初めてのオンライン学習で継続的な「学習と成長」を実現 社員間交流や知見共有も活性化

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株式会社オカフーズ ​​ ​​
代表取締役 CHO(最高健康責任者)の岡孝行さん、事業支援本部の鈴木香奈恵(右)さん、秘書室リーダー兼マーケティング室の大井美貴子(左)さんにお話を伺いました。

1975年に創業し、水産加工メーカーとして2代にわたり会社を営んできた株式会社オカフーズ。小売店、介護施設や病院への水産加工食品卸や、冷凍魚介類の開発・製造・輸入・販売を行っている。「原料から消費まで安心・安全を最優先にローコストにする」を経営方針として掲げ、社員全員がステークホルダーの立場に立って考えることで学習・成長を続け、より多くの人が幸せになるために邁進する。

課題

・多忙な通常業務の中で、会社が掲げる「学習と成長」の継続的な実現が難しかった

・研修への参加が消極的など、社員ごとに異なる学習意欲

・社員が自ら興味を持って、学習する習慣を身につけるための環境整備

導入理由

・コロナ禍で対面研修が停止し、本格的なオンラインへの移行を模索した

・全社的に取り組むにあたり、自主性を重んじる社風と講座テーマ・内容の硬軟といった選択肢の広さがマッチした

・スクーが掲げる「世の中から卒業をなくす」というミッションに強い感銘を受けた

活用方法

・個人カリキュラム:最初の6カ月を2クールとし、代表と面談をして個々人の技能や希望に応じた受講カリキュラムを設定する

・学びの共有:自社のSlack内にスクーで得た学びを共有するチャンネルを開設し、社員同士の学習に関する交流を促進。リアルでの学習とディスカッションの場も設けている

導入後の効果・成果

・各人の学習状況を可視化し 、受講内容やスキルについての情報交換を行うことで社員同士のつながりが活性化した

・自身のカリキュラム以外にも興味分野や社員間で人気の講座なども気軽に視聴でき、学習意欲の向上や学習の習慣化が見られた

01

会社が掲げる「学習と成長」のヴィジョンにスクーがマッチした

 

−−−スクー導入の経緯について、お教えください。

岡さん:私は2011年に先代より事業継承しましたが、我が社では先代の頃からずっと「学習と成長」というキーワードを掲げていました。そのため、仕事や教育に関する書籍代はすべて経費計上可能な制度や教育投資費用の維持など、社内文化として学習の重要さを打ち出していました。しかし、どうしても多忙な業務に追われて、継続的な学習をするのが難しい部分もありました。

そこで、私が社長に就任してからは、外部の対面型の研修サービスの利用を始めました。しかし、コロナ禍の影響で研修イベントも軒並みオンラインに移行する事態に。

そこで、事業支援部門の鈴木さんにオンライン学習サービスの比較検討を相談しました。以前のサービスは3年ほど利用していましたが、継続するうちに講義に参加するのは限られた人といった雰囲気も出始めていましたから。

 

−−−比較検討した上で、スクーを選んだ理由とは?    

オンラインに移行するタイミングで、社内学習は全社的に必須 として行うことを決めていました。ですから、専門性が高く難しい授業だけでなく、コンテンツの幅や雰囲気など、社員の自主性にフィットするような選択肢の広いスクーが、我が社の雰囲気に合っていると思ったんです。

そして、一番大きかったのはスクーが掲げている「世の中から卒業をなくす」というミッションに強く感銘を受けたことです。先ほど言ったように、会社のスタンスとしても個人としても「ずっと学び続けることが大事」だと感じていました。

昔は、仕事については個人が成果を出せばいいという考えでしたが、社長になってからは全体を底上げしつつ、一人ひとりが成長して会社やステークホルダーに貢献できなければ、社員にとっても働きがいへつながらないことに気づいたんです。それは自分が社長になった際に、実務以外での日頃の学習が生きた経験もあって実感したことでした。

 

02

就業時間内に週1回のスクーの受講を設定。継続的に学習する仕組みづくり

−−−実際の社員教育において、スクーをどのように活用しているのかをお教えください。

岡さん:オカフーズでは最初の半年は週1回、必ず1時間は業務時間内にスクーの授業を受けるカリキュラムを設けています。3カ月2クールのスパンで私が全社員と面談をして、その社員の好きなこと、得意なことを伸ばすイメージで受講講座のテーマ設定をします。その上で、カスタマーサクセス担当のサポートを受けながら、個々人のカリキュラムを組んで、全社員に受講してもらっています。

実は、私は根本的に学習は強制されるものでなく、自ら行うものだと思っています。それでも、最初の半年を強制受講にしたのは、やはり学習する習慣をしっかりと身につける必要があるからです。一人でも多くの社員が継続的に学習できる仕組みをつくりたいと考えて、この制度を導入しました。

03

社員それぞれの専門性を高めつつ幅広い学びを叶える、8,500を超えるコンテンツ

−−−一人ひとりに合ったテーマ設定を設けるということで、コンテンツの幅も重要となるわけですね。

岡さん:弊社の社員には外国籍のメンバーも複数います。やはり社員一人ひとりが国籍も違えば個性や持っているものも違うので、その人の何を磨けば一番輝けて良い仕事が出来るのか、ということを考えたうえで学習機会を提供することが重要です。もちろんリーダーにはリーダー系のコンテンツだったり、専門スキルを身につけるべき社員には専門的な内容のコンテンツも受けてもらっています。

04

「学びのシェア」で社員同士が自発的に高め合う環境の構築へ

 

−−−スクーを導入したことで、社員の方の反応はいかがでしょうか?

鈴木さん:社内Slackに「学びのシェア」チャンネルを作って、スクーのコンテンツで良かったものや感想、気付きなどを気軽に投稿できるようにしました。導入当初は受講後レポートの提出も義務付けていましたが、現在は自発的にシェアする形にしています。

大井さん:ほかの社員がどんなものを受講しているのかがわかるので自分も影響を受けたり、自分の業務に直接役立つか確信がないコンテンツでも気軽に最初だけ覗いてみる、といった使い方も出来るのがすごく楽しいです。実際に、ほかの人がスクーで得た知見を生かしている場面も見えるので、セミナーと違って学習の効果を実感できる部分が大きいと思います。

鈴木さん:プログラミングやエクセルといったスキルアップ系のコンテンツも多くあり、つまづいている社員がいたらほかの詳しい社員がフォローに回ったりと、横のつながりができるのも魅力的ですね。ほかにも、「集合学習機能:を活用して、月1回マネージャー以上の社員は一つのテーマについて共通の授業を視聴して、学習とディスカッションの場を設けたりもしています。

−−−社員の興味関心やスキルセットが可視化・共有されることで、社員同士が高め合う環境が出来ているんですね。

鈴木さん:スクーは自宅での視聴も可能なので、子育てといったプライベートの空いた時間でも受講できるのも助かっています。業務上のスキルだけでなく、日常生活の中で実践できる知見も多く学べます。ですから、夫婦でマインドセットに関する授業を見たり、ファシリテーションスキルを学んで自分の行動を問い直してみたりと、学習とアウトプットを繰り返せています。

岡さん:やはり時間や場所を選ばずに受講できるのは、一番の魅力ですね。私も、朝シャワーを浴びながらスクーを音声コンテンツとして聴講していたりもします(笑)。

大井さん:スクーの魅力として感じるのは、生配信授業でもMC役の受講生代表の方が内容を噛み砕いてくれたり、気になる疑問を提示してくれたりと、一体感を持ったひとつのコンテンツ になっているということです。一方的に講師の方の話を聞くのと違って、参加者に寄り添ってくれている感じが伝わってきます。

05

学習環境づくりが社員の働きがいにつながり、結果的に生産性向上にもつながる

−−−好きなタイミングで柔軟性を持って学習できたり、業務だけでない成長を実感できるのが好評のようですね。

鈴木さん:サービス導入の際のポイントとして、学習を継続できて、さらにアウトプットできる仕組みというのは重視していました。

岡さん:これまでの社内研修の課題として、社員の意欲向上といった学習の環境づくりが会社としてうまく構築できなかったというのがあります。学習環境の重要性は認識していながら、それを実現するためのツールやプラットフォームがなかったのです。

しかし、継続的な学習プラットフォームとしてスクーを導入することで、オカフーズが掲げる「学習と成長」を実現しやすくなったと感じています。

 

−−−社長との面談や社員間の紐帯など、スクーの導入が社内の制度や文化を変化させ、働きながらでも学習・成長しやすい環境を作れるようになったのですね。

岡さん:スクーのコンテンツは、私自身のマインドや思考のアップデートにもつながっています。

働き方改革が進む中で、社員たちが日々の業務に追われて常に切羽詰まった状況で仕事をしていても、なかなか生産性は上がりません。経営者として不安になることもありますが、労働時間をなるべく短くした上で生産性を上げなければ、結果として社員に還元することもできないのです。

オカフーズではスクーを通じて学習環境を整えることで、社員それぞれの成長につながり、働きがいや生産性の向上にもつながってほしいと考えています。今後も社員一人ひとりがより積極的に学ぶ環境づくりを進めていきたいと思います。

ご回答いただきありがとうございました。

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