10/10(Thu)
1943年生まれ。静岡大学卒。 1969年東京都庁に入庁後、品川、亀戸、王子、中央労政事務所で長年にわたり労働相談を担当。退職後は、セクハラ・リストラ・パワハラ問題を専門とする労働ジャーナリストとして活動。2008年、職場のハラスメント研究所を設立し、所長に就任。『壊れる男たち――セクハラはなぜ繰り返されるのか』(岩波新書)、『パワーハラスメント』(岩波ブックレット)、『パワーハラスメントの衝撃』(都政新報社)、『知っていますか? パワーハラスメント一問一答』(解放出版社)、『職場いじめ』(平凡社新書)、『部下を壊す上司たち』(PHP研究所)など著書多数。
※この授業は、神保町ブックセンター様で開催される「ほとんどない」ことにされている側から見た『壊れる男たち』の話を。のイベント中継です。 金子雅臣 氏 × 小川たまか 氏 『壊れる男たち―セクハラはなぜ繰り返されるのか (岩波新書)』重版記念 『「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。(タバブックス)』刊行記念 男たちはなぜセクハラを繰り返すのか、そしてなぜそのことに無自覚でいられるのか。 財務省に続き、狛江市でも発生した組織トップによるセクハラ問題。なぜ彼らは自らの加害性に無自覚なのでしょうか。セクハラ「する男」と「しない男」の違いに迫ったノンフィクション、『壊れる男たち――セクハラはなぜ繰り返されるのか』が出版されたのは2006年。それから十年以上たった今もなお、セクハラをはじめとする性暴力や、性差別による人権侵害が激増するなかで、「今こそ読まれるべき」とSNS等で話題となりました。 神保町ブックセンターでは、その『壊れる男たち―セクハラはなぜ繰り返されるのか (岩波新書)』の著者であり、かつては東京都の労働相談に従事し、セクハラ事件の解決のために被害者・加害者、双方の当事者に多く関わってこられた金子雅臣さんと、7月に初の単著である『「ほとんどない」ことにされている側から見た社会の話を。(タバブックス)』を上梓されるライターの小川たまかさんのお二人にお話を伺います。 セクハラ問題研究の第一人者である金子さんは、出版から十年たった今の社会状況をどう感じているのでしょうか。 また、性暴力被害、痴漢犯罪、年齢差別、ジェンダー格差、女性蔑視CM、#metoo…多くの人がフタをする問題を取材し、発信し、声をあげ続けている小川たまかさんは、この本をどう読まれたのでしょうか。 依然、社会に横たわるこの身近な問題について、ともに考える一夜。性別や年齢を問わず、みなさまのお越しをお待ちしております。 ※生放送限定配信です