4/28(Sun)

今日の生放送

英語のプロたちに学ぶ、ゼロから確かな英語力を身に付ける方法【セレン×小熊 弥生×石渡 誠】の授業が開講されました。 

 

登壇されたのは、以下の方々。

・TOEIC280点だったところから3年半で英語通訳者になった小熊 弥生さん
・NHKラジオ英会話講師を22年間担当したことで知られる故松本 亨博士の「英語で考える」の哲学を継承したユニークな指導方法が海外でも紹介されている英語学校FORWARD 校長の石渡 誠さん
・英語キュレーターセレンさん

 

授業中に答えきれなかった受講生の方々からの質問に、後日先生方より回答をいただきました!
以下にQ&A形式で公開いたしますので、前編と共に是非ご覧ください。

 

 

 

Q. どうやって英語学習の恥ずかしさのようなものを乗り越えましたか?

 

《石渡先生》
番組でお話ししましたが、私などは学習開始当初は「日本人が英語を話すこと自体が恥ずかしいことだ」と思っていました。しかし、3週間後のある日から、考えを一転して学習にのぞみました。それからは、上手く話せないというもどかしさや、ドキドキ感はあっても、恥ずかしいという感覚はなくなったように思います。結論的にいえば、「恥ずかしい」という感情は本人が勝手に思っていることですから、例えば「英語を間違えることなど恥ずかしくない。新たな学びをしている」と思うのが、一番ではないでしょうか。

 

《小熊先生》
恥ずかしいと言ってる場合ではない状況に自分を意図的に戦略的に追い込むことです。

 

《セレン先生》
テストでは間違った減点だけど、会話は間違ったら加点、僕はそう思ってやってきました。恥ずかしさは将来への勲章、マインドセットそのものを変えていました。
 

 

 

Q. オンライン英会話はどうでしょうか。どんな使い方が良いでしょうか。教材とか。

 

《石渡先生》
教材については、レベルや学びたいことなど、人によりけりかと思います。ただ共通して言えるのは、ベストな教材は自分自身だということではないでしょうか。つまり、自分が言いたいことを、話したいレベルで話せるようになるために、オンライン上の先生を活用されるのが一番かと思います。

 

《小熊先生》
私はTEDx東京の時にとにかく私のスピーチ聞いてと言って練習させてもらいました。自分の目標をピンポイントで明確にすれば自ずと質問も明確になるかと思います。

 

《セレン先生》
過去に書いた記事オンライン英会話は「学ぶ」じゃなくて「使う」が正解!? 誰も教えてくれなかったオンライン英会話の正しいはじめ方

があります。参考になれば幸いです。

 

 

Q. outputは英語で会話することとイコールでいいのでしょうか。近場ですぐにできない場合にはどうしたらいいでしょうか。

 

《石渡先生》
英語での会話はアウトプットに必須ですね。それに加えて書くこともできます。先の「会話集」についての質問にお答えしたように、まずは独り言や日記は誰しも必ずできることですし、探せば他の人達とアウトプットすることもネットを通して可能です。またアウトプットには、リスニング教材や覚えている表現を、何度も口に出すということも含まれますから、いつでもどこでもできるものです。

 

《小熊先生》
そのとおりです。先ほどの妄想会話や一人スピーチやインターネット英会話を私は使っています。

 

《セレン先生》
口にすること、と広義で捉えればいつでもどこでも口にしてみることができます。ただ、対面で使ってみるよりはインパクトが少なく記憶の定着には少し弱くなってしまうので、やはり次に誰かとの会話でつかってやろうと「企む」ことが記憶の定着、そして使えるようになるプロセスに大事だと思います。
 

 

 

Q. ノートの具体的な書き方、活用方法をもう一度教えてください。

 

《石渡先生》
具体的な書き方については、人それぞれの工夫で良いかと思いますが、ポイントとしては、
1)「これは英語で何て言うのだろう?」と疑問に思ったら、日本語で書き留めておいて、後で調べて英作文する(できればその後添削も受ける)スペースをとっておく。
2)覚えたい英語表現を書き込んでいく。
3)それらを、必ず使うこと(アウトプット)を日常心がける(独り言、日記、会話等)
です。

 

《小熊先生》
私は整理整頓が苦手なので、とにかく、知りたい表現、覚えたい表現、使いたい表現をランダムにひたすら書くというやり方です。

 

《セレン先生》
ノートは基本、ルールはないんだと思います。10人10色、自分色のノートが自分にとっての最高の武器になるんだと思います。忘れたくない、言いたい、自分のwant to がたくさん詰まったノートになればいいんだと思います。
 

 

 

Q. ビジネスの場で、英語で討論すると難しい表現で論破されてしまうことがあると思いますが、そんな時どうやって自分の伝えたいことを理解してもらうか、何か良い方法はありますか?接待とかなしですよ。(笑)

 

《石渡先生》
「難しい表現で論破されてしまう」というのは、どういうことでしょうか。「わからないことを言われて煙に巻かれた」ということでしょうか(笑)。討論は、お互いの考えを理解しあえることが前提条件ですから、相手が難しく分からない表現を使ってきたら、それをわかるように説明をしつこくでも求めることが討論、特にビジネスで実りのある話し合いにするには必要です。相手の英語力に関わらず、真摯に相手を理解しようとすること、そして自分の意見をしっかりとわかってもらえるように話すことが大切で、恐らくそうすれば、同意に至らなくても相互の尊敬は得られるかと思います。

 

《小熊先生》
無駄に接待しても実際には有利に事は運びません。討議というよりも交渉の場だと思いますが、相手と自分の立場のメリットとデメリットの整理です。それは別に難しい英語の表現とか関係ないです。Becauseが言えれば説得できます。理由を明確化することが大切です。

 

《セレン先生》
難しい表現で論破する、というのは僕からすると全く「ビジネスマナー」に則ったやりとりだとは思いません。ビジネスは口喧嘩でも英語スキルの発表会でもないので。その表現ではわからないので、わかるように説明してください、という意思を伝えることが大事だと思います。
 

 

 

Q. 発音を練習する上で最も押さえておくべき点はなんですか?

 

《石渡先生》
最も押さえておくべき点は、「理論より実践」ですかね。発音の仕方を理解しても、発音ができなければ意味がないことですから、発音ができるようになるまで、発音がわかる人に定期的にチェックを受けながら練習を続けることです。あとさらに注意点を言えば、単語だけでは会話は成り立たないので、文章を通しての練習、そしてその文章に秘めた自分の気持ちがしっかりと伝わるような声の出し方までが発音練習に含むと良いですね。

 

《小熊先生》
口と舌の位置と喉で発声することです。

 

《セレン先生》
聞こえた音を自分が出せているか、を客観的に判断すること。知識をセカンドネイチャー(考えずにできる技術)に落とし込む反復だと思います。
 

 

 

Q. 単語の覚え方を聞きたい!

 

《石渡先生》
番組中にお話ししたように、学習者用英々辞典を活用して、単語の意味を英文で覚えて説明できるように勉強することです。一瞬遠回りのようですが、はじめは知らない単語ではなく、知っている単語から調べて、英語で言えるようにすると、3か月もしないうちに、英々辞典が、英和辞典かのごとく、簡単に使えるようになるはずです。
語彙力そのものをつけるには、文章単位のインプットが必要ですから、この学習法は一石二鳥の効果があります。

 

《小熊先生》
基本的な正しく発音しながらその言葉の感情を感じながら10回発声することです。詳しくは『TOEICテスト280点だった私が半年で800点、3年で同時通訳者になれた42のルール』に記載されてます。

 

《セレン先生》
文脈と意図と感情のないところに言葉のフィーリング、皮膚感覚は生まれないと思います。その3つを揃えた上で「インストール」していくことが大事だと思います。
 

 

 

Q. 3年前から学習再開しました。52歳です。英検 3級 準2級共に1度で合格しました。現在 2級合格目指して学習しております。まだ 語彙力 文法力が弱いです。 まいにち 集中的には2~3時間 隙間時間を使って 12時間 前後 聞き流し リスニング シャドーイング DUO 3.0セレクトを学習しております。お勧めの学習法を教えてください。

 

《石渡先生》
音にも慣れる練習をされているようなので、ここからがさらに英語を楽しめる時でもあり、伸ばせる時でもありますよね。言い換えると、本当に英語力をつけられるかの分岐点にこられているかと。今後はシャドーイングだけでなく、しっかりと何度も声出しをして覚えていき、それらをできる人にチェックをしてもらうこと、また、どんどん独り言や日記、また会話の機会を見つけて使っていくこと、実践されたら必ず良い結果につながっていきます。また番組でお話ししたように、世界を変えたような有名スピーチの朗誦も、是非お勧めしたいです。もしご都合がつくならば、ぜひ朗誦セミナーや朗誦大会にもご参加くださいね。

 

《小熊先生》
凄いですね!そろそろインターネット英会話で使う場を入れましょう。「通じた!」と楽しむことができればはずみがついて2級、準1級、1級と級をあげていきましょう♡Olympicでボランティア通訳が夢みたいな憧れができると「こんな表現を外国人に伝えてあげたい」というdesireが生まれて、そのdesireこそが今後の勉強の燃料になると思います♩

 

《セレン先生》
過去記事があります。英語が上達した全ての人がスタートからやっていた3つの英語学習の原則。こちらが参考になれば幸いです。

 

 

 


英語の学習方法を知りたい人必見!Schoo流の英語学習オンライン動画授業3選

 

英語の学習方法を知りたいあなたに、英語の学習方法に関する授業3選をご紹介します!
これらの授業を通じて、知らず知らずに使ってしまっている日本英語の改善方法や、自己学習では意識にしにくい発音のポイントなどをしっかりと学ぶことができます。
ぜひこれらの授業を受講し、しっかりと効果の出る自分なりの英語学習法を身につけましょう!

 

 

 

1.英語思考 -コミュニケーションをもっと楽しむために必要な英語の知識-

本授業では、日常でよく使うシチュエーションでついつい使ってしまいがちなNG表現を知り、より伝わる英語表現を学んでいきます。

広い世界を知るための、人生を楽しくするための必須ツール、英語。よりスムースにコミュニケーションを取るための「伝わる英語」を学んでいきましょう。

 

 

 

2.タニケイ式通じる英語発音トレーニング

本授業では、「通じる発音」に必要な5つの要素を学び、実践的な発音トレーニングを合わせて行なっていきます。

もっと英語を英語らしく話せるようになりたい。ネイティブに通じる・伝わる英語発音を身に付けたいけれども、自分ではどのように発音を身につければよいのかわからない。そんな方にオススメの授業となっています。

 

 

 

3.オンライン英会話実践

本授業は、リアルな会話に繋がる英語を学べる内容となっています。外国人と日本人の先生のダブル体制で英語による英語の授業を行い、それを日本人講師がフォローを行なっていくことで理解を深めることができます。

 

 

 

いかがでしたでしょうか?

ネイティブにも伝わるような英語を身につけるためには、単語や文法だけでなく、発音練習や実際に英語を話す機会を日頃から作っていくことが大切です。日本で英語を使うということが恥ずかしいと感じる方も多いかと思いますが、「間違えたら恥ずかしい」ではなく、「新しい学びを得た」と捉え方を変えることで、英語を使うハードルが下がるのではないでしょうか。

スクーで用意しているこれらの授業を受講することで、自学では網羅しにくい英語学習をカバーし、まんべんない英語力の基礎を身につけることが出来るでしょう。さらにこれらの授業を通じて、自身のこれまでの英語学習を見つめ直せるのではないでしょうか?

スクーではこれら3つの授業以外に英語学習に関する授業を多数開講しています。 ぜひスクーでさまざまな授業を受講し、英語の学習を向上させていきましょう!

今日の生放送

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