10/8(Tue)
小型で格安のPCボード「Raspberry Pi」(ラズパイ)をとことん楽しむための隔月刊誌「ラズパイマガジン」(日経BP社)で編集長を務めています。標準版で4000円台、ミニ版で600円台というラズパイは、2016年までに1100万台以上が出荷され、世界中の子供と大人が楽しんでいます。普通のPCとして使えるほか、センサーなどの部品をつないで電子工作とプログラミングができるのが特徴です。IoT(モノのインターネット)の中核として、業務での活用も進んでいます。ラズパイを使って、電子工作、プログラミング、Linuxに慣れ親しみましょう。
手のひらに納まるほど小型かつ、低価格で入手できることから2012年の販売開始以来、世界中で人気を博し、今や1,100万台を超える販売台数を誇るRaspberry Pi(ラズベリーパイ)。 小型PCとしてもサーバーとしても活用できるほか、電子部品を接続して電子工作ができるなど、大きな可能性があります。教育現場でプログラミング学習用教材として活用されるだけでなく、従来ではハードルが高いとされていたIoT関連の開発も手軽に行えるようになるなど、その存在感を強めています。 今回の授業のテーマはRaspberry Piを使った電子工作。日経BP社刊「ラズパイマガジン」の編集長安東先生をお迎えし、レクチャーしていただきます。実際に手を動かしながら、Raspberry Piの魅力を体感していきましょう。 【今回の電子工作テーマ】 ■スイッチ付きのLED点滅装置で、ラズパイ電子工作の基礎を学ぶ(上記、画像が完成予想図) ■プロペラ付きモーターで、強さを変えられる扇風機を作る ラズパイマガジン2017年4月号の特集「ラズパイ工作超入門ステップ36」とラズパイマガジン2017年6月号の特集「ラズパイ工作トラブル解決12」から電子工作の基本を学びます。 ※ラズパイマガジンの特設サイトで、Raspberry Pi 3とラズパイマガジンのセット、必要な周辺機器(スターターキット)を販売しています。 【必要な道具】 ・Raspberry Pi 3 Model B(Pi ZeroやPi 2、Pi 1 B+でも構いません) ・必要な周辺機器(USB・ACアダプター、キーボード、マウス、HDMIケーブル/ディスプレイなど) ・公式OS「Raspbian」を導入・初期設定したmicroSDカード(8Gバイト以上)Rasbianのインストールはこちらから ・赤色LED OSDR5113A(直径5mm) I-11655 20円 ・タクトスイッチ P-03647 10円 ・DCモーター(線付き)FA-130RA P-09169 120円 ・パワーMOSFET 2SK4017 I-07597 30円 ・ダイオード 1N4007 I-08332 10円 ・DIPロータリースイッチ10ステップ P-06574 50円 ・積層セラミックコンデンサー 0.1μF(10個入り) P-02211 100円 ・抵抗100Ω(100個入り) R-25101 100円 ・抵抗4.7kΩ(100個入り) R-25472 100円 ・抵抗20kΩ(100個入り) R-03940 100円 ・ブレッドボード大 BB-102 P-09257 300円 ・ジャンパー線(オス-オス)セット(60本以上) C-05159 220円 ・ジャンパー線(オス-メス)(赤/黒/青)10本セット C-08933、 C-08932、 C-08934 各220円 ・ガード付きプロペラ 2mm軸用 HK-MP3H 朝日電器 390円 ・調味料瓶(プロペラを固定できる重さがある瓶なら何でも) 100円ショップなど 100円 (Raspberry Piを持っていなくても受講できます) ・先端の小さなマイナスドライバー(DIPロータリースイッチを回すため) ※モーターの動作を確認するだけなら、ガード付きプロペラと調味料の瓶はなくても構いません。 ※今回の授業で扱った内容以外にも、ラズパイマガジン4月号、6月号ではより広範な内容がご覧いただけます。 【必要な準備】 ■公式OS「Raspbian」のインストール RaspbianはOSインストーラー「NOOBS」を使ってインストールします。 ■授業内で使用するファイルのダウンロード及びRaspberry Pi上での展開(このページ右上の「授業で使用するファイル」を参照)