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「落語」超入門--松竹芸能の噺家に、落語の楽しみ方を教えてもらおう(5限目)

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第1回

「落語」超入門--松竹芸能の噺家に、落語の楽しみ方を教えてもらおう(5限目)

2014年5月22日 60min

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授業の概要

※本授業は公開終了いたしました

 

この授業では、昔から引き継がれてきた落語の定番演目を、プロの噺家(はなしか)と一緒に動画で楽しめます。 そして、初心者の方にも分かり易く、落語に登場する文化や歴史的背景を解説します。

また、各回の課題として皆さんから落語の演目になりそうなテーマを募集、 プロの噺家が講義中に紹介します。秀逸なものは数分の“小噺”として採用されるかもしれません。

授業を通して、昔の人々も同じように感じた「落語の魅力」を体験し、落語の楽しみ方を学びましょう。

 

■はじめに

「落語」のはじまりには、いろいろな説があります。
そのひとつに、昔々、京都のお坊さん安楽庵策伝(あんらくあんさくでん)が「笑い話で和ませてから法話をする方が、すっと心に入ってくる」と、法話の前に始めた笑い話が始まりだったとするものがあります。
また、豊臣秀吉に仕えたお伽衆(とぎしゅう)の曾呂利(そろり)新左衛門が大阪城中で面白い話を秀吉に聞かせたのが始まりとする説もあります。

やがて江戸時代、落語ブームが巻き起こります。 人々は「寄席(よせ)」に足を運び、噺家による巧妙な話し口に耳を傾けました。風刺の効いた笑い話、自分たちの傍にもいそうな登場人物たちが繰り広げる滑稽な日常。落語は人々の想像力を刺激し、情感を育み、生活を豊かにする「知恵」や「笑い」を生み出してきたのです。

そして今回の授業では、江戸から明治時代より引き継がれる「古典落語」と比べると、比較的新しい「創作落語」も紹介します。
「創作落語」とはその名の通り、時代時代の出来事や大衆文化を現代の噺家(はなしか)自身の目線で創り出した落語で、より現代的で身近な内容を楽しめます。
聞いたことのない方は「こんな落語もあるんだ!」と驚かれるかもしれません。

 

■5限目内容は「豊竹屋」

今回のテーマは演者自身の唄が存分に堪能できる“音曲噺”、「豊竹屋」。
自分が見聞きしたものを即興で浄瑠璃の義太夫節のように語る、奇妙な癖を持つ男が即席の口三味線(今で言うなら「エア三味線」)を得意とする男と出会い、即興で浄瑠璃のセッションが始まるのですが…。
授業では、噺の中に出てくる江戸時代の風呂屋、江戸時代のカラオケ!?など、当時の風俗・文化にも触れながら解説します。

先生を務めるのは松竹芸能所属の上方噺家(かみかたはなしか)、桂小春團治(かつらこはるだんじ)。
アシスタントは落語のラジオ番組にパーソナリティとして出演中の小川恵理子が務めます。

チャプター

録画公開されると
チャプターが表示されます

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