クラウドワークスが上場承認!おめでとうございます!


株式会社クラウドワークス(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:吉田 浩一郎)は、2014 年11月7日、東京証券取引所マザーズ市場への新規上場の承認をいただきましたので、お知らせいたします。尚、上場日は平成26 年12 月12 日(金)を予定しております。

(引用:CrowdWorks 東京証券取引所マザーズ市場への上場承認に関するお知らせ

 

1. 創業から3年間の道のりを授業から振り返る


クラウドワークスのCEOである吉田先生と、CFOの佐々木先生は合わせて3回スクーにご登壇いただいてます。

このエントリでは、それら3つの授業からクラウドワークスの歴史を振り返ってみましょう。クラウドワークスが創業から資金調達やサービスの成長のプロセスからは学ぶことが多いベストプラクティスが詰まっています。

(引用:クラウドワークスのこれまでの歩みと昨今の勢い「インターネット界隈の事を調べるお」)

これまでの変遷について非常にわかりやすい図があったのでお借りしてきました。
ご快諾いただいた「調べるお」さんありがとうございます!

先輩起業家たちに聞く、起業の原点〜Vol.2 -
クラウドワークス 吉田浩一郎【現代ビジネスコラボ】
より

 

授業の内容は現代ビジネスで記事になりました。

クラウドワークス吉田浩一郎【第1回】「10代~20代は人望もなく、何をやっても認められない暗黒時代でした」

クラウドワークス吉田浩一郎【第2回】「失敗はなるべく早くたくさんして、熱意の火があるうちに何度でもチャレンジすべき」

クラウドワークス吉田浩一郎【第3回】「人々の欲求について深く考え、それが10年後にどうなるかを考えるのが今の私の仕事です」

吉田 浩一郎先生による起業インタビュー。その中から幾つかのエピソードを抜粋します。

 

吉田浩一郎先生の“起業の原点”


“社会を学んだ上で、もう一回自分で作る器っていうか、チームを作りたいって思ってたんですよね”(吉田先生)

“熱意の火があるうちに何度でもチャレンジして、で失敗してもう一回熱意を持てれば、もう一回やればいい訳ですよ”(吉田先生

授業では、クラウドワークスを創業するまでの成功や失敗についての濃い経験について触れられています。その体験があるからこそ、クラウドソーシングという事業に辿り着いたということ。やはり起業家を突き動かすのは原体験だと言えるかもしれません。

 

大学生の時に劇団を自分で立ち上げるも、失敗。借金を抱えてしまいます。その借金返済のために社会に出ることを決意したそうです。
一度これだと決めたことをやり切る気持ちはサービス運営にも言えることですね。

 

2. 創業から8ヶ月で総額8億円を集めたサービス改善


8ヶ月で会員1万人と、総額8億円を集めたUX改善より

熱い想いを持って始めたサービスでも、サービス改善サービス開始から8ヶ月で総額が8億円を突破。
それまでのサービスの体験改善をどのようにチームで取り組んだのかが授業では取り上げられています。

UX改善=ユーザーの体験について考えて改善するということ
機能やデザインなどの個別の議論ではなく、画面ひとつひとつの遷移の体験が気持ち良いものか? 感動を与えるものか? という視点を持ってサービスを改善していくことだと吉田さんは言います。インターネットサービスにおいて、機能やデザインでの差別化が難しくなっています。クラウドワークスの体験は「働くにわくわくを」を実現できること。そのためにUX改善は機能やデザインよりも上位に来ているのです。


「世界最高のUXを目指す」を共通言語に全員が、課題発見からUXフレームワーク作成まで行うそうです。PDCAやチームでどのようなフローで改善をしていたかの詳細は授業詳細ページで確認してみてくださいね。
 

■ UX改善のための5つの問いかけ


①使いやすい?

②使いにくい?

③それはなぜ?

④原因を解決するためにはどうしたらよい?

⑤じゃあそれを実行しよう

 

3. クラウドワークスの資金調達から学ぶこと


クラウドワークスはいかにして11億円の資金調達を実施したか?」より

資金調達にはポイントがあることを取締役CFOの佐々木 翔平先生の授業。

 

資金調達におけるCFOとしての役割


佐々木さんはCFOとして資金調達を担当しているのですが、CFOとはどのような仕事なのでしょうか。CFOは「chief financial officer」の略です。最高財務責任者と直訳しますが、佐々木さんはCFOの役割を「CEO(社長)の引き立て役に徹する」ということだと言います。CFOとして、いかにCEOをサポートしてマネジメントチームとしての安心感を醸成できるか、が重要になるそうです。

「会社の経営陣の理念・想い」に共感してくれる投資家


資金調達のポイントは、「市場」と「チーム」「盛り上がっている感」に加えて、理念や想いに共感してくれる投資家と出会うことを挙げています。タイミングやファンドの期限もあるので、多くの投資家と話をすることが重要です。

クラウドワークスや吉田さんの理念に共感する投資家チームがあったからこそ、加速度がついたのかもしれませんね。

 

4. まとめ


クラウドワークスは吉田先生の

"社会を学んだ上で、もう一回自分でチームを作りたいって思ってたんですよね"

"熱意の火があるうちに何度でもチャレンジして、で失敗してもう一回熱意を持てれば、もう一回やればいい訳ですよ"

という想いから始まりました。


3年というスピードでの上場になりますが、吉田さんがこれまでの経験からチーム構築、徹底的なサービス体験の改善を実施し、それを投資家チームも含めて全員で走り抜けた結果だといえるかもしれません。


スクー教務課:大迫

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