ダイバーシティ、多様性、D&I、DEIという言葉を知っていますか?
知っている人は、なぜ現代社会においてそれらが重要視されているのかを理解していますか?
1960年代〜70年代の工業中心の経済社会において定着したキャリア・人材育成のフォーマットは、男女が仕事と家庭でそれぞれの役割を分ける事を前提としたものでした。そして1980年代以降に産業の中心がサービス業になり、女性の社会進出が必要とされている現代においても、そのかつての仕組みが色濃く残ってしまっています。それは人々が各々の能力・個性を十分に発揮することを阻む大きな要因となっています。
そんな中で、それぞれが自身のライフキャリアをどのように考えればよいのか、社会の変遷というマクロな視点から学びます。
■アジェンダ
- 私たちは今どのような社会を生きているのか
- 人的資本論とは何か
- 女性の活躍と企業実績
- 女性の管理職が少ない本当の理由
- 21世紀を生きるために必要なこと
■講師
大沢 真知子 日本女子大学人間社会学部 名誉教授
南イリノイ大学経済学部博士課程修了。Ph. D(経済学)。 シカゴ大学ヒューレットフェロー。ミシガン大学ディアボーン校助教授、亜細亜大学助教授・教授を経て2021年3月31日まで日本女子大学人間社会学部現代社会学科教授。同現代女性キャリア研究所所長。専門は労働経済学。 主な著書は『ワークライフバランス社会へ』(岩波書店)『女性はなぜ活躍できないのか』(東洋経済新報社、2015)など。