• 【再放送】退社 -創業までに押さえておきたいこと(スタートアップ学部基礎科目#3)-
【再放送】退社 -創業までに押さえておきたいこと(スタートアップ学部基礎科目#3)-

【再放送】退社 -創業までに押さえておきたいこと(スタートアップ学部基礎科目#3)-

コース概要

■1限目:「脱サラ起業家に学ぶ、会社を辞めて創業するまでに起こる身の回りの問題と対策」 

うっすらと起業を意識し始めて、いざ勤め先を辞めて自分で会社を立ち上げようと思ったけど、何をしたらいいのか分からない

インフラ環境や投資環境が整いつつある中で、IT系サービスを自分たちで作り起業するという方は増えてきているとは思いますが、上記のように、いざ起業するタイミングで壁にぶつかる方は少なくないのではないでしょうか。

本授業では、そんな方々に対して、僕がホットスタートアップというWEBサービス会社を立ち上げた経験談を通じて、会社を退職してから創業するまでに起こるお金関係のことや身の回りのことについて、何が発生するのか知識として学んでいただければと思います。

そもそも僕は前職がエンジニアだったので、会社を作るまでは経営もした事無いですし、 全然会社設立についての知識はありませんでした。

こんな事言ったら怒られるかもしれませんが、 会社設立は急がず結構まったりやっていました。というのもサービスやビジネスを作ってしっかり価値を提供することのほうが圧倒的に大事だからです。

とはいえ、事業をやろうと思っている方には最低限必要な知識だと思いますので、ここまでやってきたことをお話しします。

お話しする内容

・会社立ち上げにかかる費用
・お金の捻出方法
・社名の考え方
・メンターなど、相談できる人の探し方
・妻や身内に理解、納得してもらう方法


本授業でお話しする内容は、あくまで僕個人の経験談ですので、すべてが同じように進むとは限りません。このお話を聞いて、ぜひ自分なりの準備を考えてみてください


1限目では、このような「意識⇒行動」だけではなく、「行動⇒意識」も見てみたいと思います。たとえば、物事がうまくいかなかった時、「なぜうまくいかなったのか」を自分自身に問いかけることがあるでしょう。何を出来事の原因だと考えるかによって、そこで感じる感情や、その後の出来事に対する期待や、実際の行動のとり方は変わってくることがあります。このことについては、「原因帰属」などといった研究がおこなわれてきました。
このように、キャリアをデザインする際の心のメカニズムについて、「意識⇒行動」と「行動⇒意識」という二つの視点を学びます。

■2限目:「非プログラマーが起業してWEBサービスを作るための2つの具体策」 

ディレクション能力はあるけど、実際にコードを書けない方が、IT系のスタートアップを始める際に、どうすればいいのでしょうか?

解決策は2つで、コードを書ける仲間を探すか、自分でコーディングの勉強をするしかありません。

本授業では、こうした「非プログラマー」が起業を考える際に知っておくべき、

コードを書ける仲間を探す方法
自分でコーディングを勉強する方法

の2つの方法について具体的にお話ししたいと思います。

この授業にてお話しする内容は、僕のブログで「スタートアップ起業家がプログラミングをやってみたほうが良い理由」に書いていますので、こちらを読んで予習しておいていただけると幸いです。

■3限目:クイズで学ぶ、起業前に知っておきたいビジネスモデルの法務チェック

あなたが考えたそのビジネスモデルに問題はありませんか?

あなたは、ある日突然今までにない成功間違いなしのビジネスモデルを思いつき、一心不乱にそのビジネスをローンチするべく動き始めました。会社を設立し、人材を集め、開発を進め、いざローンチしたその日にユーザーから問い合わせがありました。

貴社のビジネスって●●法に抵触するのではないでしょうか?

笑い話のようにも思えますが、実際に弁護士をやっているとこのようなケースに出くわすことは珍しくありません。起業をぼんやりと意識している方も、すでに明確なビジネスモデルがある方でも、これからサービスを作っていこうと考えている方にとって、法律の問題は最も注意したい問題の一つです。特に、スタートアップが取り組もうとする、今までに他の人がやっていないような新しいビジネスモデルは、法律上の問題があるために実施できていないことも多いのです

少しやり方を変えれば適法に行うことができるビジネスモデルであっても、一度サービスを作り上げてしまうと、後からそれを変更するために無駄なコストと時間が発生してしまうこととなります。

また、ビジネスモデル自体は法律に抵触しない場合でも、違法行為に利用されやすいビジネスモデルや、紛争が生じやすいビジネスモデルの場合には、何らかの対応策を打っておく必要があります。

時間を掛けて考え、これからスタートアップしていこうとするみなさんが、余計なところで躓かないためにも、数百社のITベンチャーを支援してきたAZXの弁護士とビジネスモデルの法務チェックについて学びましょう。

「法務チェック」というと、なんだか固い印象がしますので、今回は法務に初めて触れる方でも楽しく学べて、かつ必要な知識を身につけられるようクイズ形式で授業を行います。是非皆さんも参加してクイズに答えてみてください。

※法務とは…法・法令・法律や司法に関する事務、業務、あるいは職務のこと

■4限目:「WEBサービスの利用規約」の正しい作り方~最低限おさえたい3つの注意点

皆さんは、WEBサービスやアプリを利用する際、利用規約をちゃんと読んだことがありますか?

「とにかく長いし、法律用語の意味もわからないから読むだけでかなり苦痛……。これを今度は自分たちで作るって?お金もないし、時間もないし、やり方もわからないし無理無理!他のサービスの規約をパクって、とりあえずリリースしちゃえ」

この気持ちはよくわかります。

しかし、サービス事業者にとって、利用規約は会社を守る重要な「防具(※)」です。RPGのゲームをやる方ならわかると思いますが、武器にばかり目を向けていると、思わぬところでやられたりします。ゲームならコンティニューできますが、現実の会社はそうはいきません。

①防具の種類が違う(サービス内容と規約が合致していない)
②防具が足りていない(重要な条項がない)
③そもそも防具を装備していない(規約に適切な同意を得ていない)

この授業では、これからWEBサービスを作り、起業しようと考えている方々が、サービスの利用規約を作るにあたって最低限ケアしておくべき上記3つのポイントを具体的に解説します。細かい法律がわからなくても、この3点をおさえていれば、きちんと「使える」利用規約になるはずです!

また、最近は「防具」だと思っていた利用規約が「炎上」するケースもあります。

どういう規約が炎上するのか?
炎上しない規約にするためにはどうすればよいのか?

これらの問いについても、上記3つのポイントの中で合わせて解説していきたいと思います。適切な利用規約を作り、サービス運営者もユーザーもハッピーになれるようなサービスを生み出しましょう。

(※)…「防具」といっても、一般のユーザーは「敵」ではありません。サービスはユーザーあってのものですから、利用規約もユーザーの権利をきちんと考えて、ユーザーフレンドリーに作るべきだと思っています。違法な行為やクレーマーからサービスを守る、そんなイメージでいてもらえれば幸いです。