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フリーターやニートや非正規雇用の問題が荒れ狂う2000年代になって、教育に突如課せられた大きな使命、「キャリアデザイン」。でもそこには、たくさんの落とし穴があることに、私たちは少しずつ気づき始めている。
例えば、やりたいこと探しのキャリア教育って、本当に役に立つの?
――夢のとおりに仕事してる人ってそんなに多くないはずです。 やりたいことが見つからなくて焦ってる私って、変なの? ――やりたいこと以前に、やれることが何なのかって話ですよね。
私たちの生き方(キャリア)は、私たちのデザイン(設計)できる範囲をはるかこえて、制度や文化や生得的特性の文脈に埋め込まれている。日本で唯一の「キャリアデザイン学部」(法政大学)の教育学担当教員(教育心理学、臨床教育学、教育社会学)が、文脈に埋め込まれた私たちのキャリアというこの重い事実と、そこからできることを見つめなおし、いま流行りの「明るい」キャリアデザインのウラ・オモテに迫ります。
キャリアデザインは難しい。この難しさはやる気を挫くことが少なくないわけですが、その根底には、「キャリアデザイン」に関する勘違いがあることが多いのです。デザイン段階では、困難を乗り越えて目標を達成している自分を描けるから、なんだかポジティブになれるものです。でも、そのデザインを実践してみて、人は初めて、能力不足の自己に直面するという脅威と同時に、変えがたい環境に直面して落胆し焦燥が募るのです。この回では、本人曰く「ぬるま湯環境」で過ごしてきた大学3年生の事例と、3つの学校種(進学校/就職中心普通科高校/専門高校)の高校3年生の将来観に関するアンケートとを題材に、考察を深めます
(1)6/13放送【心理とキャリアデザイン】
(2)6/20放送【認知特性とキャリアデザイン】
(3)6/27放送【学校とキャリアデザイン】
(4)7/4 放送【家族とキャリアデザイン】
(5)7/11放送【キャリアデザインはなぜ難しいのか―ぬるま湯環境が生む脅威と焦燥―】
(6)7/18放送【キャリアデザインはなぜ難しいのか―突然変化する興味関心―】
(7)7/25放送【キャリアデザインの難しさを乗り越えてゆく】
(8)8/1 放送【キャリアデザインのオモテとウラ-整理と統合】
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