受講者の90%以上が継続した学習を実現!Schooが組織の「自律的な学び」の第一歩に

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大鵬薬品工業株式会社 ​​

大鵬薬品工業株式会社様では、自律的に学ぶ場「タイホウマナビバ」において、希望する社員がSchooを活用して学んでいます。4か月間、自分が学びたい内容をSchooで学習するとともに、定期的に開かれるワークショップや集合学習へ参加して仲間と交流しながら学ぶ施策です。

「タイホウマナビバ」の企画・運営を担当している人事部人財開発課 課長の田口淳子さん、担当課長の清水晶子さん、マナビバの参加者としてSchooを活用して学習した研究本部(つくばエリア)化学研究所 第二研究室 研究員の明本圭さんに、取り組みの内容や成果、今後の展望について話をうかがいました。(所属は2024年12月時点)

課題

・キャリアの歩み方や学び方が多様になる中で、社員一人ひとりが会社や組織貢献に必要な学びについて考え、自由に学べる機会が必要だと考えた

・人財育成方針として「学びの自律化」、さらには周囲と一緒に学ぶことによる「学習の拡散効果」を目指した

導入理由

・自律的に学ぶための豊富なコンテンツや機能があり、特に仲間と学べる「集合学習機能」が決め手だった

・Schooによる学習活性化・運用のコンサルティング支援「LEARNING DRIVE」の「自律型研修パッケージ」を活用することで、ワークショップの企画と運営の支援が受けられることも心強かった

活用方法

・強制感を持たせないよう必須コンテンツや受講数などのノルマは設けず、会社の成長課題に対する推奨コンテンツを示すに留め、各自の興味に沿って自由に学んだ

・ワークショップや集合学習を定期開催して学ぶ目的をクリアにするとともに、仲間と学ぶ仕掛けを取り入れた

導入後の効果・成果

・受講者の90%以上が、4か月の期間を通して継続して学習することができた

・学ぶ目的や学びの活用状況などを共有し、仲間と一緒に学習するスタイルが好評価だった

・受講者の所属部署内で、学びを推奨する雰囲気が醸成された

01

「周囲を巻き込みながら学ぶ場」にSchooが最適だった

ーーまず、「タイホウマナビバ」の取り組みを始めた背景についてお聞かせください。

田口さん: 日々求められるスキルやキャリアの歩み方が多様になり、学ぶ機会のあり方も変わりつつある時代において、人財育成施策を見直したことが「タイホウマナビバ」立ち上げのきっかけでした。

それまでの施策は階層別研修や選抜型研修が中心でしたが、これらに加え、社員一人ひとりが必要な内容を適切なタイミングで学べる取り組みも重要であると考えました。

社員が個々に取り組むコンテンツとしては、これまで通信教育を提供していましたが、これに代えて、より組織貢献に繋がる学びの提供ができればと思いました。

清水さん: 人財育成の方針として、会社が与えた内容を学ぶだけでなく、自ら目的をもって学ぶ「学びの自律化」にシフトしていきたいと考えました。さらに、自律的に学ぶ姿を見た周囲のメンバーが触発されて学習に興味をもつといった交流による「学習の拡散効果」が生まれる組織を目指しました。

 

ーー「タイホウマナビバ」の学習コンテンツとして、Schooを選んだ理由を教えていただけますでしょうか。

清水さん: 自律的に学ぶための豊富なコンテンツや機能があったことです。中でも、皆で同時視聴してチャットでコミュニケーションが取れる集合学習機能が決め手でした。

過去に昇格者向けに一律でeラーニングを導入した際、受講率がなかなか上がりませんでした。この経験から、学ぶ機会を付与しただけでは社員はモチベーションが続かず、能力開発につながらないことを痛感していました。

また、全社員に実施したスキル診断テストの結果から、管理職以上がビジョンを立案し、人を巻き込んで物事を動かす力が不足しているという傾向が見られました。

これらの点から、学習はひとりで取り組むだけでなく、周囲と関わりながら学ぶ場づくりが不可欠だと考えたのです。そのコンテンツとして最適だったのがSchooでした。

「タイホウマナビバ」にワークショップを取り入れたいと考えていたところ、Schooには学習活性化や運用を支援する「LEARNING DRIVE」というサービスがあることを知りました。その中の「自律型研修パッケージ」を活用することで、ワークショップの企画と運営も支援いただけることになったのです。専門の知見があるSchooと一緒にワークショップを行えることは、とても心強かったです。

02

希望者の4割は管理職、自分の課題感に沿って学ぶ場を求めていた

ーー「タイホウマナビバ」には、どのような社員から応募がありましたか。

田口さん: 2024年6月〜9月に実施した第1期には、全国30以上の拠点から幅広い職種の社員144名が受講を希望し、そのうち約40%が管理職でした。現場の管理職は日々忙しいものですが、同時に自分への課題意識も強く、学ぶことでその課題を乗り越えようとする意欲が感じられました。

 

ーー運用面で工夫したことはありましたか。

清水さん: 強制感が出ないよう必須コンテンツはあえて設けませんでした。ただ、学びたい内容が見つからない社員もいると思うので、Schooに協力いただき、会社の成長課題に対する推奨コンテンツを選定するほか、受講者の受講状況から「人気授業」をリスト化して提示したり、受講者が「推薦授業」を発信する仕組みもつくりました。

田口さん: 学ぶ内容には自由度をもたせた一方、開始時と振り返りのワークショップは出席必須としました。目的をクリアにしてから学び始め、4か月の学習終了後に振り返るという仕組みを設けたのです。

さらにその前の説明会では、取締役から受講者への期待を伝えました。将来のビジョンに向け、会社が変わるために個人としても成長してほしいこと、そのために「タイホウマナビバ」で仲間と学び、仕事で実践してほしいというメッセージでした。

この一連の取り組みは受講者から好評で、終了後アンケートでは7割以上が「学ぶ目的が明確になっていたことがよかった」と回答しました。逆に「ノルマがあったほうがよかった」と回答した人は少数。必須コンテンツを設けなかった判断は正解だったと感じています。

 

ーーーワークショップの設計で工夫したことがあればお聞かせください。

清水さん: 普段の業務では交流することが少ない、さまざまな職種の受講者が集まる場なので、初回のワークショップでは会話しやすくなるよう、事前アンケートでの「学ぶ目的」が類似している者同士でグループ分けをしました。共通点がある受講者と会話することで新たな気づきが生まれるかもしれませんし、学ぶモチベーションを高めてもらいたいとも考えていました。

03

グローバル拠点で働くためのスキルアップの場として活用

ーー受講者の明本さんにおうかがいします。どのようなきっかけで「タイホウマナビバ」に参加したのでしょうか。

明本さん: 私は研究本部(つくばエリア)で、創薬における基礎研究に従事しています。「タイホウマナビバ」の参加を希望した理由は、将来グローバル拠点で活躍したいという目標に向けてスキルアップをしたいと考えていたからです。

また、キャリアを重ねるにつれて後輩を巻き込んで業務をする場面が増え、創薬は一人でなくチームで成し遂げるものであるという実感が強くなっていました。そこで、部門を超えてさまざまな職種の人と関わりをもち、研究職以外の視点を得たいとも思っていたのです。

幅広い分野を仲間と学ぶという「タイホウマナビバ」は、まさに自分が求めていた学習環境でした。

 

ーーーSchooでどういったコンテンツをどのように学んでいましたか。

明本さん: 自分が目指したいキャリアの方向性に沿って、ビジネス英会話から学び始めました。また、推奨コンテンツにあった『会議を進めるために必要な9つのスキル』も視聴しました。学んだ内容はそれぞれ、海外出張時や日常の業務で活用しています。

Schooは、毎日のお風呂上がりに視聴することが多く、日常生活の中で無理なく学べるのがよかったですね。また、視聴頻度が落ちそうになったタイミングでワークショップが開かれたので、そこに参加して学習意欲を取り戻すことができました。

同じ研究所にいる同期の社員も「タイホウマナビバ」に参加していたので、学んだ内容や実践する場面などの会話ができたのもよい経験になりました。やはり、強制ではなく自由に学べる環境で、いろいろな人と関わりをもちながらスキルアップすることは大切だと感じます。

04

学習をきっかけに視野が広がり、組織の課題が共通の話題に

ーー「タイホウマナビバ」第1期の成果をどう感じていますか。

田口さん: 大きく2つの成果があったと考えています。

ひとつ目は、Schooのコンテンツが当社の社員の学習ニーズに合致しているとわかったことです。4か月の学習期間中、受講率はおおむね90%以上をキープし、ほぼ全員がSchooによる学習を習慣化できていたことがデータから明らかになりました。

動画コンテンツとワークショップや集合学習を組み合わせることで、たとえ一時期は学習意欲が下がってしまってもワークショップ等を機に再度モチベーションが湧き、Schooへのログイン率が上がることもわかりました。やはり、学ぶ機会をただ与えるのではなく、こうした仕掛けが不可欠だと再認識しました。

ふたつ目の成果は、学ぶことに対する視野が広がった点です。Schooでの学びを生かして仕事で実践し、今後学ぶべきことに気づいたり、新たな課題感を抱いたりする受講者が多くいました。

また、受講者が自部門の仲間と学ぼうとする行動も見られ、皆で学ぶという点でも視野が広くなったと感じます。第1期の受講者には、自分の職場のチーム・有志などでSchooを使って学びたい場合はアカウントを貸し出すことにしたところ、21人から希望がありました。想定では5人ほどに使ってもらえれば期待通りと思っていたのですが、多くの受講者がSchooをつかって仲間と学ぼうとする姿勢に驚きました。

清水さん: マナビバ終了後アンケートでは、「仲間と一緒に学んだことで、組織の課題について会話することが多くなった」と回答した受講者が多くいました。私たちが想像していた以上に組織貢献に向けた学びに対する視野が広っていることを嬉しく思います。

 

ーーSchooのサポート体制は、いかがでしたでしょうか。

田口さん: 私たちの要望や目指したい姿を深く理解したうえで、丁寧にコミュニケーションを取っていただきました。ワークショップの設計や推奨コンテンツの選定でも当社の立場に歩み寄ってくださり、毎回のワークショップ後には振り返りの機会もご一緒いただきました。私たちも初めての試みばかりの中で、ノウハウを得られたことにも感謝しています。

 

ーー最後に、今後の展望をお聞かせください。

清水さん: 2025年1月から「タイホウマナビバ」第2期がスタートしました。第1期の受講者の感想を社内広報の場で公開しましたので、その姿に触発されて学び始める社員も多数おり、第1期を上回る受講数となりました。

「タイホウマナビバ」によって交流による「学習の拡散効果」が生まれ、最終的には現場の各組織で自組織に必要な学びを自主的に学びあう「学びの自走化」が実現できるよう、この取り組みを続けていきたいと考えています。

ご回答いただきありがとうございました。

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