7/4(Mon)

今日の生放送

おがた ゆうこ

尾形 優子

メロディ・インターナショナル株式会社 CEO

京都大学大学院工学研究科原子核工学修了。2002年、最初の創業にて日本初の産婦人科電子カルテの事業化に成功。2015年、周産期医療の課題解決のためにメロディ社を設立し、モバイル胎児モニターを開発。国内外200病院以上に導入され、在宅妊婦健診や救急搬送で活躍。タイやブータンでは広域をカバーする遠隔医療プラットフォームを構築。出産に関わる医療格差解消のため世界中への普及を目指している。ジャパンベンチャーアワード:中小企業長官表彰(2009)、ものづくり日本大賞:経済産業大臣賞(2020)、日経ウーマンオブザイヤー(2021)、日経優秀製品サービス賞:最優秀賞(2021)

尾形 優子

登壇している授業のカテゴリー・関連タグ

担当のコース

日本社会においてデジタル化が推し進められている今、「〇〇×テクノロジー」の造語がさまざま分野で発信されています。その中で最近、話題なのが「フェムテック(FemTech)」です。これは、女性(Female)とテクノロジー(Technology)をかけあわせた造語で、女性が抱える健康の課題をテクノロジーで解決できる商品やサービスのことを指します。   メロディ・インターナショナル株式会社が開発した「iCTG」は、妊婦さんへの周産期医療を手軽にかつリモートで行えるモバイル型の分娩監視装置です。   ただ、これまで遠隔医療への規制や医療データの取扱に関する規定が未整備で、日本国内ではデジタル化へ大きな制限がありました。しかし、全国的な専門医師の不足や医療アクセスの格差問題、さらにはコロナ禍を契機に「リモート医療」への注目が一気に高まり、デジタル化が進みだしました。   もともとはデータ規制の少ない海外での事業展開が先行していた「iCTG」について、逆輸入いわゆるリバースイノベーションの観点も含めて、ポストコロナの日本のリモート医療やフェムテックの展望を同社CEOの尾形優子先生に語ってもらいます。   ▼ターゲット ・リモート医療など、医療分野のデジタル化に興味のある人 ・健康問題に関心のある人   ▼学習ゴール ・医療分野におけるテクノロジーの活用が、安心・安全な医療の提供につながることを知る

担当の授業一覧 全1授業

フェムテックが救う、お産の現場

第1回 フェムテックが救う、お産の現場(60分)

2022年5月19日放送

この授業では、コロナ禍を経て、日本でも動き出したテクノロジーを活用したリモート医療について学びます。   今、日本には都市と地方で医師不足からなる医療アクセスの格差問題があります。特に、離島や豪雪地域などそもそもの交通アクセスに課題を抱えている地域は顕著です。そうした課題を抱えていた地域のひとつでもあった香川県のベンチャー企業(メロディ・インターナショナル)から生まれたのが、モバイル型の分娩監視装置「iCTG」です。   ただ、日本ではさまざまな規制の高い壁によって、なかなかテクノロジーを活用したリモート医療の普及が難しかったのが現状です。   一方で、海外では日本と同じような課題を抱えている国・地域も多いのですが、日本以上にテクノロジーの活用に積極的です。実際、「iCTG」はブータン王国の王妃も使用された製品で、同国ではすでに全国普及が進められています。   コロナ禍で、日本もリモート医療の必要に迫られ、医療分野におけるテクノロジー活用が動きだしました。今回は、メロディ・インターナショナルの事業を通じて日本のリモート医療のこれからを考えていきましょう。