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尖閣諸島の問題から、日中関係をもっと理解しよう

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授業の概要

尖閣諸島の領有権をめぐる日中対立が深刻さを増しているが、人も住んでいない遠い海に浮かぶ小さな島をめぐって争うのは愚かなことだ、と考えていないだろうか。この問題は、単に小さな島の領有権をめぐる争いではない。周辺の海底資源をめぐる問題でも、ナショナリズムの問題でもない。これは今後のアジアの将来を左右する大きな問題であり、これをどのように解決するかどうかで、アジアで国際法に基づいた秩序を維持できるのか、それとも力が正義という論法がまかり通る地域となってしまうのかが決まることになるだろう。

現在、アジアの海で起こっている様々な問題の中心にいるのが中国である。問題の本質を理解するためには、背景にある中国の海洋戦略を分析しなければならない。この講義では、尖閣諸島をめぐる日中対立を取り上げながら、その背景にある中国の海洋戦略を理解することを目的とする。中国人民解放軍(陸軍)の一部門に過ぎない海軍が、改革開放とともに独自の戦略を打ち立てるようになったが、一体何を目指そうとしているのか、そして日本はどのようにそれに向き合うべきなのか考えたい。

チャプター

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自己紹介&アジェンダ
02:39
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尖閣諸島について
02:56
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問:民間人が所有している尖閣諸島はどれか?
04:44
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問:米軍の施設になっている尖閣諸島はどれか?
06:40
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問:中国が領有権を主張したのは、何時からか?
08:15
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中台の主張
09:23
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「国有化」の背景
04:27
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中国の海洋戦略の変遷
03:29
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介入阻止戦略(A2/AD)
03:22
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尖閣諸島の防衛と日米同盟
05:19
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問:日本が中国と尖閣諸島問題において武力衝突が起きたら、アメリカは助けに来てくれるか?
09:05
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尖閣問題とアジアの将来
05:23
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Q:中国の学生は日本について、どのような印象を持っているのでしょうか?
01:40
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Q:アメリカの国益の為に日本を守ると、ありましたが、この状態を維持するためには日本はどういう状態を維持するべきなのでしょうか?
02:12
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Q:国際法に基づいた解決等を中国がしてくれるには、中国国内の問題が足を引っ張っていると思います。何が阻害している最大の要因なのでしょうか?
03:28
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Q:「A2/AD」の行き着く先は「アジアの将来に関する3つのシナリオ」の中国覇権なのでしょうか?
03:46
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Q:尖閣問題を理解する上で必要な事などはありますか?
05:50
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Q:尖閣問題をより良い方向に持って行くには、どのような事をすれば良いでしょうか?
02:07
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課題発表