4/26(Fri)

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おおさわ まちこ

大沢 真知子

日本女子大学人間社会学部 名誉教授

南イリノイ大学経済学部博士課程修了。Ph. D(経済学)。 シカゴ大学ヒューレットフェロー。ミシガン大学ディアボーン校助教授、亜細亜大学助教授・教授を経て2021年3月31日まで日本女子大学人間社会学部現代社会学科教授。同現代女性キャリア研究所所長。専門は労働経済学。 主な著書は『ワークライフバランス社会へ』(岩波書店)『女性はなぜ活躍できないのか』(東洋経済新報社、2015)など。

大沢 真知子

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担当のコース

ダイバーシティ、多様性、D&I、DEIという言葉を知っていますか? 知っている人は、なぜ現代社会においてそれらが重要視されているのかを理解していますか? 1960年代〜70年代の工業中心の経済社会において定着したキャリア・人材育成のフォーマットは、男女が仕事と家庭でそれぞれの役割を分ける事を前提としたものでした。そして1980年代以降に産業の中心がサービス業になり、女性の社会進出が必要とされている現代においても、そのかつての仕組みが色濃く残ってしまっています。それは人々が各々の能力・個性を十分に発揮することを阻む大きな要因となっています。 そんな中で、それぞれが自身のライフキャリアをどのように考えればよいのか、社会の変遷というマクロな視点から学びます。 ■アジェンダ - 私たちは今どのような社会を生きているのか - 人的資本論とは何か - 女性の活躍と企業実績 - 女性の管理職が少ない本当の理由 - 21世紀を生きるために必要なこと ■講師 大沢 真知子 日本女子大学人間社会学部 名誉教授 南イリノイ大学経済学部博士課程修了。Ph. D(経済学)。 シカゴ大学ヒューレットフェロー。ミシガン大学ディアボーン校助教授、亜細亜大学助教授・教授を経て2021年3月31日まで日本女子大学人間社会学部現代社会学科教授。同現代女性キャリア研究所所長。専門は労働経済学。 主な著書は『ワークライフバランス社会へ』(岩波書店)『女性はなぜ活躍できないのか』(東洋経済新報社、2015)など。

企業における人材のあり方が、大きく変化しています。 人材を投資によって価値を創造することができる「資本」と捉える人的資本の考え方が日本でも普及し始め、企業が成長する上で「組織力」や「人材力」は重要性を増しています。 しかし、企業がその職場におけるダイバーシティを豊かにする必要が叫ばれて久しい中、実際にそれを実現できている国内企業は決して多くありません。それどころか、女性の活躍の水準だけ見ても、日本は他先進国に対して大きく遅れを取っています。 本来ダイバーシティ経営とは、その倫理的側面だけでなく経済合理性においても、進める以外の選択肢は無かったはずです。実際にダイバーシティ経営を進める事ができた企業とそうでない企業では、現時点でも、そして未来においては更に、その”勝てる確率”の差が広がってしまいます。 本授業で、その差を生み出す「ダイバーシティ経営を進められた組織がビジネスで勝てる理由」とは何なのか、探ります。 ■講師 SDGインパクトジャパン Co-CEO 小木曽 麻里 氏 担当授業:『ESG投資を理解する - 投資家が企業に求めるD&I』 NPO法人 ファザーリング・ジャパン理事 代表 川島 高之 氏 担当授業:『多様性で組織力をアップする これからの上司像』 日本女子大学  名誉教授 大沢 真知子 氏 担当授業:『多様性社会を生きるライフキャリア論』 ジャーナリスト 浜田 敬子 氏 担当授業:『女性がリーダーへ踏み出すためのマインドセット』

担当の授業一覧 全2授業

ダイバーシティ経営組織が勝てる理由

第1回 ダイバーシティ経営組織が勝てる理由(60分)

2022年7月28日放送

人材を投資によって価値を創造することができる「資本」と捉える人的資本の考え方が日本でも普及し始め、企業が成長する上で「組織力」や「人材力」は重要性を増しています。 しかし、企業がその職場におけるダイバーシティを豊かにする必要が叫ばれて久しい中、実際にそれを実現できている国内企業は決して多くありません。それどころか、女性の活躍の水準だけ見ても、日本は他先進国に対して大きく遅れを取っています。 本来ダイバーシティ経営とは、その倫理的側面だけでなく経済合理性においても、進める以外の選択肢は無かったはずです。実際にダイバーシティ経営を進める事ができた企業とそうでない企業では、現時点でも、そして未来においては更に、その”勝てる確率”の差が広がってしまいます。 本授業で、その差を生み出す「ダイバーシティ経営を進められた組織がビジネスで勝てる理由」とは何なのか、探ります。 ■講師 SDGインパクトジャパン Co-CEO 小木曽 麻里 氏 担当授業:『ESG投資を理解する - 投資家が企業に求めるD&I』 NPO法人 ファザーリング・ジャパン理事 代表 川島 高之 氏 担当授業:『多様性で組織力をアップする これからの上司像』 日本女子大学  名誉教授 大沢 真知子 氏 担当授業:『多様性社会を生きるライフキャリア論』 ジャーナリスト 浜田 敬子 氏 担当授業:『女性がリーダーへ踏み出すためのマインドセット』

多様性社会を生きるライフキャリア論

第1回 多様性社会を生きるライフキャリア論(40分)

2022年6月15日放送

ダイバーシティ、多様性、D&I、DEIという言葉を知っていますか? 知っている人は、なぜ現代社会においてそれらが重要視されているのかを理解していますか? 1960年代〜70年代の工業中心の経済社会において定着したキャリア・人材育成のフォーマットは、男女が役割を仕事と家庭で分ける事を前提としたものでした。そして1980年代以降に産業の中心がサービス業になり、女性の社会進出が必要とされている現代においても、そのかつての仕組みが色濃く残ってしまっています。それは人々が各々の能力・個性を十分に発揮することを阻む大きな要因となっています。 そんな中で、それぞれが自身のライフキャリアをどのように考えればよいのか、社会の変遷というマクロな視点から学びます。 ■アジェンダ - 私たちは今どのような社会を生きているのか - 人的資本論とは何か - 女性の活躍と企業実績 - 女性の管理職が少ない本当の理由 - 21世紀を生きるために必要なこと ■講師 大沢 真知子 日本女子大学人間社会学部 名誉教授 南イリノイ大学経済学部博士課程修了。Ph. D(経済学)。 シカゴ大学ヒューレットフェロー。ミシガン大学ディアボーン校助教授、亜細亜大学助教授・教授を経て2021年3月31日まで日本女子大学人間社会学部現代社会学科教授。同現代女性キャリア研究所所長。専門は労働経済学。 主な著書は『ワークライフバランス社会へ』(岩波書店)『女性はなぜ活躍できないのか』(東洋経済新報社、2015)など。