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1973年東京生まれ。八王子東高校、一橋大学社会学部を卒業後,社会人生活を経て東京大学大学院農学生命科学研究科博士課程を修了。現在は中央大学法学部教授として一般教養科目の生物学や環境学を担当。河川や沿岸域におけるウナギの生態研究のほか,ウナギを適切に管理する仕組みづくりに関する研究活動を行う。
私たちの伝統的な食べ物「うなぎ」の絶滅危惧について知る 皆さんは、うなぎはお好きですか? うなぎは、ご存知のとおり日本の伝統的な食べ物です。 文献では、「万葉集」にもうなぎを食べていたとわかる歌が残されております。 夏の風物詩ともいえるうなぎは、日本人にとってなくてはならない食べ物です。 しかしながら、うなぎが将来食べられなくなるかもしれません。 私たちが普段食べているうなぎはニホンウナギと呼ばれ、環境省のレッドリスト(絶滅のおそれのある野生生物の種のリスト)に絶滅危惧IB類(EN)、近い将来における野生での絶滅の危険性が高いものとして登録されています。 今後、うなぎを持続的に食べるために、生態や生活史、減少の原因を知り、保全のために東アジアで一体となってできることを学んでいきましょう。