4/26(Fri)

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いまいのりあき

今井紀明

NPO法人D×P理事長

1985年札幌生まれ。立命館アジア太平洋大学(APU)卒。神戸在住、ステップファザー。高校生のとき、イラクの子どもたちのために医療支援NGOを設立。その活動のために、当時、紛争地域だったイラクへ渡航。その際、現地の武装勢力に人質として拘束され、帰国後「自己責任」の言葉のもと日本社会から大きなバッシングを受ける。結果、対人恐怖症になるも、大学進学後友人らに支えられ復帰。偶然、中退・不登校を経験した10代と出会う。親や先生から否定された経験を持つ彼らと自身のバッシングされた経験が重なり、2012年にNPO法人D×Pを設立。 経済困窮、家庭事情などで孤立しやすい10代が頼れる先をつくるべく、LINE相談「ユキサキチャット」や定時制高校での授業や居場所事業を行なう。10代の声を聴いて伝えることを使命に、SNSなどで発信を続けている。

今井紀明

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担当のコース

コロナ禍、不確実性の時代に落ち込んだり、孤立したり不安になったりする人は増え続けています。そんな時、それでも前を向いて歩いていくために、何が必要なのでしょうか。 この授業では、壮絶な体験を経て、周囲の助けを借りながら自分の人生を歩んでいる方を先生としてお迎えし、「立ち直り力」について考えます。不安の時代をどう、前を向いて歩いていくかの考察と手がかりを得ることが目的です。授業形式はインタビューです。 ■先生 2004年のイラク日本人人質誘拐事件で、現地で武装勢力に拘束された日本人3人のうちの一人で、当時18歳だったのが今井紀明さんです。 今井さんは帰国後、誹謗中傷や、メディア中心に起きた「自己責任論」の嵐に巻き込まれることになりました。事件後数年にわたるパニック障害、対人恐怖症に悩まされますが、高校時代の恩師、大学時代の友人たちに助けられながら、長い時間をかけて回復をしていきます。 その今井さんは現在、認定NPO法人「D×P」で、定時制や通信制に通う高校生の支援を続けています。自らも引きこもって、やがて周囲に助けられた体験をもとに、いじめや虐待で孤立しがちな若者、経済的に困窮する若者へ食糧支援や現金給付を行なっています。 ■授業ポイント 今井さんが、強烈なバッシング、人格否定という強烈な体験から、やがて立ち直り歩き始めるにあたり、何があったのでしょうか。 また、今井さんが取り組む「若者支援」の活動から、日本社会で今、若者に何が起きているか。辛い体験から自分自身を立て直して、社会の関わりに活かしていく方法とは。社会課題解決力についても、考えていきます。   ■今井さんの活動 認定NPO法人D×P 今井紀明さんTwitter  

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