10/13(Sun)
東京大学大学院卒(学部は京都大学)、物理学修士。ファイナンスMBA(一橋大学大学院)、CFA協会認定証券アナリスト。 1982 年生まれ。京都大学理学部・東京大学大学院理学系研究科卒(素粒子物理学専攻)。大学院時代は欧州原子核研究機構(CERN)で研究員として活躍。その後はメガバンク、ニューヨークのヘッジファンドを経て、現職では10 兆円を超える資産の運用に携わる。CFA協会認定証券アナリスト。著書に『この世界は誰が創造したのか ─ シミュレーション仮説入門』(河出書房新社)、『「大数の法則」がわかれば、世の中のすべてがわかる! 』(ウェッジ)、『投資と金融がわかりたい人のためのファイナンス理論入門』(CCCメディアハウス)、『日常にひそむ うつくしい数学』(朝日新聞出版)がある。
この授業を一言で表すと... 「この世がシミュレーションである可能性を学ぶ授業です。」 あなたは映画『マトリックス』のストーリーを覚えていますか? 主人公ネオは生まれたときから脳に電極を繋がれ、“人工知能が作り出した仮想現実”をそれと気づかず生きていました。このSF的世界観が、実は私たち人類にとっても「現実」かもしれません。 私たちが生きるこの世界は仮想現実だと唱える説を、欧米では「シミュレーション仮説」と呼びます。オックスフォード大学のニック・ボストロム教授や起業家イーロン・マスクといった国際的な権威たちが肯定的な立場をとっていることで有名です。 そこで本授業は、この「シミュレーション仮説」を唱える研究者たちの見解を紹介します。彼らの意見を聞くと、必ずしも荒唐無稽な考えではないと思えるでしょう。もし、日々の生活がシミュレーションだとしたら我々人類の目的は何なのか、知性の深淵に迫る生放送です。 本授業を担当するのは、日本初の「シミュレーション仮説」入門書『この世界は誰が創造したのか: シミュレーション仮説入門』を執筆した、冨島佑允先生です。 この授業で学べること ・シミュレーション仮説とは何か ・シミュレーション仮説を正しいとする裏付け ・我々とは異なる文明が世界をシミュレーションする目的 こんな人にオススメ ・「シミュレーション仮説」という考え方にワクワクする人 ・「人生の目的は何か」という問いを、多様な角度から考えたい人