10/14(Mon)

今日の生放送

はたけやま むねあき

畠山 宗明

聖学院大学人文学部助教

1974年生まれ。聖学院大学人文学部助教。映画史、映画理論史。ロシア の「モンタージュ理論」を中心に、現代のメディア環境に則した映画理論の読み直しを行っている。主な論文として「アニメーションの詩学── セルゲイ・エイゼンシュテインと映画のヴァナキュラー」(『SITE ZERO/ZERO SITE』No.3、メディア・デザ イン研究所)などがある。また、共著書として『デジタルの際』(聖学院大学出版会)などがある。(2015年4月現在)

畠山 宗明

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担当のコース

この授業では、グローバル・ネットワーク時代と共に変化する私たちのコミュニケーションのあり方や、新たに生まれ、そして失われていくもの、さらに人文学について学んでいきます。 【スクーを通じて、もう一度大学へ】 スクーでは全国10の大学と連携し、ビジネスパーソン向けに、大学ならではの授業を開講しております。早稲田大学・関西学院大学・法政大学などはじめとする日本全国の大学が誇る名授業を通じて、仕事に活きる教養を身につけられます。 スクー×全国10大学(2015年版)はこちら https://schoo.jp/campaign/2015/univ_2015

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グローバル・ネットワーク時代のコミュニケーション論:デジタル文化の現在篇

第2回 グローバル・ネットワーク時代のコミュニケーション論:デジタル文化の現在篇(60分)

2015年4月17日放送

デジタル情報は急激な勢いで増加しています。いまの風景にはデジタル機器があちらこちらに遍在しています。人間が意識しなくとも、コンピュータ同士の通信も大量に行われています。こうしたなかで、なにが生まれ、なにが失われていくのでしょうか。「グローバル・ネットワーク時代のコミュニケーション論」の2限目から5限目までの4回にわたって、デジタル文化の現在を考えていきます。 2限目:「デジタルの際」デジタル文化の現在 篇 2限目では、こうした点に関する全体像を確認した後、知覚や身体の面から動画(動くイメージ)という存在に着目します。デジタル時代のメディアは、人間の身体から私たちを解放してくれました。デジタル・ネットワークが地域に縛られないグローバルなネットワークを作り出しただけでなく、デジタル・アニメーションやCGグラフィックスは、実写では不可能な映像を通じて、自由な表現を手に入れています。 しかし同時に、近年のデジタル・メディアは、むしろ身体に強く訴えかけるような表現がますます増えています。『アナと雪の女王』のように、観客たちがつられて歌いだしてしまうようなケースも現れました。しかしこうした作品やそれを生み出したメディア環境は逆に、身体の存在を強く意識させ、時には身体に縛られているような感覚さえも生みだしています。私たちは、デジタル時代の自由な表現と、身体の関係をどのように考えたらよいのでしょうか。ここでは、デジタル・メディアと身体や感覚の関係を、さまざまな動画表現を取り上げながら話していきます。 なお、この2限目の授業は、『デジタルの際』(聖学院大学出版会, 2014)の序章・第5章の内容に相当します。 ----- 参考文献:『デジタルの際』(河島茂生編著, 聖学院大学出版会, 2014) ----   【スクーを通じて、もう一度大学へ】 スクーでは全国10の大学と連携し、ビジネスパーソン向けに、大学ならではの授業を開講しております。早稲田大学・関西学院大学・法政大学などはじめとする日本全国の大学が誇る名授業を通じて、仕事に活きる教養を身につけられます。 スクー×全国10大学(2015年版)はこちら https://schoo.jp/campaign/2015/univ_2015