知っておきたい政治のこと―世代間格差ってなに?

世代間格差と、若者の政治参加の現状と課題から、若者は何をすべきかを考えてもらう授業です。

いい会社に入って、結婚して、子どもを産んで、マイホームを買って…という将来像は、20代・30代の若者の将来にはなく、世界一幸せな国というイメージは、大きく変わってきています。

その大きな要因の一つが世代間格差の問題です。世代間格差の問題は、生まれてきた世代によって受益と負担の割合が大きく異なる問題をはじめ、世界で稀有な終身雇用年功序列賃金体系によって新卒採用に負担が集中する労働雇用の問題、極端に高齢者向けに偏っている日本の社会保護支出の問題等、様々な分野に広がり、若者が知らないうちに、若者は搾取され、社会的な負担をしわ寄せという形で背負わされています。

こうした若者世代にとって不利益な政策決定によって世代間格差を生み出す社会的な背景には、高齢者の声を過度に反映するシルバー・デモクラシーという現実があります。

日本は既に人口減少に突入し、少子高齢化による人口構造の変化と、経済の低成長化等により、この国の社会システムは、既に実質的に崩壊している状態であり、人口動態の変化に合わせた社会構造の転換は急務と言えます。右肩上がりの時代においては、増えたパイを社会ニーズに合わせて分配するだけで良かったが、これからの時代においては、限られたパイをなるべく公平かつ持続可能な形で配分するための「知恵」が求められます。

こうした中で、若者政策や若者参画の先進国の事例も紹介しながら、これからの社会を担う若者は、何をすべきか、また何ができるのかを考える機会にしてもらえればと思います。

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知っておきたい政治のこと―世代間格差ってなに?
2013年6月4日公開
01:00:00
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