■ 会社に籍を置きながら、社外で違うことを経験し、仕事を見つめ直しキャリアアップを図る
最近、「サードプレイス」や「他流試合」など、会社でも家庭でもない社外で違うことを経験することに焦点が当たり始めています。サードプレイスというと、スターバックスがこのコンセプトを導入したお店づくりをしていることで有名ですが、一般にはカフェや本屋さんなど主に場所を指して使われますが、場所だけではなく学びや趣味、ボランティアなど同じ興味や関心を持って集うコミュニティも第三の場所といえます。
そういったサードプレイスに出ていく目的としては、社外で武者修行をしたり、自身のキャリアを見直したり、新しいネットワークを作ったりなど様々です。
サードプレイスを持つ方法は、休職して留学をしたり、社会人大学院への進学をしたりといったこともありますが、仕事のスキルや経験を活かした社会貢献活動(プロボノ)に参加する方法もあります。
NPO法人サービスグラントでは、そういったサードプレイスとして、ビジネスパーソンがNPOをはじめとする市民活動団体に対してプロボノ活動を実施する場を提供しています。
※プロボノとは
「プロボノ」とは、「公共善のために」を意味するラテン語「Pro Bono Publico」を語源とする言葉で、【専門的なスキル・経験等をボランティアとして提供し社会課題の解決に成果をもたらすこと】を意味します。近年、日本国内でもプロボノに対する社会的関心は急速に高まりを見せており、新しい社会貢献のあり方として注目を集めています。
今回の授業について
今回のshooの授業のテーマは、『会社でも仕事でもないサードプレイスからキャリアをとらえ直す』です。
サービスグラントの「プロボノ」では、全く異なる企業のメンバーでプロジェクトを組み、普段の仕事相手とは異なるNPOなどに対する支援を行っていきます。このようなサードプレイスでの活動を通じて、キャリアをとらえ直す経験についてご紹介していきます。
今回の授業では、実際にプロボノプロジェクトに参加し、さらに大学院で「プロボノ」について研究をしたゲストをお招きし、サードプレイスであるプロボノプロジェクトを通じて、『どうキャリアを見つめ直し』『キャリアアップしていけるのか』ついて、経験者としての事例とともに研究で明確になったことについてもご紹介していただきます!
今後自分のキャリアを考えていくにあたって、プロボノのような経験がどう活かせるのか、どういった価値があるのか、また自分のスキルを活かした社会貢献とは何か知っていただければ幸いです!