算数といえば、たし算・ひき算・かけ算・わり算・分数・小数……。
だいたいのことは知っていて、ところどころ忘れているのというのが、普通の大人です。
ですから「算数の話」といわれても、「たかが小学校の算数、たいしたことないよ」と思われるでしょう。ところが、ところが、1枚扉を開くと、そこには、されど算数という意外な世界が存在しています。
ということで、前回「あなたが使っている分数はアンチ欧米!」などの分数の話をしたところ、たくさんの方が興味をもってくださいました。そこで2限目はさらに掘り下げた分数の話をします。1限目同様、歴史、国語、文化、政治等が秘密の中に潜んでいます!!
2限目
◆04 分母、分子から古代中国を覗く
「分母」「分子」という言葉は説明しづらい言葉です。そこをどう伝えるか。納得の理屈がわかります。同時に、「分母」「分子」の言葉から想定され る中国古代文化の一端を覗いてみます。
◆05 世阿弥も分数を活用していた
能を大成した世阿弥は分数を使って指導していました。その指導は現代にも通じる「わかりやすく伝える」秘訣でもありました。
◆06 形式分数ってご存じですか
戦前の小学校の先生は、真分数・仮分数・帯分数の他に、「形式分数」も知っていました。形ばかりの分数ということですが、どんな分数でしょう。
◆07 帯分数の読み方は戦後変わった
分数の読み方は日本全国、老若男女、同じ……。と思いきや、帯分数だけは、戦後、読み方が変わり、混同して使われていました。なぜいきなり変えたのでしょうか。
◆08 日本最古の分数は神社への勅(みことのり)
日本国内の分数の記録は意外と古く、日本書紀にすでに記されています。分数を使って、神社にどんな勅が出たのでしょうか。
こんな方にオススメ
- 数字は苦手だと思い込んでいる方
- 算数なんてたいしたことないと思っている方
- 算数の意外な秘密を知りたい方
6月の1限目をぜひ「録画授業」で!
録画授業はこちらから受講いただけます(無料)
<授業内容>
◆01 日本の分数はアンチ欧米
◆02 「10分の5」と「2分の1」は同じだが違う
◆03 真ん中の棒から概念を知る