10/10(Thu)
1963年生まれ。東京大学教養学部(科学史・科学哲学)卒。87年入社、主に旧学芸部や文化グループで仕事をし、今世紀に入ってからは論壇関係の取材記者や編集者。2011年から現職。女性アイドルのライブ見物が趣味で、WEBRONZA(http://astand.asahi.com/magazine/wrculture/authors/2011083000018.html)でそちら方面の原稿を時々書いている。
みなさんは、読みたい本をどこで知りますか? 店頭、あるいはネット書店の「おすすめ」、ツイッターなどのSNS…。 その中で、新聞の読書面はどのような位置を占めているでしょうか。 今回は鈴木京一・朝日新聞読書編集長が先生です。 生徒のみなさんは授業が始まるまでに、【好きな本1冊と、その本とどこで出会ったか】を考えてきてください。 授業中、本の紹介をし合う「ビブリオバトル(知的書評合戦)」を開きますので、 どんどんコメント欄に生徒の皆さんの好きな本とその理由を投稿してください。 鈴木先生がコメントをはさみながら、2014年のSNS時代を生きる私たちがどうやって本に出会い、 どんな本に関心があるのかをみんなで学びましょう。 お互いの本の紹介の仕方を見れば勉強になるはず。 好きな本や映画や音楽を人に上手に紹介できる方法が、身につきます。 新聞書評は、現代社会の知的生産物を記録する「ニュース」であると同時に、 読者にとっては買い物ガイドでもあります。 SNSやネット書店の「おすすめ」で、「自分の好きなもの」の情報は いくらでも手に入るようになりました。 これに対し、新聞書評の役割があるとすれば、今まで好きとは思わなかったけど、 ふと紙面をめくって「自分の知らない世界」がすぐ隣にあることを感じてもらうことだと思います。 今回の授業では、朝日新聞の読書面が、どんな考え方でどのように作られているかをお伝えします。 受けたあと、ちょっとした「書評博士」になれますので、お楽しみに。 ・新聞で取り上げる本ってどうやって選んでいるの? ・売れている本には、どのような理由があるの? 本好きの生徒さんなら、聞きたいことがたくさんありますよね。 鈴木先生ができるだけお答えします。さあ、お気に入りの本を1冊手にとって、60分を楽しみましょう。 ■いままでのメディアラボの授業 女性こそ知っておきたい!フリーランスと起業という2つの働き方を学ぼう 今を生きるために知っておきたい大正デモクラシー入門【新発見!日本の歴史】 就活前に知っておきたいワークライフバランスのリアル【AERA記者が公開取材】 Google Glass秘話から、「ウェアラブルデバイスのある生活」について考える 朝日新聞社はどうすればこれからも稼げるか?--2020年のメディアを公開ディスカッション