おがわ よしひろ

小川 喜弘

近畿大学原子力研究所 准教授

近畿大学理工学部原子炉工学科卒業,大阪大学大学院工学研究科原子力工学専攻前期課程終了後,昭和55年近畿大学理工学部原子炉工学科,平成6~7年マサチューセッツ工科大学原子炉研究所客員研究員,平成14年近畿大学理工学部情報学科に移籍,平成22年近畿大学総合社会学部に移籍。 現在,近畿大学総合社会学部環境・まちづくり系専攻准教授,近畿大学原子力研究所兼務。 理工学部での教育テーマは「原子力工学,特に原子炉物理」,「システム開発」。総合社会学部では「地理情報システム」,「資源エネルギー」,「原子力防災」 理工学部での研究テーマは,「原子力施設における中性子線量測定ならびに線量評価」。総合社会学部では「地理情報システムを用いた原子力施設管理と緊急時対応」。 日本各地で,「原子力災害時における緊急時医療対応(放射線の基礎と測定)研修会」の講師として,行政・医療関係者への正しい知識と対応を教育。

小川 喜弘

登壇している授業のカテゴリー・関連タグ

担当のコース

この授業では、日本のエネルギー事情がどのような状況にあるのか、その中で原子力がエネルギーの一つの選択肢としてどのような役割を担っているのかを学びます。そしてこれからの日本の理想的なエネルギー、環境についてディスカッションをします。

担当の授業一覧 全3授業

無料公開中 教養のための原子力基礎論 - 討論授業【原子力、原発、環境の未来】

第3回 教養のための原子力基礎論 - 討論授業【原子力、原発、環境の未来】(60分)

2015年4月28日放送

第1、2回の講義内容で、原子力の基礎を学習しました。 この授業最後となる第3回の講義では、まず前回までの内容を振り返るためのレクチャーと簡単なクイズなどを使って、きちんと習得できているかを皆さん自身で確かめて頂きます。 講義の後半部分では、授業を見ている受講生と講師・学生代表で、いくつかのテーマに沿ってディスカッションを行います。議論を進めるために、便宜上正反対の立場に分かれてそれぞれの意見を述べて頂きますが、正解を求めることが目的ではありませんし、正解は一つだけとは限りません。 ただし、この授業の総まとめとして、自分を含めた受講生それぞれがいろいろな考え方を持っていると知ること、それらがどういう理屈や感情から生まれているのかを理解することは、これからのエネルギー、原子力と原子力発電所のあり方、環境の未来について考えていく上で非常に重要になってきます。 ぜひ皆さんで、熱い議論を交わして授業をどんどん盛り上げてください!   【スクーを通じて、もう一度大学へ】 スクーでは全国10の大学と連携し、ビジネスパーソン向けに、大学ならではの授業を開講しております。早稲田大学・関西学院大学・法政大学などはじめとする日本全国の大学が誇る名授業を通じて、仕事に活きる教養を身につけられます。 スクー×全国10大学(2015年版)はこちら https://schoo.jp/campaign/2015/univ_2015

無料公開中 教養のための原子力基礎論 - 原子力の基礎知識

第2回 教養のための原子力基礎論 - 原子力の基礎知識(60分)

2015年4月21日放送

「ゴジラ」「007ドクター・ノオ」「ジュラシック・パーク」「チェーン・リアクション」などなど…これらの映画作品に共通するのは何か分かりますか? 実は、これらの映画は作品中に原子力発電所や放射線などがシーンやテーマとして登場する映画なんです! 第2回の講義ではこれらの映画を題材として、制御棒、放射性セシウム、汚染、被ばくといった、メディアでよく耳にするものの実際にどのようなものかが分かりにくい用語や、放射能と放射線の違い、放射線が遺伝子に与える影響に関してよく誤解される事柄と実際、核分裂の連鎖反応といった物理現象について学習します。 そこから二酸化炭素排出による温暖化を原子力エネルギーが軽減できるのか、原子力発電所が危ないと言われるのはなぜか、といった「今さら聞けない、でも知りたい!」原子力の基礎知識の習得を目指します。 また、近畿大学は現在日本の私立大学で唯一の教育・研究用原子炉を保有しているので、その活用事例や今後果たせる役割などについても学びます。   【スクーを通じて、もう一度大学へ】 スクーでは全国10の大学と連携し、ビジネスパーソン向けに、大学ならではの授業を開講しております。早稲田大学・関西学院大学・法政大学などはじめとする日本全国の大学が誇る名授業を通じて、仕事に活きる教養を身につけられます。 スクー×全国10大学(2015年版)はこちら https://schoo.jp/campaign/2015/univ_2015

無料公開中 教養のための原子力基礎論 - 日本のエネルギー事情

第1回 教養のための原子力基礎論 - 日本のエネルギー事情(60分)

2015年4月14日放送

日本や世界のエネルギー事情について、皆さんはどれくらい正しく知っているでしょうか? 日本は資源が乏しいと言われていることや原油価格が中東情勢に大きく左右されること、メタンハイドレートやシェールガス・オイルといった新資源など、耳にしたことはあるけれど、正確な知識を持っているかと言われると、少し自信がなくなるかもしれません。 でもこれらは中学・高校で学ぶ「地理」の一分野。 第1回の講義では最初に、近畿大学の入学試験で実際に出題された「地理」の問題を使って、日本で消費されるエネルギーのための資源が世界のどこからどのように運ばれ、活用されているかを考え、理解することから始めます。 そこから、アメリカ、ヨーロッパ、アジア各国を始めとした海外のエネルギー政策などを具体的に見ていきながら、日本のエネルギー事情が現在どのような状況にあるのか、その中で新エネルギー・再生可能エネルギー・原子力エネルギーが選択肢としてどのような役割を担っているのかを学びます。   【スクーを通じて、もう一度大学へ】 スクーでは全国10の大学と連携し、ビジネスパーソン向けに、大学ならではの授業を開講しております。早稲田大学・関西学院大学・法政大学などはじめとする日本全国の大学が誇る名授業を通じて、仕事に活きる教養を身につけられます。 スクー×全国10大学(2015年版)はこちら https://schoo.jp/campaign/2015/univ_2015