アサーティブコミュニケーションとは?メリットとトレーニング方法を解説

公開日:2021/07/07
更新日:2021/09/08
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アサーティブコミュニケーションとは?メリットとトレーニング方法を解説 | オンライン研修・人材育成 - Schoo(スクー)法人・企業向けサービス

アサーティブコミュニケーションの意味や特徴、メリットを本記事では紹介しています。また、アサーティブコミュニケーションを身につけるためのトレーニング方法についても解説しているため、人材育成や自己啓発にぜひお役立てください。

 

アサーティブコミュニケーションとは

アサーティブコミュニケーションとは、相手の意見を尊重しながら自分の主張を的確に伝えることを意味します。伝えにくい内容であっても、どちらか一方が主張を我慢するのではなく、お互いに意見交換をできることが望ましいと考えられるものです。アサーティブコミュニケーションでは、元来備わっている価値観や考え方に左右されずに、意見を伝えられるコミュニケーションスキルが重視されます。 グローバル化など価値観のダイバーシティが進んでいる現代社会において、相手を尊重して意見交換を行うアサーティブコミュニケーションは、欠かすことのできないコミュニケーションスキルです。

 

アサーティブでないコミュニケーションとは

アサーティブコミュニケーションでは、どちらか一方が自分の意見を飲み込むことがないよう、対等な関係を築くことや素直に意見を伝え合うことが大切です。反対に、上記のようなことができていなければ、アサーティブコミュニケーションは実現されません。ここでは、アサーティブではないコミュニケーションの特徴を紹介しますので、自らのコミュニケーションの傾向を振り返るきっかけにしてみてください。

攻撃的タイプ

攻撃的タイプは、些細なことで怒りを表すなど自分の感情に振り回され、相手の意見や感情を尊重せず、一方的に自分の主張ばかりを伝えようとします。攻撃的タイプのコミュニケーションを行う人間は、相手に嫌煙されがちで、仮に主張が正しかったとしても聞き入れてもらえないことがあるものです。アサーティブコミュニケーションの実現のためには、自分の感情を律して、冷静に相手に意見を伝えることが大切です。

受け身的タイプ

受け身的タイプは、相手からの印象を気にしすぎるあまりに、自分の主張を相手にきちんと伝えられず、主張を受け入れることが多いタイプです。責任感が強く真面目な人間ほど、他人からの無理な主張や頼みでも受け入れてしまったり、他の人に仕事を頼むことができなかったりという傾向があるものです。

作為的タイプ

作為的タイプは、相手に対して伝えたいことや不満があるにも関わらず、言葉ではなく行動や態度で表現するタイプです。攻撃的タイプのように、表立って自分の感情を示すことは少ないですが、言葉に表さないため周囲から意見を理解されにくくなります。

 

アサーティブコミュニケーションを身につけるメリットとは

アサーティブコミュニケーションを従業員が身につけると、職場内の人間関係が円滑で良好になり、業務パフォーマンスの向上を期待できます。ここでは、アサーティブコミュニケーションができるようになると得られるビジネス上のメリットについて紹介します。

コミュニケーションロスを防止できる

コミュニケーションロスとは、お互いの意思疎通が不足していることに起因する、仕事上のミスや損失、トラブルを意味します。アサーティブコミュニケーションでは相互の意見交換が円滑に行われるため、職場内の情報共有が活発になり、コミュニケーションロスを防止する効果が期待されるのです。

率直に自分の意見を主張できるようになる

職場内やチーム内で意見交換を行う場面において、素晴らしいアイデアが浮かんでいても、アサーティブコミュニケーションが実現できていなければ、そのアイデアを伝えることが難しくなります。アサーティブコミュニケーションを身につけることによって、受身になることなく自分の意見やアイデアを全体へ的確に伝えられるため、議論の活発化を期待できます。

生産性の向上が見込まれる

アサーティブコミュニケーションでは、相手に対して明確かつ的確に意見を伝えるため、仕事に関する情報共有をより詳しくスムーズに行えるようになります。結果として、相互で仕事量や分担の調整が正しくできるようになり、業務効率が向上すると考えられるのです。業務効率が上がれば、全体でこなせる仕事量が増え、最終的には職場や企業の生産性の向上につながると期待できます。

良好な精神状態が保てるようになる

アサーティブコミュニケーションができないままでは、自分の意見を伝えられずに相手の意見を受け入れる一方で、過度のストレスが溜まってしまうおそれがあります。アサーティブコミュニケーションができない従業員は、仕事や悩みを抱え込んでしまい、精神的に追いつめられてしまうのです。上記のような人間は、アサーティブコミュニケーションを身につけることによって、率直に自分の意見を伝えられるようになり、精神状態を良好に保てると期待できます。

働きやすい職場環境を作れる

アサーティブコミュニケーションが職場内で行われると、従業員はそれぞれの価値観や考え方を相互に尊重できるようになり、円滑なやり取りと良好な人間関係が実現されます。また、アサーティブコミュニケーションの恩恵として、ハラスメントの防止が期待できることも、働きやすい職場環境の形成に寄与するのです。

 

アサーティブコミュニケーション4つの柱とは

NPO法人アサーティブジャパンの代表理事・森田汐生氏は、アサーティブコミュニケーションを構成する4つの柱について紹介しています。ここでは、森田氏が提唱しているアサーティブコミュニケーションの4つの柱について解説します。

誠実

アサーティブコミュニケーションを行ううえでは、自分の心にも相手の心にも誠実であることが大切です。どちらか一方の心にだけ誠実では、一方的な主張をしてしまったり、相手の主張を受け入れるだけになってしまったりと、アサーティブコミュニケーションは実現できません。

率直

アサーティブコミュニケーションにおいては、自分の主張を行う際には主語を「私」にして、率直に意見を伝えることが大切です。「周りはこう思っている」や「他人がこう言っていた」などと第三者を主語にしてしまっては、遠回りな表現になり、主張が正しく伝わらないおそれがあります。

対等

相手の立場が自分からみて上か下かに左右されることなく、相手と対等な関係で意見交換を行うことがアサーティブコミュニケーションです。相手に対して威圧的な態度や控え目な態度を取るのではなく、あくまでも対等な立場という前提の下で意見交換を行うことが大切です。

自己責任

アサーティブコミュニケーションにおいては、自分の行動がもたらした結果に責任を持つということが大切です。自分が主張しないことや攻撃的なことを相手の責任にするのではなく、自分にも責任があると考えることで、状況を好転させようと行動を起こしていくことが期待されます。
参考:「アサーティブとは?「4つの柱」で理想のコミュニケーションを|株式会社スタディーハッカー」

 

アサーティブコミュニケーションのトレーニング方法とは

アサーティブコミュニケーションは前項で紹介したとおり、ビジネスの場面においてさまざまなメリットをもたらし企業の生産性を向上させると期待できます。アサーティブコミュニケーションのメリットを最大限受けるためには、全従業員が正しくトレーニングを行い、アサーティブコミュニケーションを体得することが望ましいです。ここでは、アサーティブコミュニケーションを強化するためのトレーニング方法について紹介します。

DESC法

DESC法とは、Describe(描写)、Explain(表現)、Specify(提案)、Choose(選択)の頭文字を取った名称のトレーニング方法です。DESC法では、相手を傷つけることなく自分の意見を相手に納得してもらうトレーニングができます。 まず、Describe(描写)では、客観的な事実のみを具体的に頭の中で思い描きます。このとき、自分の感情や思い込み、推測を入れないように注意し、あくまでも客観的な事実のみを入れるようにしましょう。 次に、Explain(表現)では前述のように描写した客観的事実に対する自分の感情や意見を相手に表現します。このとき、感情的にならずに冷静に相手に感情や意見を伝えることが大切です。 Specify(提案)では、相手に伝えた事実の解決方法や妥協案を相手に提案します。相手に一方的に意見を押し付けるのではなく、あくまでも提案と依頼という形を取ることが大切です。 最後に、 Choose(選択)では提案した事に対する相手の意見が「Yes」か「No」それぞれの場合に、自分が取るべき行動を選択します。

アイメッセージ

相手に対して意見を伝えるとき、自分を主語にする伝え方のアイメッセージを取ることが大切です。反対に、相手が主語のユーメッセージでは、相手が強い命令口調や攻撃性を感じてしまうおそれがあるためです。 アサーティブコミュニケーションを実現するためには、主語は自分にして、「自分はこう思う」という柔らかい口調で意見を伝えることが欠かせません。結果として、相手との人間関係を悪化させず、円滑にコミュニケーションを行えると期待できるのです。

 

まとめ

職場のメンバーは、年代や性別、考え方や価値観が違えば、昨今では国籍や文化も異なる場合もあるものです。このようなダイバーシティが進んだ現代社会においては、ビジネスの場はもちろん、いかなる場面においてもアサーティブコミュニケーションを行うことが大切です。 職場内の人間関係を良好に保ち、円滑なコミュニケーションを行うために、アサーティブコミュニケーションは全従業員が身につけるべきスキルです。本記事で紹介したトレーニング方法をぜひ実践してみてはいかがでしょうか。

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