3/29(Fri)

今日の生放送

IT✕教育を進化させる、スクーで働くエンジニアの声

 


私たちが掲げるビジョンは『インターネット学習で、人類を変革する』こと。
インターネット生放送を活用した学習サービス「schoo(スクー)WEB-campus」を通じ、 もっと楽しく、もっと便利に学べる世界をつくることをめざしています。 http://schoo.jp/

そして、15万人の学生たち(2015年4月現在)が「学びたい」「知りたい」と感じたときにいつでも通える場所を作っているのが、チーム・スクーのエンジニアたち。現在は8人のエンジニアとデザイナーたちが、日々サービスの設計をし、世の中から卒業をなくすための学習体験を追求しています。

「スクーで働くエンジニアの声」では、普段はあまり外に出ることはないエンジニア陣にスポットを当てて、スクーでの日々の仕事や掲げているミッション、自身の目指しているキャリアなどについて、インタビュー形式でご紹介します。

 
 

第一弾は、スクーのインフラなど技術全般をサポートする、執行役員の伊東のインタビューです。

スクー入社以前に100名以上をマネジメントしていたという経緯もある伊東。
これまでのキャリアは?なぜスクーを選んだのか?「schoo WEB-campus」というサービスを創ることで実現したい世界とは?

働くエンジニアたちの本音を聞いてみました。

 

 

スクーに入社する前はどこで何をしていましたか?

もう今年で41歳になるので、キャリアとしてはかなり長いものになります。
キャリアのスタートは新卒で受託開発の会社に入社したのですが、配属された部署の方々がスピンアウトして会社を立ち上げるというので、僅か2ヶ月ではありましたが、そちらの会社に引き抜いて頂きました。インターネットの立ち上がりの頃で、ホームページ作成ブームなんかも当時ありました。

そこで9年ほどDBを絡めて、C++やLLのPHPなどその他も含め様々な言語での、クラサバのシステムやWebサービスや一部の組み込み系などの受託開発に従事しました。

その後、B向けではなくC向けのサービスに関わりたいと考え、GMOグループに転職しました。
当時はBlogサービス全盛期でもあったのですが、YaplogというBlogサービスで当時は「しょこたんぶろぐ」などのシステム運用を担当しました。

その後、そのグループ会社の社長が転職し、その方からの誘いでACCA NetworksというADSLネットワーク事業を展開していた会社で、社長直下のプロジェクトとして動画共有サービスの立ち上げに参画します。このサービスは今はもう既に閉じてしまった「zoome」というサービスなのですが、サービスの立ち上げから、途中で何名の方かの手助けは有りましたが、最後までほぼ一人でシステムの設計・構築・運用を担当しました。

その後、会社の清算を機に、GMOグループ時代の同僚からの誘いで前職のソーシャルゲームを開発、リリースしているgloopsに転職しました。

gloopsには2年半ほど在籍していましたが、入社直後はシステム基盤部という部門の責任者として、gloopsの全ゲームシステムの千数百台のサーバやネットワーク機器の設計・構築・運用に携わり、また最後の1年間は品質管理部というユーザサポートと社内テストを実施・運用する部の立ち上げを行いました。

 

さすがエンジニア最年長!経験の量が違いますね(笑)

そうですね(笑)
ただ、前職にジョインしたのはメンバーが100名前後の頃で、その後、最終的には全社で700名くらいに成長するまで在籍していたのですが、担当していた部署や役務において後輩の採用や教育がうまく行ったこともあり、「自分でないと出来ない仕事」が無くなったと感じることもありました。また同時に「やり切った」感もありましたね。

 

転職を意識しはじめたのはその頃でしょうか?

はい。当時、嬉しいことに同じソーシャルゲーム業界からはお声掛けを沢山いただいていたのですが、前職で100名以上のメンバーのマネジメントをするなかで、入社時研修や社員教育やマネジメント研修などに関わっていたこともあり、前職に入社当時から社会人教育には興味を持っていました。

そのようなこともあり教育系ビジネスを展開する各社に色々と話を聞いていたのですが、紹介いただいた中で特にスクーに話を聞きに来たときに、代表の「世の中から卒業を無くす」というビジョンや、そのビジョンを達成するためのブッ飛んだ熱い話を聞いて、「これだ!」と直感で思ったのが一番の理由です

 

もともと「教育を変えたい」という気持ちがあったのですか?

最初から教育だけを意識していたわけではありません。ただ、私生活では結婚していて二人の子供が居るのですが、父親として子供に背中を見せるという意味で、どのような仕事であってもそれらに上下がある訳ではないのですが、社会的意義のある仕事をしたいと思ったことが理由としてはあるかと思います。

さらにスクーの場合は、目指す未来のビジョンにおいて現実的に選択すべき手段が、かなり近いところから明確に描けた、要は、自分の働く姿が容易に想像できたというのが大きかったですね。今までの自分の歩んできたキャリアにおいての知識や経験が、そのまま活かせると思ったので。
 

 

現在はスクーの開発内で、具体的に何を担当されていますか?

現在のポジションとしての肩書は「執行役員 インフラ開発部門責任者」です。
開発に対してはインフラ全部の提供とシステム設計の確認、開発メンバーに対しての技術的協力とアドバイスが担当でしょうか。

 

実際に働いてみて、スクーの開発の環境が「いいな」と思うところはありますか?

そうですね、色々あるのですが、比較的新しい技術を積極的に取り入れている、取り入れることができる点が、素晴らしいと思います。例えば昨年の夏過ぎあたりには「Docker」というアプリケーションコンテナの技術を開発環境に取り入れたりしています。もともと開発に与えられている裁量が非常に広いんですよね。

勿論、安定稼働させるために様々な検証などの手順は踏みますが、実現すべきことがあって、それを実現できる手段であれば、新しい技術であっても誰も「No」と言わない。良い文化だと思います。

 

逆に現在は課題で、今後手を入れたいと思うところはありますか?

スクーと同じくらいのステージやメンバー構成のスタートアップでは、同じような問題を抱えている会社も多いと思うのですが、CI、特にテスト周りの整備がまだまだですね。このあたりは、スクーでは現在はJenkinsを使っているのですが、ツール類の変更も視野に入れつつ最新、最良の構成にしたいと思います。

あとは、動画配信周りが他社サービスに依存しているので、ビジネス的にもサービス的にも一定のレベルを保つのが困難なので、コントロールのできるものに変更したいですね。

 

具体的な機能で、新たに追加したものがあれば教えてください

Amazon Web ServicesのCloud Searchを使った検索機能を導入しました。
実はもともと、スクーには検索機能が備わっていなかったんです。1000以上の録画授業があるにも関わらず…です。

授業を探すユーザの立場に立ってみると、「出会いたい授業に出会えない」「出会いたくても出会えない」状況にありました。
導入においても一緒に係わったエンジニアには申し訳なかったのですが、2週間スプリントの中での構築で、コーディングが始まった直後、残り1週間を切ったあたりで、Elastic SearchからCloud Searchへと仕様変更してしまった。それでもコーディングして機能を実現してくれたエンジニアには感謝ですね。

 

入社後、エンジニアとして成長したなと思うところはありますか?

まだ入社してから一年ほどですが、一番は視座が変わったことではないでしょうか。
より高い位置、広い裁量でビジネスとして事業を考えることが多いので。

ユーザの満足を考えつつ、どのようなビジネスモデルを考え、どのような技術をつかって最短、最速で実現させるか。
言葉で書くと簡単なんですが、このバランス感覚は非常に難しいですね。

 

最後に、直近1年でのビジョンを教えてください

そうですね、まだ具体的ではないですが、中長期的には「インターネットでも学べる…」から、「インターネットだから学べる…」として、「学び」に対する変化を技術者の立場から起こしたいと考えています

インフラという土台を守る立場からすれば、システム構成の変更をこの1年でできる範囲はほぼ進めることができましたが、まだ最適化できる部分は多々あります。

またメンバーの採用というところでも組織構築は重要視しています。
今後飛躍するためにも直近のこの2015年という1年間は、非常に重要な準備期間になりそうです。

 


 

ありがとうございました!
スクーで働くエンジニアの声、第一弾はいかがでしたか?
今後もこうしたかたちで、デザイナーやエンジニアたちにフィーチャーしたインタビュー記事を随時公開してまいります。普段あまり見えないスクーの裏側、是非楽しみにしていてくださいね。

また、現在スクーでは、IT×教育を加速させる仲間を募集しています。
下記リンクよりエントリーいただけますので、「話を聞いてみたい」「一緒に働きたい!」という方は、お気軽にご連絡ください。
 

メールの場合は、recruit@schoo.jp までご連絡ください。
 

▼ 社内で働くメンバーを下記ページにて紹介しています
http://schoo.jp/company/photos


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
「スクーで働くエンジニアの声」vol.2もお楽しみに!