4/17(Fri)

今日の生放送

かきうち ゆきお

柿内 幸夫

(株) 柿内幸夫技術士事務所 所長、工学博士、技術士

製造業の現場改善(カイゼン)を専門とするコンサルタント。30年以上にわたり中小製造業の現場に寄り添い、5S、ムダ取り、多能工化、段取り改善といった基本を軸に、現場と経営をつなぐ改善支援を続けている。現場の声を引き出し、人が育ち、組織に改善力が根づくことを重視するスタイルが特徴。独自の改善手法として、小さな気づきを形にする「チョコ案」や、経営者も含む全員参加で行う整理整頓を通じて問題発見と解決を行う「KZ法」を開発・実践。著書は10冊以上あり、『儲かる工場 改善の急所101項』(日本経営合理化協会)、『ちょこっと改善が企業を変える』(経団連出版)などを通じて、アナログの強みを活かしながらデジタルと融合する実践的カイゼンを発信している。

柿内 幸夫

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担当のコース

「納期が厳しいから、今回だけ数値を少し調整しておこう」 「現場の慣例だし、多少のルール違反は仕方ない」 ーーそれ、「不正」にあたるかもしれません。  多くの技術者が「品質第一・安全第一」が大事だと分かってはいても、 現実の厳しい納期やコスト目標を前に、 つい逃げたくなってしまうのが製造現場のリアルな現状ではないでしょうか。  しかし、その「甘さ」こそが、長年築き上げた経営の信頼を損なう原因になります。  本コースは、現場改善の第一人者である柿内幸夫先生と共に、 不正を生む「構造的背景」を解剖し、 誠実なモノづくりを取り戻すための「具体的な改善手法」を全2回で学んでいきます。  第1回では、 なぜ真面目な技術者が不正に手を染めてしまうのか、そのメカニズムを徹底解剖します。  個人の倫理観だけでなく、 強いトップダウン構造や部門間の壁といった「組織の病理」を明らかにし、 現場のプレッシャーの正体を浮き彫りにします。 第2回では、 視点を「原因分析」から「実践」へと移します。  不正を許さない現場をつくるために、 日々の小さな違和感を「チョコ案」として可視化し、 全員で知恵を出し合う具体的アプローチを身につけていきます。   

担当の授業一覧 全2授業

モノづくり現場で不正を防ぐための具体的方法

第2回 モノづくり現場で不正を防ぐための具体的方法(31分)

2026年2月24日放送

この授業では、製造現場におけるデータ改ざんなどの不正を未然に防ぎ、誰もが誠実に働ける職場をつくるための具体的な実践手法を学びます。 前回の「構造的背景」の理解を一歩進め、今回は「正しい作り方をきっちり行い、良いものを最初から作る」というモノづくりの原点に立ち返ります。 不正が入り込む余地をなくすためには、日々の小さな違和感を逃さず、現場の知恵で即座に解決していく「小さな改善」の積み重ねが不可欠です。 本授業では、日常の「チョコっとした改善」をみんなで積み上げる「チョコ案」という手法を中心に解説します。 重大な不正や事故の影には、無数の軽微な異常が潜んでいるという「ハインリッヒの法則」に基づき、現場の全員が参加して「隠れた問題」を可視化・改善していく具体的なアプローチを事例から学びます。 関わる全員が「良いものを最初から作る」という心構えを自然と持てる取り組みのヒントを体得し、不正とは無縁の職場を共に目指しましょう。 【授業のゴール】 ・「不良を見つける」のではなく「最初から良いものを作る」ための心構えを習得する  ・ハインリッヒの法則を理解し、小さな異常を報告・改善する習慣を身につける  ・全員参加の改善活動を通じて、不正を許さない透明性の高い組織風土のつくり方を理解する

無料公開中 不正が製造現場で起こってしまう構造的背景

第1回 不正が製造現場で起こってしまう構造的背景(27分)

2026年2月24日放送

この授業では、製造現場でデータ改ざんなどの不正が発生してしまう心理的・組織的なメカニズムと、それを根本から防ぐための改善アプローチを学びます。 モノづくりの現場で相次ぐ不正は、決して個人の倫理観だけの問題ではありません。 納期遵守という過度なプレッシャーや、部門間の壁、そして日本独特の組織体質が複雑に絡み合い、不正に手を染めてしまう現実があります。 本授業では、なぜ「安全・品質第一」が守れなくなってしまうのか、その構造的背景を浮き彫りにします。 さらに、こうした閉塞感を打ち破る手段として、社長から現場までが一体となって議論し、現場の「隠れた問題」をともに顕在化させる経営者参加型改善技法「KZ法」を紹介します。 「できない」を個人の責任にせず、組織全体で方法を変えていくための具体的な視点を養い、不正の起きない健全な現場づくりの第一歩を踏み出しましょう。 【授業のゴール】 ・不正が起こる背景にある、プレッシャーや組織文化などの構造的要因を理解する  ・不正を「個人の問題」で終わらせず、組織として課題を可視化する重要性を認識する ・全員参加で全体最適の改善を目指す「KZ法」の特長を理解する ※KZ法取り組みが気になる方は、授業ページ下部のファイルから動画をご覧ください。 本動画は過去の収録音源を使用しているため、一部お聞き苦しい箇所がございます。あらかじめご了承ください。