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この度、「より多くの社員のスキルや能力を伸ばしていきたい」という思いから、Schooをご導入いただきました。詳しい導入の背景や活用方法、実際の効果について、総務部の扇谷様・片山様にお話を伺いました。
・対面・選抜型の研修が中心で、社員の自律的な学習機会が不足していた
・社員の学ぶ機会を増やしたい一方、人事リソースが限られていた
・多くの社員が親しみを感じて自発的に学習を始めることができるツールと感じた
・職場で活用できる知識・スキルのほか、個々の能力開発につながるメニューが豊富にあり、多様な社員のニーズに応えられる導入事例が多く、弊社の状況に適した運用方法を具体的にイメージすることができた
・半年間で6時間以上を目安に、推奨講座(約40本)から選んで受講、レポート提出・業務時間中に受講し、仕事のスキルアップや自身の能力開発に活かしていただく
・150名以上が手を挙げて参加。意欲的な社員の多さが可視化された
・受講後のレポートが700件以上集まり、学習の深まりが確認できた
・提出されたレポートのうち、「仕事の内容をより良いものにすることができる」、「仕事の効率化ができる」、「専門性やスキル向上につながる」と記載されるなど、ポジティブな回答が全体の97.3%にのぼった
扇谷さん: 当社ではちょうど中期経営計画を見直すタイミングで、「次年度以降の人材育成をどう設計していくか」を改めて考える必要がありました。
各種研修を見返す中で、階層別や業務別といった設計はあるものの、参加するメンバーが限られてしまう傾向があることに気づきました。そこから、より多くの社員が学べる環境づくりが必要だと感じました。
片山さん: 実際、社員の業務やスキルのニーズは年々多様化しています。従来のような研修の枠組みだけでは、社員全員に対応することが難しくなってきていると感じていました。
扇谷さん: そうした課題感もあり、これまでよりも裾野の広い学びの機会を用意できないかと模索し始めたことが、Schoo導入を検討する出発点となりました。
扇谷さん: 既存の研修を見直す中で、これまでとは異なるアプローチで、より多くの社員に学びを届けられないかと模索していました。
ただし、社内の研修担当体制は限られており、実際に運用に関わっているのは1〜2名程度です。こうした限られた人員体制の中で、現実的に運用できる仕組みであることも、サービスを選ぶうえで重要な視点となっていました。
ちょうどその頃、ある企業が主催するWeb研修サービスのセミナーに参加する機会がありました。オンラインで多様なコンテンツを社員が自分で選び、手軽に受講できるという仕組みを知り、Web研修サービスに大きな可能性を感じました。そこで「こういうサービスの利用も選択肢に入れていいのではないか」と思い、すぐに検討を開始しました。
片山さん: 社員の業務内容や身につけたいスキルが多様化してきているという背景から、できるだけ多くの社員に「自分も学んでみたい」と思ってもらえるようなツールがいいと考えていました。その点、Schooは学びの内容やスタイルに柔軟性があり、社内での活用方法も工夫しやすかったので、当社に合っていると感じました。
もう1つ、導入の決め手となったのは「継続性」です。自己啓発型の研修は、最初の1〜2ヶ月は頑張って受講できても、次第に受講率が下がってしまうことがあります。ですが、Schooは学んだことが頭に残りやすく工夫されていたり、継続して学べる仕組みがあると感じたことも、導入の後押しになりました。
片山さん: 今回の導入にあたっては、「学んだ内容を、実際の業務で自分の力として発揮してもらいたい」という想いがありました。そのため、各階層に期待される能力要件に紐づいた講座と、これからの人材育成においては欠かせない、DXに関連する講座を、合計40本ほど推奨講座として選定しました。
講座選定は、Schooのカスタマーサクセスの方にも相談しながら行いました。自分の主観だけでなく、授業の評価や口コミといった客観的な情報も参考にすることで、納得感のあるラインナップを整えることができたと思います。
また、学びを実務につなげていただくために、運用面でもいくつかルールを設けました。推奨講座については、半年間で6時間を目安に、受講メニューとスケジュールを予め上司と共有したうえで業務時間内に受講できるようにしています。一方、推奨講座以外のコンテンツは「自己啓発」と位置づけ、希望者が就業時間外に自由に学べる仕組みも整えました。
実際の運用が始まってからは、150名以上の社員が手を挙げて受講を希望してくれました。
扇谷さん: 利用開始するまで、どのくらいの人が関心を持って手を挙げてくれるのかは正直わかりませんでした。ですが、ふたを開けてみると、「この人も興味を持ってくれたんだ」と、想定していた以上に多様な社員が手を挙げてくれ、それが嬉しい驚きでした。
片山さん: レポートの提出はコース単位で出しても良いとしていたのですが、自発的に授業ごとに出してくれる人が多く、第1期だけで700件以上が集まりました。受講者150名に対してこれだけの数が集まるとは思っていなかったので、正直とても驚きました。中には「もっとレポートを書きたい」と申し出てくれる社員もいて、学びをしっかり整理しながら取り組んでくれている様子が伝わってきました。
レポートや自由記述の中では、「先生の話が簡潔でわかりやすい」「内容が頭に入りやすかった」「似たような講座があればまた受けたい」といった声も多く、講座自体への満足度の高さもうかがえました。
扇谷さん: アンケート結果を見ても、提出されたレポートのうち「仕事の内容をよりよいものにすることができる」、「仕事の効率化ができる」、「専門性やスキル向上につながる」などと記載されたものが全体の97.3%にのぼるなど、全体的にポジティブな回答でした。
こうした数字からも、Schooの学びが社員一人ひとりの業務としっかり結びついていることが見えてきて、非常に心強く感じました。
※アンケート結果は、各講座の受講後に任意で提出してもらったレポートをもとに内容を集計
扇谷さん: 今回の取り組みを通して、「学びの裾野を広げたい」という目標に対して、一定の成果が出たと考えています。とはいえ、これで完成ではなく、育成のあり方は継続的に見直していく必要があります。
その中で、Schooのようなプラットフォームは、自社だけではカバーしきれない部分を補ってくれる、非常に有効な手段だと考えています。
片山さん: 導入にあたっては、Schooにしっかり伴走していただいたおかげで、運用を良い形でスタートできたと感じています。まずは感謝をお伝えしたいです。
「最初は新しい取り組みに興味を持つ社員から手が挙がるかもしれない」と思っていた部分もありましたが、実際に運用してみて、社員一人ひとりのスキルの底上げという観点からも、こうした取り組みを継続していくことの重要性を実感しています。
今後も、社員が学びながら業務に活かしていけるような状態を目指して、引き続き魅力ある講座をご紹介いただけるとうれしいです。
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