自発学習の仕組みづくりや顧客先の情報収集に活用

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株式会社オリエントコーポレーション ​​

「かなえる、のそばに。」をブランドスローガンとして掲げる。創業以来、信販業界のパイオニアとして、それぞれの時代のライフスタイルや決済ニーズに合わせたサービスを幅広く展開。多種多様な分野で蓄積してきたノウハウを結集し、カード・融資、決済・保証、個品割賦、銀行保証、EC決済ソリューションなど、さまざまな決済サービスをワンストップで提供している。FinTechなどの最新技術の導入や、海外事業など、新たな領域にも挑戦し続けている。

課題

・社員が学びたいと思った時に、幅広くサポートできる環境を充実させたい

・新しいことにチャレンジする人を増やしていきたい

導入理由

・ITスキルも含め、幅広いカテゴリーの最新知識を学ぶことができる

・さまざまなバックグラウンドの講師が、経験談も含め話してくれるのでわかりやすい

活用方法

・全社員に対して案内を行い、受講希望のあった社員に対して受講支援

・管理職など上の階層から利用のアプローチをして、学びの文化づくり

導入後の効果・成果

・延べ数百人がスクーを利用

・社内全体に自主的に学ぶ文化が広がりつつある

株式会社オリエントコーポレーション 人事部人材開発チーム欠塚さん、木本さんにお話を伺いました。

01

きっかけは社員の学びたいことを支援する環境づくり

−−−スクーを導入しようと思った「きっかけ」を教えてください。

欠塚さん:社員が学びたいことを支援できる環境をより充実させたいと考えたことがきっかけです。

もともとは一日だけの社外研修に会社が受講料を7~8割負担して、有休を取って参加してもらっていました。
そのほかにも奨励資格を数十個用意して、資格を取得すれば奨励金を支給したり、社内の業務についての通信教育を行なったりしていました。

さらに、それ以外にも社員が学びたいと思った時に幅広くサポートできる環境をより充実させたいと考えていました。
そこでまずは会社が費用を半分負担して、他社のオンライン学習サービスを数年前に導入しました。
導入当初の反響は良かったのですが、時間が経つとある程度受講が完了してしまい、受講者数が減ってしまいました。

そこで他に新しいサービスはないかと考えたときに、スクーを導入しようという話になりました。

 

−−−スクーの導入に至った決め手はありましたか。

欠塚さん:スクーではスクールの講師だけではなく、現役のビジネスパーソンとして活躍している方など色んなバックグラウンドの先生が登場し、自身の経験談も交えてお話ししてくださいます。
そういったところが若い方にとって学びやすいのではないかと考えました。

また、PythonなどのITスキルも含め、幅広いカテゴリーの最新知識を学ぶことができるのはスクーならではですので、他のサービスと併用したいと考えて去年の4~5月に導入を決めました。

 

スクーの授業:8,500本以上の授業が受講し放題。最新のビジネススキルのほかプログラミングやデザイン、話題のビジネス書までカテゴリーは多種多様。

木本さん:若手の方も多いですが、思っていた以上に上位職の方にも学んでもらっています。

話を聞いてみると、気軽に学べるため頭に入りやすく取り掛かりやすいようです。
講義の中で受講生代表の方が先生と会話するように授業が進むので、かしこまりすぎず学びやすいという声を聞きます。

02

管理職などの上位職を巻き込み、自主的に学ぶ文化づくり

−−−スクー導入後、全社に向けてどのように案内を行ったのでしょうか。

木本さん:最初は全社員向けの社内通達に案内を掲載したり、人事部から直接メールを発信したりして募集を行いました。
募集に際しては、以前より導入していた他社のオンライン学習サービスとの違いを明確にし、新しいものを出したという点をアピールしました。

全社員向けとなると、一人一人が自分事化しづらいと思います。
最初の募集では数十名程度の応募でしたが、その後は上位職の受講者から部下など周囲の人に対してスクーの良さを伝えてもらうことで認知度が上がり、受講者を増やすことにつながりました。
現在では延べ数百人がスクーを利用しています。

社内全体に自主的に学ぶ文化が広がりつつあると感じていますが、社員には今後もキャリアオーナーシップを持ち、自ら積極的にスキルアップに取り組んでいってほしいと思います。

  

−−−学びに積極的な方を増やすために、行なっていることはありますか。

欠塚さん:管理職の評価項目に、部下育成の項目があります。
具体的には「学びを支援するような働きかけをしているか」「部下への動機付けをしているか」のような項目です。
管理職には部下の業務に必要な研修情報等を収集し、研修の受講や自己啓発をすすめることを求めているのです。

そういった中でスクーなどのオンライン学習を取り入れることができたので、これからはさらに上司も部下に対して学びを支援していくような働きかけができそうだと考えています。

03

幅広い分野の授業があるから、自分に合った学びが見つかる

−−−スクーについて受講者からの声があれば教えてください。

木本さん:受講者からは「オンラインなのでどこでも受講できるところが良い」という声をたくさん聞いています。

「通勤時間など隙間時間に学習できて便利だ」という話や、「コンテンツがたくさんあるので、自分に合ったコンテンツがすぐに探せる」という意見も出ています。

 

−−−スクーでおすすめの授業はありますか。

木本さん:博報堂スピーチライターが教える 言葉が「思いつかない」「まとまらない」「伝わらない」がなくなる授業
目標を「絶対達成」する仕事スイッチの入れ方
相手を課題解決へと導く「質問力」の鍛え方
などの授業が人気で、社内でよく受講されています。

 

−−−社内の受講者を増やすために行なっていることはありますか。

木本さん:スクーの受講者の新規募集については社内通達で案内しています。そこでどれだけ興味を持ってもらえるかが勝負となります。

今はスクーにどのような授業があるのかを知ってもらうために、学習分析ツールを活用して、人気授業を10~20個選定しA4の紙2枚ほどにまとめて紹介しています。
その案内の中で、もっと興味を持ってもらえるような宣伝をしたいと考えています。

 

管理画面「学習分析ツール」:社内の人気授業や、各社員の受講履歴、研修カリキュラムの進捗などを確認することができる。

04

社員の主体的な学びをサポートして、チャレンジャーを増やす

−−−キャリアオーナーシップを持ってもらうために、取り組んでいることはありますか。

欠塚さん:全社展開はこれからなのですが、先行して本社では1on1ミーティングを月1回以上30分以内で実施しています。
そこで部下が今後どのようなキャリアを歩んでいきたいのか等を話し合ってもらっています。

あとは入社4年目と10年目を対象にキャリア研修を設けています。上司がしっかりと関わる仕組みづくりを大切にしています。
また入社2年目には今の自分の業務がこれからの理想のキャリアにどうつながっているのかを考えてもらう研修も実施しています。

新入社員には「スキルアップをしていく人としない人でこれからは二極化が進んでいくので、自分から学びに行く姿勢を持ちましょう」という話をしています。

今までは階層別、年次別に研修に来るように指示するボトムアップ型のものが主だったのですが、そうすると気乗りせず受け身で来る方も中にはいます。
そうではなく、今後は自分から手を伸ばして学んでいかなければいけないということを会社としてメッセージを出していって、会社や上司はそれを支援するという形でやっていきたいと思っています。

 

−−−今後の展望があれば教えてください。

欠塚さん:会社としてもイノベーションに力を入れていますので、新しいことにチャレンジする人をもっと増やしていきたいと思います。

あとは今誰もが感じているかもしれませんが、コロナ一つでこれだけ状況が変わってしまうので、今までのやり方に固執しているとどんどん取り残されてしまう可能性があります。

今までの経験値だけに頼るのではなく、社外にも広く目を向けてそういうところから得る学びを各自が持っておかないと、新しい考え方はできないと思います。
スクーは一つのきっかけに過ぎないかもしれません。本を読む、地域コミュニティーに参加するなど、新しい知識、経験を得るために自分から手を伸ばし、自分自身をアップデートしていってもらいたいと思っています。

ご回答いただきありがとうございました。

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