10/16(Wed)
大学では航空宇宙工学を専攻。大学生活を通じて、人工衛星データの使い方に興味を持ち、大学院では人工衛星で海を観測する海洋物理学を専攻。2014年にRESTECへ入社。現在は海洋分野での人工衛星データ利用に関する動向調査や研究開発業務に従事し、業務を通じて人工衛星の使い方を考える日々を送る。
最近、スペースXをはじめとする宇宙関連のスタートアップが、国内外で注目を集めています。宇宙関連の事業としてよく知られている取り組みとしては、ロケットや人工衛星を開発するビジネスです。しかしながら、宇宙に関連するビジネスにはもっと沢山の種類があることを知っている人は、あまり多くありません。 そこで本授業では、宇宙に関連するビジネスの一つである人工衛星画像ビジネスについて紹介するため、人工衛星の基礎的な知識や人工衛星画像のこと、その画像を解析・分析する技術(衛星リモートセンシング)について解説する授業を行います。 ■リモートセンシング技術とは リモートセンシングとは、「物を触らずに調べる」技術です。リモートセンシングには様々な種類が有りますが、人工衛星に専用の測定器(センサ)を載せ、地球を調べる(観測する)ことを衛星リモートセンシングといいます。 (RESTEC HP: https://www.restec.or.jp/knowledge/sensing/sensing-1より引用) 授業を通して人工衛星から捉えた地球の美しさをお伝えするだけでなく、解析・分析を行うことで、道路や鉄道等のインフラ監視、アマゾン地域の森林の違法伐採の阻止、海洋環境の変化を把握する、といった様々な衛星画像の利用事例も紹介していきます。 授業では、さまざまな社会課題を解決できる可能性を秘めた衛星画像やリモートセンシング技術が今後どんなことに役立てられるのか、役立てるべきなのか、受講生のみなさんと一緒にディスカッションしながら考えていければと思っています。 ■授業アジェンダ(予定) 1. 人工衛星とは 2. リモートセンシング技術とは 3. 地球観測衛星画像でできること -リモートセンシング技術活用(人工衛星画像の解析)事例の紹介- 4. 【ディスカッション】地球観測衛星画像の可能性 == ■授業内容に関するお問い合わせ 一般財団法人リモート・センシング技術センター MAIL : wbmaster@restec.or.jp WEB : https://www.restec.or.jp/ ==