10/4(Fri)
AMEX会員誌、『ワイアード』日本版、JAL機内誌などで副編集長を務めた後、2004年インフォバーン入社。 ニフティのブログサービス『ココログ』の立ち上げ時に、眞鍋かをりなどの著名人ブログをプロデュース。 ほかにPC・モバイルと連動した通販誌『カタロガー』編集長、セブン-イレブンとヤフーの共同事業メディア『4B』の編集長を務めるなど、数多くのWebメディアの企画・運用を手がける。
「PVやUUをとにかく増やしたい」「PVは増えたのに売上につながらない」「広告を出したいけど予算がない」「できるだけ多くの人にアプローチしたい」……Webビジネスに携わる人にとって、そんな悩みや望みは少なからずあると思います。しかし、あえて言います。まずはそういう発想を一度忘れてください。PVやUUはもちろん指標のひとつにはなりますが、絶対的な価値基準ではありません。旧来のマス広告的な呪縛に囚われる必要はないのです。 もし、あなたがビジネスをしていて、インターネットを通じて商品やサービスの認知拡大を図り、多くのお客さんを誘引し、何かを買ってもらいたいと考えているならば……まずは顔の見えない不特定多数のターゲットは忘れてください。そして、あなた自身が求める(愛されたいと思う)一人の異性を思い浮かべてください。 近年、Web業界ではコンテンツマーケティングという言葉が話題になっていますが、これは一言で表すと「ユーザー(相手)目線でニーズを考え、作り、伝える」こと。いかにしてユーザー目線に立ち、体験価値(理解・共感・期待)を共有したくなるコンテンツを発信していくか――それはまさに恋愛の駆け引きと同じなのです。 あなたがユーザーといい関係を築くには、まずはユーザーが求めることを知り、与え、共感を喚起する――その先にはきっとステキな相思相愛の恋が待ち受けていることでしょう。 今回の講義では、そんなコンテンツマーケティング戦略についてお話をさせていただければと思います。