4/24(Wed)

今日の生放送

平素よりschoo WEB-campusをご愛顧いただき、誠にありがとうございます。

新春特別企画として、各分野で活躍する専門家6名による
2016年、これだけはおさえておきたいポイントと授業をご紹介します!

3連休で今年のポイントを押さえて、2016年の学びのスタートを切ってみてはいかがでしょうか?

 

猫も杓子もクラウドソーシング!? 2016年の動向は?


在宅ワークやフリー、副業で仕事を始めるときに、一番悩みが多かったのが「どこで仕事を探せばいいのか」という問題でした。SOHOエージェントや、以前の勤務先などからの受注もありましたが、新規開拓に頭を悩ませていた人も多かったと思います。それをクリアにしたのがクラウドソーシングです。

今後の進化は?

  1. 依頼を受けるだけでなく“学びの場”としても活用できる
    受注がなかなかできない場合の原因として、スキルが足りないことがあります。仕事があるのにスキルがないのは、非常にもったいない状態。各社、受注者の底上げをはかるべくセミナー事業に力を入れていますので上手に利用しましょう。
     
  2. 仕事の種類が増える
    デザイン系やWeb開発などプロ向けの案件が多かったのですが、クラウドソーシングが一般企業にまで浸透することにより、これまで企業側が発注に苦慮していたタスク形式と呼ばれる、安価だが比較的短時間でできる仕事の依頼が増えてきます。
     
  3. プロのみならず、初心者の登録も増える
    誰でも登録できますから責任感のない人も大勢います。企業側も、クラウドソーシングを利用して仕事をすることに慣れない人たちが圧倒的です。発注する側も受注する側も、互いにコミュニケーションに注意しながら、報酬条件が業務に見合っているかなど気をつけながら利用しましょう。

100文字から始める、WEBライティング入門


原稿の文字数を過不足なくコントロールするための文章テクニック


 

 


起業を考えている方には2016年はチャンスの年です!


  1. 起業という選択肢が、さらに普通の選択肢に
  2. フリーランスとして独立する人がさらに増える
  3. クラウドファンディングがさらに浸透

2016年の起業に関する動向を予測するなら、起業しやすい環境が整えられ、「起業」がさらに普通の選択肢になることです。「起業する!」と宣言をしたとき、一昔前の日本では「どうかしているよ。そんな危ない生き方をすることないよ」と止められていました。ところが、終身雇用から転職が当たり前になり、今や転職をする際に、起業までもが選択肢として視野に入ってくる時代になりました。この動きには政府による創業支援策の拡充も一役買っています。創業補助金などの補助金制度や創業融資の要件緩和により、起業しやすい環境づくりもかなり進んでいます。

また、時給単価の上昇や人手不足により、企業では雇用ではなく、フリーランスへの外注により仕事を進めることが増える傾向にあります。その中で、急速にクラウドソーシングサイトも台頭し、フリーランスが仕事を受注できる環境も整えられたといえるでしょう。

さらには、起業の際の資金調達手段の多様化も追い風です。金融機関による創業融資制度では、業種の経験年数や自己資金の割合といった形式的な審査が先行し、素晴らしいビジネスアイデアを持つ起業家が審査に通らず、資金調達できないこともありました。しかし、クラウドファンディングサイトが浸透し、形式的な審査ではなく「共感」を武器として、大衆から少額ずつの資金を集めて起業することもできるようになりました。

このようなことから、起業を考えている人にとって2016年はチャンスの多い年となるでしょう。

先輩起業家たちに聞く、起業の原点 -Vol.2 - クラウドワークス 吉田浩一郎【現代ビジネスコラボ】


先生!投資家は起業家の何を見て投資をしているんですか!?


 

 


大企業のターンが回ってきた2016年のインターネット


個人的に2015年最大のニュースは、Amazon株の評価にAWSの収益がクローズアップされたことでした。それに呼応するが如くIBMからBluemixというクラウドサービスが登場しました。クラウド基盤に加え、Watson APIという画像認識や音声認識等、既に利用可能なAPIが用意されていることで、クラウドという集約されたコンピューティング、そして、AI化が期待されているタイミングにThinkという企業理念がIBMの表舞台への復活を改めて印象付けられました。

Fintechも重要な論点です。海外のFintechは情報技術でサブプライム層向けの高利貸しビジネスを行うことでの既存金融のDisrupt(破壊)が注目されています。それに対し、消費者金融など高度な信用システムができあがっている日本は、独自の進化が期待できます。

2016年は、Fintechを皮切りに大企業によるビジネスプラットフォームをAPIで解放し、それを身軽なスタートアップが優れたUXを構築することで社会システムの進化に繋がる流れが成功することを期待しています。人のコミュニケーションでは成功してきたインターネットですが、IoTやAPIを通じて日常が透過的に繋がり始める第一歩になって欲しいです。2016年がいきなりバラ色の変化になるかは未知数ですが、一人一人のプレーヤーが頑張ることで未来への変革が期待できる状況が揃っています。

初心者・新卒エンジニアに送る!AWS入門-概要編-


Bluemixで始めるIoTアプリケーション開発


 

 


2016年の原油価格、為替、株価トレンドは?


  1. 原油価格の動向予想
    需給面を見ても政治面を見ても2016年も原油安は続くと思います。
    原油価格の下落はエネルギー輸入国である日本の貿易収支を改善させます。貿易収支の黒字が定着すると為替は円高に振れやすくなります。円高になると輸出が不利になりますので、企業業績が悪化し、足元の景気が悪くなる可能性があります。また、原油安に耐えきれなくなった海外のエネルギー関連企業の破綻が世界的な金融の混乱をもたらし、こちらも景気を悪化させる可能性があります。当然景気が悪化すれば雇用の悪化を招きやすくなります。このように考えていくと、原油価格は我々の生活にも大きな影響を与えてきます。
     
  2. 為替の予想
    日米の金融政策の観点から、しばらくは円安(=ドル高)傾向が続くと思われます。円安は生活必需品の上昇には繋がりやすく、生活にはマイナスですが、日本の企業業績にとってはプラスですから景気が良くなることに繋がります。そしてさらに注意が必要なのは2016年後半から円高に動く可能性があることです。もちろん、円高になるかどうかは来年の状況をみないとわかりませんが、仮に円安になった後に円高になると、不況で給料が下がった上に、円高になっても企業が不景気で利益を確保しようとするため、生活製品価格が下がらないままというダブルパンチになる可能性があります。
     
  3. 株価推移について
    2016年の株価については前半までは比較的堅調な株価推移が続くと予想しています。ただ、後半がどうなるかはわかりません。そして消費者にとっての注意は2017年の4月に消費税の10%への引き上げが待ちかまえています。株式市場が不安定な状態で消費税が10%に引き上げられれば、生活コストが上昇することはもちろんですが、不景気によって給料にも悪影響が出て、さらに生活は苦しくなるといった事態にもつながりかねません。

以上、景気に振り回されないようにするためにも、来年からは一段と、しっかりとした家計管理や資産形成を行っていく必要が出てくるようになるでしょう。

▶︎もっと詳しく読みたい方はこちら

はじめての資産運用 -基礎編-


はじめての投資 -債券・株式編-


 

 


今年が分かれ目!データを活用してサイトを改善するなら今


2015年はアクセス解析の導入と普及が大きく進んだ一年でした。当たり前のようにデータが取得出来ている中、「取得したデータをどう活用するか?」に関しては暗中模索されている方が多かったのではないでしょうか?

2016年はデータを活用してサービスやサイトを改善できる企業と出来ない企業に分かれる一年になります。そして活用できるところが伸びるチャンスを得る一年になるでしょう。まずは一度でも良いので、データを元に施策を行って評価してみる、ここからスタートしてみましょう。

アクセス解析「業界」で見た場合、2016年は「アプリ分析の本格化」「アクセス解析ツールやレポートの再定義・整理」「自動分析・予測へのさらなるチャレンジ」「広告やコンテンツを評価するKPIへの対応」辺りを上げたいと思います。

改めてアクセス解析の導入が落ち着いてきた今、大切なのはデータからの気づき発見と施策への反映と評価になります。

「アクセス解析ツールが有料でも導入し続けたい」と思える企業が増える1年になることを期待すると共に、その手助けをさせてください!2016年の皆さんの更なる発展を願っております。

アクセス解析とは?その目的と分析を行なう前に実施すること


【プレミアム限定生放送】事例で学ぶ 結果を出す小川卓のウェブサイト分析&改善術


※当授業は「プレミアム学生限定」の生放送限定授業です。
 録画授業での公開はありませんので、ご了承ください。

 

 


2016年は「人々の生活をよりよくする」デザインが前進する


2015年は、Apple Watchの発売を皮切りにウェアラブルデバイスが身近になった年、同時にIoTやIBM Watsonのような人工知能、VR系のテクノロジーに関する発表や実用化に向けた動きが加速して、今後5年〜10年を見据えた上でのパラダイムシフトの萌芽のようなものを感じた一年でした。

マーケットで言えば、注目しているのはヘルスケアとFinTechで、特にヘルスケアで言えばGoogle Venturesが2015年に出資したスタートアップのうち30%がヘルスケアに関するものになっています。

これらの領域はデザイン的な側面から見ると、「人々の日常生活をリデザインする」ポテンシャルを秘めていると感じます。健康とお金という部分はこれから高齢者社会に突入した時にどういう意識を人々は持つべきかが問われる領域で、そこにデザインが関わる余地は多分にあると思っています。

これからのデザインは「人々の生活をよりよくする」という視点から統合的に行われるべきだと思いますし、2016年はもっとその傾向が進むと思っています。僕らグッドパッチもデザインの力で世界を前進させるべく、邁進していきます。2016年も皆様の更なる発展を願っています。

未来のデザイナー論 -変化するデザイン環境と、デザイナーに求められる変化-


デザインスプリント基礎:チームで学ぶ、サービスを生み出し改善する方法