この授業を一言で表すと...
「この世がシミュレーションである可能性を学ぶ授業です。」
あなたは映画『マトリックス』のストーリーを覚えていますか? 主人公ネオは生まれたときから脳に電極を繋がれ、“人工知能が作り出した仮想現実”をそれと気づかず生きていました。このSF的世界観が、実は私たち人類にとっても「現実」かもしれません。
私たちが生きるこの世界は仮想現実だと唱える説を、欧米では「シミュレーション仮説」と呼びます。オックスフォード大学のニック・ボストロム教授や起業家イーロン・マスクといった国際的な権威たちが肯定的な立場をとっていることで有名です。
そこで本授業は、この「シミュレーション仮説」を唱える研究者たちの見解を紹介します。彼らの意見を聞くと、必ずしも荒唐無稽な考えではないと思えるでしょう。もし、日々の生活がシミュレーションだとしたら我々人類の目的は何なのか、知性の深淵に迫る生放送です。
本授業を担当するのは、日本初の「シミュレーション仮説」入門書『この世界は誰が創造したのか: シミュレーション仮説入門』を執筆した、冨島佑允先生です。
この授業で学べること
・シミュレーション仮説とは何か
・シミュレーション仮説を正しいとする裏付け
・我々とは異なる文明が世界をシミュレーションする目的
こんな人にオススメ
・「シミュレーション仮説」という考え方にワクワクする人
・「人生の目的は何か」という問いを、多様な角度から考えたい人