まつの しげき

松野 茂樹

KDDI株式会社 理事 経営戦略本部 副本部長

1985年に国際電信電話株式会社(現:KDDI)入社。2003年以来、一貫してM&Aを担当。2010年に経営戦略本部企業戦略部長に就任し、一般的なM&Aだけでなくベンチャー企業への出資やM&Aも担当。大企業によるベンチャーとのオープンイノベーションの先駆けとなるKDDIのベンチャー投資ファンド「KDDI Open Innovation Fund(KOIF)」の立ち上げ企画の他、ソラコム、nanapi、LUXAなど数々のKDDIによるベンチャー企業のM&Aを実施。2019年からはKDDIの地方創生の全社統括も担当し、地域の企業家育成やICT技術を支える人材育成など『人づくり』をテーマに地域の教育機関や地方創生に熱心なベンチャーとの連携を推進している。

松野 茂樹

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担当のコース

  地方創生は、出生率の低下によって引き起こされる人口の減少に歯止めをかけるとともに、東京圏への人口の過度の集中を是正し、それぞれの地域で住みよい環境を確保して、将来にわたって活力ある日本社会を維持することを目的として始まりました。   2014年9月、まち・ひと・しごと創生法(平成26年法律第136号)が制定され、各自治体はそれぞれ人口ビジョンと総合戦略をつくって地方創生に取り組んできました。   地方創生のはじまりから5年、地域でさまざまな「トライ&エラー」が繰り広げられ、新しい事例が生まれた一方で、東京への一極集中が定住人口も企業も進んでしまいました。この5年間の「トライ&エラー」を総括し、第2期のステージに向かって「地方創生」の姿をアップデートしていく必要があります。   そのために、熱意ある地方創生ベンチャー連合とKDDIは、地方創生の実践者や興味関心を抱く方々に向けて、地方創生について“入口”から“出口”までを学べる講座をシリーズで設けることとしました。   第1回〜第2回は多角的な視点や事例から「地方創生概論」を、それ以降は具体的なテーマに基づく実践者の事例を深掘りしていきます。各回の冒頭で課題の背景や構造について説明し、そこから具体的な成功事例や失敗事例等を共有することで理解を深められるような内容にしています。   毎月をテーマを変えながら実施していくこの講座を受講することで、多角的な視点で地方創生について考えることができるようになり、地域課題にこれから取り組みたいと考える方にとっては力強い後押しに、また地域のプレイヤーにとっては全国各地で新しい地方創生のうねりを起こすきっかけになることを目的にしています。   【各回のテーマ】   第1回:KDDIの地域課題解決事例から見える、地方創生のあるべき姿  松野 茂樹(KDDI株式会社 理事 経営戦略本部 副本部長) 第2回:都市集中・行政中心の未来への代替案から「地方創生」を考える  太田 直樹(株式会社NewStories代表・前総務省政策アドバイザー) 第3回:M&A市場の拡大による地方創生——移住者の“ヨソモノ視点”で地域資源を再価値化へ  大山 敬義(株式会社バトンズ 代表取締役 CEO) 第4回:空き家を「問題」ではなく「資源」と捉える新たな地方創生アプローチ  小池 克典(株式会社LIFULL 地方創生推進部 LivingAnywhere Commons事業責任者) 第5回:地域における新しい「お金の集め方」——ふるさと納税やクラウドファンディング事例から学ぶ  米良 はるか(READYFOR株式会社 代表取締役 CEO) 第6回:「地域の魅力」を知ってもらうためのPR術  舛田 貴司(株式会社PR TIMES 営業本部 アカウントプランナー)/1月21日(木)19:00-20:00 第7回:コロナ禍で絶対絶命の地域の観光産業を救えるアイデア大放出  山野 智久(アソビュー株式会社 代表取締役 CEO)/2月4日(木)19:00-20:00     【団体プロフィール】   熱意ある地方創生ベンチャー連合 「地方創生」をテーマに、行政とベンチャー企業との架け橋となり、みなさんと共に新時代を切り拓きます。労働人口の減少・事業の後継者不足・空き家の増加・オーバーツーリズム……前例のない社会課題が顕在化しています。行政だからこそできること、そしてベンチャー企業だからこそできることがあるのではないでしょうか。地方創生に熱意を持って取り組む約50社のベンチャーがあつまった団体です。地方創生に取り組むベンチャー企業の参画を募集しています。  

担当の授業一覧 全1授業

KDDIの地域課題解決事例から見える、地方創生のあるべき姿

第1回 KDDIの地域課題解決事例から見える、地方創生のあるべき姿(60分)

2020年9月3日放送

  5GやIoTテクノロジーをはじめとしたICT技術と、「KDDI∞Labo」や「KDDI DIGITAL GATE」といった事業共創の場を通じて、全国各地で地方創生モデルを生み出しているKDDI。本授業では、KDDIの地方創生トップである松野茂樹氏を講師役とし、   ・KDDIがなぜ地方創生に取り組んでいるのか ・地域が抱える課題はなにか ・これからの地域に必要な人材とは 等について、具体的な事例をもとに深掘りしていき、そこから見えてくる地方創生のあるべき姿を概観していきます。   また冒頭では、熱意ある地方創生ベンチャー連合事務局長の吉田雄人氏から、これまでの地方創生の概要や、トライ&エラーについて解説し、これまで地方創生に関わりのなかった方でも分かりやすい内容でお届けします。   <どのような方にオススメか>   ・地方創生や官民連携の取組を推進している、または関心のある方 ・地域振興やまちづくりに携わっている、または関心のある方 ・地方創生の取り組みの現状やこれからについて知りたい方 ・ICT分野に携わっている、または関心のある方     ■講師プロフィール 松野 茂樹(KDDI株式会社 理事 経営戦略本部 副本部長) 1985年に国際電信電話株式会社(現:KDDI )入社。2003年以来、一貫してM&Aを担当。2010年に経営戦略本部企業戦略部長に就任し、一般的なM&A だけでなくベンチャー企業への出資やM&Aも担当。大企業によるベンチャーとのオープンイノベーションの先駆けとなるKDDIのベンチャー投資ファンド「KDDI Open Innovation Fund(KOIF)」の立ち上げ企画の他、ソラコム、nanapi、LUXAなど数々のKDDIによるベンチャー企業のM&Aを実施。2019年からはKDDIの地方創生の全社統括も担当し、地域の企業家育成やICT技術を支える人材育成など『人づくり』をテーマに地域の教育機関や地方創生に熱心なベンチャーとの連携を推進している。 吉田 雄人(熱意ある地方創生ベンチャー連合 事務局長) 1975年生まれ。早稲田大学政治経済学部を卒業後、アクセンチュアにて3年弱勤務。退職後、早稲田大学大学院(政治学修士)に通いながら、2003年の横須賀市議会議員選挙に立候補し、初当選。2009年の横須賀市長選挙で初当選し、2013年に再選。2017年7月に退任するまで、完全無所属を貫いた。現在、地域課題解決のためには良質で戦略的な官民連携手法である日本版GR:ガバメント・リレーションズが必要であるという考え方の元、Glocal Government Relationz株式会社を設立。熱意ある地方創生ベンチャー連合の事務局長に2019年1月に就任、現在に至る。