「人と自然と響きあう」を企業理念として掲げ、人々の生活文化を潤い豊かにすること、自然環境を保全することが互いに矛盾せず、幸福な相互関係で結ばれ、永く持続していく社会づくりに貢献することを使命としている。酒類、食品事業をはじめとして、健康食品事業など新規分野にも取り組み、国内に限らずアジア・中国での事業展開やアメリカ・オセアニアにおける飲料ビジネスなど、世界各国で幅広く事業を展開している。
・社員の危機意識が不足している
・外部から学び、刺激を得られるような機会づくりが足りていない
・コンテンツの豊富さ(8,500本以上の研修動画)
・雑学から一般的なビジネススキルまで学べる幅広さ
・推奨授業を選定し、研修カリキュラムを作成
・社内限定生放送を実施し、利用促進
・動画視聴1.5時間+ディスカッション0.5時間の反転学習
・学びを手に取る機会作りができたことで裾野が広がった
・社員の学びの選択肢を拡げることができた
服部さん:社員のために学びの選択肢を拡げていきたいと考え、お話を伺いました。
弊社では歴史的に人材開発への投資を重要視してきました。
今まで階層別研修やリーダーシップ研修など、様々な施策を行ってきました。自己啓発施策については、1dayの応募型集合研修やテキストベースの通信教育、eラーニング1社を利用していたのですが、会社が与えるものだけでなくもっと自ら学び取って欲しいと思い、スクーの導入を検討しました。
服部さん:弊社は社員の愛社精神がとても高いんですね。それがゆえに、ある意味内向的というか、外部との接点を取らずとも仕事が進む空気感があって、でも業績は好調ですと。
それにより、危機意識が圧倒的に不足していると感じています。同じようなマインドセットができているというのは強みでもある反面、学ぶ風土や危機感の醸成については弱いのかなと思います。
人事側で2010年から「キャリアサポート室」を設立してキャリアを考える機会づくりをするなど、様々な育成の仕組みづくりを行なっています。その一方で、会社がいろいろやってくれるので「取りに行かなくても学びが提供される」という空気感がなんとなくあるんですよね。自分の力で学びの機会を取りに行ったり、外部の人や情報に触れに行ったりする人が増えるとより効果的な人材育成に繋がるんじゃないかなと考えています。
選抜層の社員に対して外部の優秀層との交流の場を設けているのですが、とても刺激になったという声や今後のキャリア観が変わったり、自己啓発になったという話を聞くんですよね。それ以外の人たちにも学びの選択肢を広げるための機会提供をしていきたいと思っています。
服部さん:はい。候補に上がったのは5社で、最終お付き合いしているのは3社です。
3社の研修サービスの中から社員が学びたいものを選び、利用してもらうという公募型にしています。
服部さん:コンテンツの幅広さですね。自己啓発から一般的なビジネススキル、最新トレンドまで広い領域をカバーしている。常時8,500本(導入当時4,500本)以上のコンテンツ数があり、日々生放送として更新される点に魅力を感じました。
服部さん:弊社には「寺子屋」という社内だけの学びのプラットフォームがあり、その中でスクーのことを紹介したり、「人事で新しくスクーのプログラムを始めました」という発信をしたり、定期的に情報提供を行っています。それが立体的に繋がってきて利用が広がっているのかなと思います。
またビジネスプランに加えてスクーの動画制作サービスを活用し、社内限定生放送を2回行ったのですが、それにより利用者が増えました。
毎年寺子屋の中で文化祭と名付けたイベントを行っているのですが、その目玉コンテンツの1つとして、DXについてなどの生放送授業を行いました。基本的には開かれた場での案内ですが、リーチしたい層にはメールでのお知らせも行いました。サントリー社限定での生配信も盛り上がり、スクーの通常アカウントのエントリー数も20名くらい増えましたね。
服部さん:自社内でzoomを利用してウェビナーを行ったこともあったのですが、1から自分たちでやると工数がかかり、しんどかったんですよね。
システムの不具合で四苦八苦したり、ローンチするまでウェビナー準備にかかりきりになってしまいました。スクーだと講師の提案やアサインを責任持ってやってくれて、ありがたかったなと思います。
自社運営だと当日も自分たちで司会進行をしなければならず、受講者からのコメントを拾うのが大変でした。出来ればもうやりたくないなって思います。笑
スクーはタイムラインから受講者に質問を投げかけたり、コメントを取り上げてくれるなどプラットフォームがしっかりして、そこが推しポイントですね。
また受講生代表の存在も良いなと思います。押し付け感の無い進行とほどよい緩さに価値を感じています。
服部さん:私たちが所属しているHRの中で、スクーのコンテンツを使った勉強会を実施しました。事前に今の人事に足りていないスキルやマインドなどを、サーベイ等を活用し項目立てし、それに紐づいて授業を選定しました。
形式としては、オンラインを活用した相互学習サイクルです。全体で2時間ほど時間をとって、前半1.5時間くらい動画を視聴し、そのあと30分ディスカッションをします。
私もディスカッションに参加してみて思ったのが、共通の授業を各自受講してから意見交換の場を設けると、組織運営に関して各々の解釈や考え方を説明しやすくなり、本質的な課題や具体的なアイディアが見えて、タテヨコナナメの意見交換もスムーズになるということです。今後もこういう場を設けていきたいと考えています。別事業の人材開発担当者にも相互学習サイクル(上記取り組み)をやってみたらスムーズに進み学びが深まった、という話を共有して実施してもらいました。
そのほかには、スクーのコンテンツを使って定期的に勉強会を開催しているという話も聞いています。
服部さん:予想していたよりも利用したいという希望が多く、学びを手に取る機会作りができたことで裾野が広がったなと思います。受講者からは、動画をあらかじめダウンロードして移動中に見られるのが良いねという声を複数聞いています。動画の視聴についてもストレスなく使われていると感じていますね。
また受講者から「幅広くコンテンツがあるのは面白いよね」という声をもらっています。一方で、どれを受けて良いのかわからないという声もありました。こちらについては、人事側で動画を組み合わせた研修カリキュラムを作成することが有効でした。
「あなたに必要なものはこれです」というカリキュラムを出してあげる。最初はそれを受講してみて授業のテイストなどを把握してもらうことで、あとはそれぞれが自由に自分の学びたいことを探すことができるのかなと思います。
服部さん:会社員のための「イノベーションスキル」向上プログラム』『という授業がとても良かったです。
イノベーションを創発するために、組織としてどうサポートすべきかということを学ぶことができました。企業でイノベーションを起こすときに陥りやすいジレンマなどを踏まえた上で、イノベーションを創発するために人事として組織としてどのようにサポートしていくべきか、個人としてのマインドセットはどうあるべきかなどを解説しているのですが、わかりやすくておすすめです。
先述したHR(人事向け)の勉強会もこちらをもとに行ったのですが、参加者アンケートでは「Schooを初めて使ったけど非常に良かった」という声がみなさんから寄せられていました。
服部さん:やはり、健全な危機意識を醸成しなければいけないという思いが常にあるんですよね。それに紐づいて自分を高めていかなければいけないというマインドを常に持っていて欲しいという考えています。なので、思い立ったときにすぐに学びが得られる環境セットを常にしておきたいなと思います。
今後オンラインを使った学びが基本になると思っています。今導入している複数の研修プログラムはそれぞれ売りがあるので、それをきちんと整理して社員が選べるように適切に魅力を伝えていくというのをしっかりやっていきたいですね。
個人で自発的に学んでもらうというのが原則ですが、反転学習などの機会提供をセットで行っていかないと、次のステップにはいけないかなと思っています。
オンラインを使った学びにどんなものがあってどんな強みがあるのか、ということからそれぞれに対してのロードマップを作ることで、学びを得てそれをアウトプットするような機会も得られるような仕組みを整えていきたいです。
あとPencil(スクーのテキストメディア)は結構活用できるなと思っていて、社員にもっと見てもらえるように促進していけたらと思います。
あとはスクーはやはり生放送授業が良いじゃないですか。全国のビジネスマンとともに、自発的なアウトプットをしながら学べるというのがとても重要だと思います。社内限定だけではなくて、スクーで毎日行っている生放送に気軽に参加してもらい、受け身ではなく好奇心を持って学びを楽しんでもらえるような働きかけをしていきたいですね。
同じような思考や問題意識を持った人たちが、繋がりあえるようなコミュニティ作りまで、スクーを通じて発展していけたら理想的かなと思います。
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