数年前にはテレビドラマの題材にもなり、資格のCMでも良く見かけるようになった行政書士という仕事。
ですがネットを見ると食えないとか、年収100万とか、資格を取ると貧乏になるとかという情報もあったりで、いったい何の情報が正しいのかと思う方もいるのではないでしょうか。
統計を見ると、東京都だけで行政書士に登録している人は(※行政書士試験に合格した人ではありません。約30万円かかる登録料を支払い行政書士登録をした人です)5,000名を超え、この数は大手コンビニチェーン3社の合計とほぼ同じ数です。また、弁護士が約34,000人、司法書士が約20,000人、社会保険労務士が約36,000人である一方で、行政書士の登録数は44,000人を超えています。しかもそのうち10,000人はこの10年で増えているという現状があります。つまり強烈な競争が起こっているのです。事実、10年前と比べ3分の1以下の報酬になってしまっている業務も珍しくありません。競争が激化し、既存の市場は縮小し、安値競争が起こっている。それが行政書士を取り巻く厳しい現状なのです。
しかしその一方で行政書士という仕事には大きな将来性があると思っています。行政書士は代書屋などといわれることもありますが、行政書士が扱える仕事は許認可業務、市民法務、企業法務、外国人の手続きなど1万種類を超えるといわれ、非常に広範囲にわたります。それだけ色々なところで人や企業の役に立てる仕事であり、可能性が無限大の資格と言えます。
この授業では、そうした行政書士という仕事の現状を踏まえた上で、いかにして行政書士という仕事で食べていくのか、どんなポイントを抑えればいいのかを行政書士の将来の展望とともにお話させていただきます。
■この授業で学べること
- 行政書士という仕事の現状
- 行政書士として食べていくための必要な能力
- 行政書士の仕事のこれから