共同印刷株式会社は、1897年の創業以来、印刷技術を追求しながら多様な製品・サービスを開発している企業であり、1,851名(2024年2月末現在)の従業員を擁しています。
同社では、社会の変化に対応していくため、多様な価値観を持つ人材の確保と活用、価値創造に向けた社員の能力強化に取り組んでいます。その取り組みの1つであるeラーニングを使った研修・自己啓発の促進について、人事部の山口様、三浦様にお話をお伺いしました。
・社員の自己啓発を後押しするため、組織として学ぶ環境を提供する必要があった
・社員が自律的に学び成長することにより、組織の成果に貢献する風土を醸成したい
・タレントパレットと連携しており、既存のツールと一緒に使えることに魅力を感じた
・社員それぞれの興味関心に応えられるコンテンツの量と幅がある
・研修利用者は、人事部で選定したコンテンツを期限内に視聴し、レビューを記載する
・自己啓発利用者は、一定数以上受講した上で、希望すればアカウントを継続利用できる
・学びに積極的な社員が増えた(継続利用率9割以上)
・社員が自主学習したい内容の可視化ができた
・学びに関する社内発信のハードルが下がった
社員の自律的な学習を支援する施策として、通信教育や自己啓発支援制度、資格取得支援制度は用意されていたのですが、積極的に周知したり促したりはできていないという課題がありました。また、今まで自己啓発は本人の主体性に任せてしまっていたので、その点も改善する必要があると思っていました。
2023年4月に人材育成方針が制定され、自律的な成長を促すことがテーマになったことがきっかけです。人事部のメンバー数人でデモアカウントを発行してスクーを視聴してみたら評価が高く、次年度から導入できないかなと考え、具体的に動き始めました。
タレントパレットと連携していたことと、コンテンツの量と幅の2点です。特に、コンテンツの面では、社員それぞれ学びたいものがバラバラだと思うので、幅広く興味関心に沿った内容を選んで学べるという点が魅力的でした。
研修と自己啓発の2つの用途で利用しています。研修については、必須の講座を人事部で選定し、期限を決めて各々視聴してもらい、レビューを記載してもらうという形式で実施しています。また、必須以外のおすすめ講座もまとめてあり、余力がある人はおすすめの講座も見てねというアナウンスをして、研修から自己啓発を促すような仕掛けも行っています。
自己啓発については、指定期間内に2本以上受講していないとアカウントを返却してもらうというルールで実施しています。これに加えて、アンケートで継続不要と回答した方にはアカウントを返却してもらい、また利用者を募るという形で実施しています。
カリキュラムセレクトとは
8,500本以上あるSchoo授業の中から、企業様のご状況や育成テーマに合う授業をセレクトし、カリキュラムを作成するサービス。専任スタッフが育成テーマの分解や必要なスキルの整理をお手伝いしながら動画選定するため、ご担当者様のご負担を減らすことができます。
こういうテーマの研修コースを作成したいという構想はあったのですが、授業が多いので全部見て確認するのは工数的に厳しくて。スクーさんにお勧めしていただいたことはすごくありがたく、カリキュラムセレクトというサービスがあったからこそ、体系的な研修コースが作れたと言っても過言ではないです。
思っていたよりも学習意欲が高い社員が多いなという発見がありました。今までは必修研修がメインで社員の学習意欲を可視化する手段がなかったので、スクーを導入したことでそこが見える化できたのかなと思います。また、どのようなテーマに興味があるのか、どのように自己啓発に取り組んでいるのかも見えてきました。
もう一点、スクーの導入・利用促進をきっかけに、人事部から発信がしやすくなったことも良い変化としてありました。全社員向けにメールを送るにはハードルが高い内容でも、スクー利用者向けであれば気軽に発信できるので、その点は導入し、実際に運用してみて気づくことができたメリットでした。
「気軽に学習できる機会をいただけてありがたいです」と言ってくれる人がいたり、「自己啓発の”やらされ感”が減り、前向きになりました」「隙間時間に見られるので便利です」という声が多いです。当社の特徴として、お昼休みにパソコンで見ている人が多く、時間の使い方を学習に向けてくれる人が増えていると実感しています。また、「家事をしながら聴いています」という人もいたりして、予想以上に社員がポジティブに取り組んでくれていて驚いています。
今後は受講履歴を分析して、次の打ち手に繋げていけたらいいなと思っています。あと、もともとスクーさんを良いなと思ったのは、オンライン集合学習機能などを利用し、社内の部署を横断して学び合う風土や仕組みづくりをするという考え方だったので、将来的には、同じ課題をもつ社員が組織関係なく一緒に学べるところまで持っていけたら、社員同士の交流にもつながると思っています。
また、業界や社会情勢がどんどん変化していく中で、自発的に継続性を持って学んでいく人材を会社が育てていく必要があると感じています。そのため、社員に成長機会を提供し、学習の文化を醸成することで、事業に貢献をしていきたいと思っています。
20万人のビジネスマンに支持された楽しく学べるeラーニングSchoo(スクー)
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