人びとのキャリアとは、結果ではなく、プロセスである。
人びとのキャリアとは、成果ではなく、実践である。
過去の経験を振り返るだけでなく、今に至るまでの連続性の経験として捉える。
この授業では、各業界で活躍するゲストを招聘して、ゲストのプロセスとして、実践としてのキャリアに迫っていく。
現在の「生き方の方向性」をきめた、原初体験とは何か。
その体験から今までを歩んできた、人生の航路の「困難や喜び」、そして、突き動かしてきた原動力とは何か。
そして、今、何を考え、どこに向かおうとしているのか。
キャリアヒストリーというインタビュー手法を用いて、「生き方・働き方」の<技法>を抽出していく。
インターネット生放送の双方向性を活かして、皆さんからの質問・インタビュー参加も積極的に実施します。
■1限目:「投資家のキャリアインタビュー」 ゲスト講師:小野裕史氏
人生とは、いつでも、どんなときからでも、自らの意思で、新たな歩みを始めることができる、未知数のカレンダーだ。けれども、そのことを実感することはなかなか難しい。というのも、自らの意思は、過去の自身の経験に縛られてしまうからである。
ゲスト講師の小野さんは、今、まさに、生きるを走り抜いている。小野さんにとって、35歳を前にして走り始めた経験が、自身の価値観や仕事の働き方、仲間との接し方、日常を彩る様々な経験をがらりとつくりかえていく。今、小野さんは、何を感じ、何を思うのか。そして、どこにむかっているのかに迫っていきながら、自身の<転機>をむかえ、その後、歩んでいく「身体を賭けた生」を明らかにしていく
■2限目:「経営者のキャリアインタビュー」 ゲスト講師:杉山大輔氏
目標を設定し、その目標に対して、現時点で足りない点を補っていく逆算的思考で、一つ一つの困難をクリアしていく。目の前の目標をクリアしていくことで、大きな変化は生まれない。だが、その積み重ねは、必ず、うねりを創り出していく。
ゲスト講師の杉山さんは、自身の会社を経営し、その間に、大学院も修了し、丁寧に、仕事を積み上げてきた。ソニーの社長を歴任した出井さんの会社の執行役社長に抜擢されたことで、杉山さんは、一気に、思い描いていた仕事のステージへと躍り出る。これまでの仕事の経験と、転機となる抜擢人事、4人の子供の父でもある杉山さんの、紡がれていく仕事の内実と仕事観に迫っていく。
■全5回授業の予定
(1)6/4 放送【投資家のキャリアインタビュー】
(2)6/18放送【経営者のキャリアインタビュー】
(3)7/2 放送【パーソナルスタイリストのキャリアインタビュー】
(4)7/16放送【コミュニケーションデザイナーのキャリアインタビュー】
(5)7/30放送【フリーアナウンサーのキャリアインタビュー】
※今回の再放送は、6/4と6/18放送分です。
■こんな方にお薦めです
・生き方/働き方にやや迷いを持っている社会人の方
・なんとなく一歩を踏み出すのに躊躇している人
・将来の生き方を模索する、高校生や大学生