公開日:2021/04/30
更新日:2024/01/24

課題解決力とは|問題解決力との違いや高める方法を紹介

課題解決力とは|問題解決力との違いや高める方法を紹介 | オンライン研修・人材育成 - Schoo(スクー)法人・企業向けサービス

「課題解決力」という言葉を聞いた事がありませんか?企業が人材に求められるスキルの1つが「課題解決力」です。でも、改めて自分自身に「課題解決力がありますか?」と問うと答えに困る方もいるのではないでしょうか。そこで、今回は企業が求める課題解決力とは何を整理することで、不足しているスキルであるかを確認していきましょう。

 

01課題解決力とは

課題解決力とは、仕事における課題を特定し、解決する能力のことです。

課題解決力が高い人は、本当に解決すべき課題を見極める能力に長けているという特徴があります。また、課題の解決策を実行するために必要なプロジェクトマネジメント能力も高い傾向にあります。

課題解決力が高い人の特徴

課題解決力が高い人には、主に以下のような特徴があります。

  • ・論理的思考力がある
  • ・仮説思考を持っている
  • ・業務遂行能力がある

本当に解決すべき課題を特定するためには、論理的思考力が欠かせません。ただし、実際はロジカルシンキングで導き出せる課題だけではありません。課題を特定するためのデータが不足している場合、仮説思考で課題を特定する必要があります。

また、課題を特定するだけでは意味がなく、その課題を解決するための実行力を持っている人が、課題解決力が高い人と言えます。

 

02課題解決力の類似用語

課題解決力の類似用語に、問題解決力や課題発見力があります。

この章では、課題解決力と類似用語の違いを紹介します。

課題解決力と課題発見力の違い

課題発見力は、課題を発見・特定する能力のことです。論理的思考力や仮説思考で課題を特定したり、データ分析で課題を特定したりするスキルをさします。

つまり、課題解決力を構成するスキルの中に、課題発見力があるという整理になります。

課題解決力と問題解決力との違い

課題解決力の類似用語に、問題解決力があります。問題と課題の意味は異なりますが、問題解決力と課題解決力に大きな違いはありません。

まず、問題と課題の違いについて説明します。問題とは、現状で発生している解決すべき事象のことです。課題とは、問題と理想的な状態の間にある差分を埋めるためにすべきことです。

つまり、問題解決は課題解決をしないと成し遂げられず、課題解決力も問題解決力も大きな違いはないと言えます。

 

03課題解決力はなぜ必要か

課題解決力が必要な理由は、企業の成長に必要不可欠なスキルだからです。

仕事は、課題解決の連続と言われています。理想の状態に近づけるために、課題を特定し、その課題を解決する。この繰り返しが仕事の基本です。つまり、課題解決力が高い人は仕事のできる人と言えます。

また、課題解決力の需要が高まっている要因に、コモディティ化があります。少し前までは技術力の違いが競合優位性に直結していた時代でした。しかし、技術開発が発達して、商品開発で差別化するのが難しくなっています。そのため、顧客自身も気づいていない課題を発見し、その課題を解決するサービスを提供しなければならず、解題解決力が必要とされているのです。

 

04課題解決力を高める方法

社員の課題解決力を高める方法は、主に以下の3つが挙げられます。

  • 1.研修の実施
  • 2.社内勉強会の開催
  • 3.自律学習の環境整備

以下で詳しく紹介します。

1.研修の実施

課題解決力を高める方法として、研修は多くの企業で利用されています。正しい知識や理論をまずはインプットしなければ、質の高いアウトプットができないからです。昨今では、eラーニングを活用したオンライン研修も普及しており、質の高いインプットを短時間で効率よく行う企業も増えています。

2.社内勉強会の開催

社内で課題解決力を学ぶ勉強会を開催するという方法もあります。研修のように強制的にインプットができるわけではないですが、勉強会を社員が主体的に実施するような文化を創ることができれば、学び続ける組織形成につながります。

3.自律学習の環境整備

社員が自発的に学ぶことのできる環境を整えることも、社員の課題解決力を高めることに繋がります。書籍の購入制度を整えたり、オンライン学習サービスを導入したりすることで、意欲の高い社員に学習環境を提供しましょう。


 

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課題解決力向上に役立つSchooの講座を紹介

Schooは汎用的なビジネススキルからDXやAIのような最先端のスキルまで、8,000本以上の講座を取り揃えております。この章では、課題解決力向上に役立つ授業を紹介いたします。

課題設定力の磨き方~本質的な課題を導き出す方法~

本授業では、生産性やアウトプットの質を高める上で重要な「課題設定力」をどのように磨いていくか、そのノウハウについて学んでいきます。

 
  • 株式会社アンド・クリエイト 代表取締役社長

    大手アパレル企業を経て、1998年にプライスウォーターハウスコンサルタント(現IBM)入社。企業変革戦略コンサルティングチームのリーダーとして、多くの変革プロジェクトをリード。「人が変わらなければ変革は成功しない」との思いから、専門を人材育成分野に移し、人材開発のプロジェクトをリード。 2005年に当時の社長から命を受け、コンサルティング&SI事業の人材開発部門リーダーとして育成プログラムを設計導入。ベストプラクティスとして多くのメディアに取り上げられた。2013年に独立し執筆・講演活動を開始。講師として、大前研一ビジネス・ブレークスルー、日本能率協会、日経BPセミナー、大手銀行系研修会社などに多数のプログラムを提供し、高い集客と満足度を得ている。 著書は「一流の学び方」など現在18冊を出版。東洋経済オンライン、プレジデントオンラインなど連載多数。

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AI分析でわかった「トップ5%社員」に共通する時間術

「仕事を任されるようになったけど、タスクややることが溜まって残業せざるを得ない」という状況の方、「残業をできるだけゼロに近づけたい」と思っている方も多いのではないでしょうか。 このコースでは、そうした「マイナスをゼロにしたいビジネスパーソン」の方に向けて、効率や生産性をテーマにしつつも、1を5,10にするのではなく、マイナスを0にする時間術を、AI分析でわかった「トップ5%社員のノウハウ」を活かす方法を解説します。

 
  • 株式会社クロスリバー 社長 株式会社キャスター 執行役員

    国内および外資系通信会社に勤務、ITベンチャーの起業を経て、2005年に米マイクロソフト本社に入社。 業務執行役員としてパワポなどの責任者を経て独立。 2017年にクロスリバーを設立し、メンバー全員が週休3日・リモートワーク・複業。国内外の700社以上にコンサル提供。 ムダな時間を削減し社員の働きがいを上げながら利益を上げていく「稼ぎ方改革」の実行を支援。

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こんな時どうすればいい? 逆引きビジネスフレームワーク大全

このコースでは毎回1つのテーマ(悩みのシーン)をもとに、目的を達成・課題を解決するためのビジネスフレームワークを学ぶ1時間です。

  • ・こんな時にはこのフレームワークが活用できる
  • ・そもそもこのフレームワークとはどういうものなのか?
  • ・実際に使う際のポイント

といった基本的な情報や活用事例・ポイントを講師の方々に教えていただきます。

 
  • 株式会社朝日広告社 プランニングディレクター

    株式会社朝日広告社ストラテジックプランニング部プランニングディレクター。産業能率大学院経営情報学研究科修了(MBA)。日本マーケティング協会マーケティングマスターコース修了。外資系コンサルティングファームなどを経て現職。「外資系コンサルティングファームで培ったロジック」と「広告代理店で培った発想力」のハイブリッド思考を武器に、メーカー・金融・小売り等、幅広い業種のクライアントを支援。マーケティングやブランディング・ビジネス思考をテーマにしたブログ「Mission Driven Brand」を運営。ハンドルネームはk_bird。著書に『問題解決力を高める「推論」の技術』(フォレスト出版)がある。■Mission Driven Brand:https://www.missiondrivenbrand.jp/
  • 株式会社朝日広告社ストラテジックプランナー

    株式会社朝日広告社ストラテジックプランナー。リサーチ・データ分析・戦略立案業務に従事。食品・エンタメ・アパレル・小売り企業・不動産・教育系など幅広くクライアント事業を支援。ウェブ解析士協会認定ウェブ解析士。『ブランディングの教科書: ブランド戦略の理論と実践がこれ一冊でわかる』(kindle direct publishing)共著。

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06まとめ

今回の内容は如何でしたか?「課題解決力」というテーマで、そのスキルの解説と企業が求めるスキルまでご紹介してきました。実際に、「課題解決力がある」と言うことは簡単です。しかし、その定義や意味を正しく理解しておくことは重要です。理解をした上で、よりスキルのアップをして頂く参考にしてください。そして今回ご紹介した内容が、自分自身のスキルアップだけではなく部下や組織の強化の参考になれば幸いです。

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この記事を書いた人
Schoo編集部
Editor
Schooの「世の中から卒業をなくす」というミッションのもと活動。人事担当や人材育成担当の方にとって必要な情報を、わかりやすくご提供することを心がけ記事執筆・編集を行っている。研修ノウハウだけでなく、人的資本経営やDXなど幅広いテーマを取り扱う。
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