を検討してみてはいかがでしょうか。

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