10/14(Mon)

今日の生放送

【再放送】生放送前に復習しよう!法政大学-「キャリアデザインの理論」そのウラ・オモテ【その2】

【再放送】生放送前に復習しよう!法政大学-「キャリアデザインの理論」そのウラ・オモテ【その2】

コース概要

フリーターやニートや非正規雇用の問題が荒れ狂う2000年代になって、教育に突如課せられた大きな使命、「キャリアデザイン」。でもそこには、たくさんの落とし穴があることに、私たちは少しずつ気づき始めている。
例えば、やりたいこと探しのキャリア教育って、本当に役に立つの?
――夢のとおりに仕事してる人ってそんなに多くないはずです。 やりたいことが見つからなくて焦ってる私って、変なの? ――やりたいこと以前に、やれることが何なのかって話ですよね。
私たちの生き方(キャリア)は、私たちのデザイン(設計)できる範囲をはるかこえて、制度や文化や生得的特性の文脈に埋め込まれている。日本で唯一の「キャリアデザイン学部」(法政大学)の教育学担当教員(教育心理学、臨床教育学、教育社会学)が、文脈に埋め込まれた私たちのキャリアというこの重い事実と、そこからできることを見つめなおし、いま流行りの「明るい」キャリアデザインのウラ・オモテに迫ります。

■1限目:「心理とキャリアデザイン」 

この文章をご覧になっている方は、何かしらの形で「キャリアデザイン」という言葉に関心があると思います。その関心は、大きく分ければ以下の二つがあると思われます。ひとつは、「自分のキャリアデザインをどうするか」という関心、もうひとつは、「他者のキャリアデザインを支援する」という関心です。


1限目では、自分・他者のどちらにも関連する事柄として「心理とキャリアデザイン」を扱います。具体的には、「意識と行動の関連」です。心理学は「意識」のみを扱う学問ではありません。「行動」も扱う学問です。たとえば、「あの人には意欲がない。どうしたらやる気になるか」と考えたことがある人もいると思います。これは、意欲がある人は行動をする。すなわち、「意識」が「行動」に与える影響を考えているわけです。このことについては、「モチベーション」「動機づけ」などいった研究がおこなわれてきました。


1限目では、このような「意識⇒行動」だけではなく、「行動⇒意識」も見てみたいと思います。たとえば、物事がうまくいかなかった時、「なぜうまくいかなったのか」を自分自身に問いかけることがあるでしょう。何を出来事の原因だと考えるかによって、そこで感じる感情や、その後の出来事に対する期待や、実際の行動のとり方は変わってくることがあります。このことについては、「原因帰属」などといった研究がおこなわれてきました。
このように、キャリアをデザインする際の心のメカニズムについて、「意識⇒行動」と「行動⇒意識」という二つの視点を学びます。

■2限目:「家族とキャリアデザイン」 

私たちの生き方が最も大きな制約を受けるものの一つは、家庭環境です。児童虐待などの幼少期の体験が、成人後の人生にも大きな影響を及ぼすことは、よく知られています。そこまで極端な例ではなくても、教育格差という言葉があるように、家庭環境は教育環境にも大きく影響します。3限目では、過保護な家庭で育った20代の女性が、自分の生き方をデザインしていくことの難しさに直面し不安におののくケースをとおして、家庭という制約の大きさを考えます。けれどまた、家庭環境が私たちの人生のすべてを決定づけるわけではありません。自分の望んだわけではない人生をどう自分のものにして取り返していくのか、その道筋をも見つめます。

※ この授業では、インタビュー録を受講生の皆さんにお聞き頂き、それについてどう思うか?何を考えるか?などをディスカッションいただきます。

■全8回授業の予定

(1)6/13放送【心理とキャリアデザイン
(2)6/20放送【認知特性とキャリアデザイン
(3)6/27放送【学校とキャリアデザイン
(4)7/4 放送【家族とキャリアデザイン
(5)7/11放送【キャリアデザインはなぜ難しいのか―ぬるま湯環境が生む脅威と焦燥―
(6)7/18放送【キャリアデザインはなぜ難しいのか―突然変化する興味関心―
(7)7/25放送【キャリアデザインの難しさを乗り越えてゆく
(8)8/1 放送【キャリアデザインのオモテとウラ-整理と統合

担当の先生

参加したい受講生 : 55

月額980円で、4,600本以上の授業が見放題

授業リスト

【再放送】生放送前に復習しよう!法政大学-「キャリアデザインの理論」そのウラ・オモテ【その2】

2014年8月1日公開

150min.

[終了]生放送限定

フリーターやニートや非正規雇用の問題が荒れ狂う2000年代になって、教育に突如課せられた大きな使命、「キャリアデザイン」。でもそこには、たくさんの落とし穴があることに、私たちは少しずつ気づき始めている。
例えば、やりたいこと探しのキャリア教育って、本当に役に立つの?
――夢のとおりに仕事してる人ってそんなに多くないはずです。 やりたいことが見つからなくて焦ってる私って、変なの? ――やりたいこと以前に、やれることが何なのかって話ですよね。
私たちの生き方(キャリア)は、私たちのデザイン(設計)できる範囲をはるかこえて、制度や文化や生得的特性の文脈に埋め込まれている。日本で唯一の「キャリアデザイン学部」(法政大学)の教育学担当教員(教育心理学、臨床教育学、教育社会学)が、文脈に埋め込まれた私たちのキャリアというこの重い事実と、そこからできることを見つめなおし、いま流行りの「明るい」キャリアデザインのウラ・オモテに迫ります。

■1限目:「心理とキャリアデザイン」 

この文章をご覧になっている方は、何かしらの形で「キャリアデザイン」という言葉に関心があると思います。その関心は、大きく分ければ以下の二つがあると思われます。ひとつは、「自分のキャリアデザインをどうするか」という関心、もうひとつは、「他者のキャリアデザインを支援する」という関心です。


1限目では、自分・他者のどちらにも関連する事柄として「心理とキャリアデザイン」を扱います。具体的には、「意識と行動の関連」です。心理学は「意識」のみを扱う学問ではありません。「行動」も扱う学問です。たとえば、「あの人には意欲がない。どうしたらやる気になるか」と考えたことがある人もいると思います。これは、意欲がある人は行動をする。すなわち、「意識」が「行動」に与える影響を考えているわけです。このことについては、「モチベーション」「動機づけ」などいった研究がおこなわれてきました。


1限目では、このような「意識⇒行動」だけではなく、「行動⇒意識」も見てみたいと思います。たとえば、物事がうまくいかなかった時、「なぜうまくいかなったのか」を自分自身に問いかけることがあるでしょう。何を出来事の原因だと考えるかによって、そこで感じる感情や、その後の出来事に対する期待や、実際の行動のとり方は変わってくることがあります。このことについては、「原因帰属」などといった研究がおこなわれてきました。
このように、キャリアをデザインする際の心のメカニズムについて、「意識⇒行動」と「行動⇒意識」という二つの視点を学びます。

■2限目:「家族とキャリアデザイン」 

私たちの生き方が最も大きな制約を受けるものの一つは、家庭環境です。児童虐待などの幼少期の体験が、成人後の人生にも大きな影響を及ぼすことは、よく知られています。そこまで極端な例ではなくても、教育格差という言葉があるように、家庭環境は教育環境にも大きく影響します。3限目では、過保護な家庭で育った20代の女性が、自分の生き方をデザインしていくことの難しさに直面し不安におののくケースをとおして、家庭という制約の大きさを考えます。けれどまた、家庭環境が私たちの人生のすべてを決定づけるわけではありません。自分の望んだわけではない人生をどう自分のものにして取り返していくのか、その道筋をも見つめます。

※ この授業では、インタビュー録を受講生の皆さんにお聞き頂き、それについてどう思うか?何を考えるか?などをディスカッションいただきます。

■全8回授業の予定

(1)6/13放送【心理とキャリアデザイン
(2)6/20放送【認知特性とキャリアデザイン
(3)6/27放送【学校とキャリアデザイン
(4)7/4 放送【家族とキャリアデザイン
(5)7/11放送【キャリアデザインはなぜ難しいのか―ぬるま湯環境が生む脅威と焦燥―
(6)7/18放送【キャリアデザインはなぜ難しいのか―突然変化する興味関心―
(7)7/25放送【キャリアデザインの難しさを乗り越えてゆく
(8)8/1 放送【キャリアデザインのオモテとウラ-整理と統合

スライド資料

プレミアム生放送

人気の生放送授業

もっと見る

新着の生放送授業

もっと見る

アクティビティ