PREMIUM
スライド資料
授業の概要
担当の先生/パーソナリティ
-
冨島 佑允
物理学修士・ファイナンスMBA・CFA協会認定証券アナリスト
東京大学大学院卒(学部は京都大学)、物理学修士。ファイナンスMBA(一橋大学大学院)、CFA協会認定証券アナリスト。 1982 年生まれ。京都大学理学部・東京大学大学院理学系研究科卒(素粒子物理学専攻)。大学院時代は欧州原子核研究機構(CERN)で研究員として活躍。その後はメガバンク、ニューヨークのヘッジファンドを経て、現職では10 兆円を超える資産の運用に携わる。CFA協会認定証券アナリスト。著書に『この世界は誰が創造したのか ─ シミュレーション仮説入門』(河出書房新社)、『「大数の法則」がわかれば、世の中のすべてがわかる! 』(ウェッジ)、『投資と金融がわかりたい人のためのファイナンス理論入門』(CCCメディアハウス)、『日常にひそむ うつくしい数学』(朝日新聞出版)がある。
-
中田 有香
スクー放送部
チャプター
授業紹介コメント
-
先生
冨島 佑允
この講義では、あなたの人生はコンピューター・シミュレーションかもしれないという話をさせて頂きます。
コンピューターの性能は急速に向上し、ゲームのCGは現実の映像と見紛うほど精巧になってきています。「シンギュラリティ(技術的特異点)」という言葉が有名になったように、人間の自我の仕組みを解き明かし、人格そのものをコンピューター上にアップロードするという話も真面目に議論される時代になりました。
そういった技術進歩の先にあるのは、人間そのものがデータとして表現され、コンピューター・シミュレーションの中で暮らす世界です。いや、実はもうすでに、私たちはそのような世界に住んでるのかもしれません。気付いていないだけで…。
シンギュラリティが到来すると、仮想現実の精度が極限まで高まり、バーチャル世界と現実世界の区別は意味を失うといいます。私たちより先にシンギュラリティを経験し、コンピューター上に人間社会を再現した人達がいたとしたら。そして、彼らが創ったバーチャル人間とは、実は私たちの事だったとしたら。果たして彼らの目的は何なのか、一緒に考えて頂けませんか?