8/16(Sun)

今日の生放送

かきうち ゆきお

柿内 幸夫

(株) 柿内幸夫技術士事務所 所長、工学博士、技術士

製造業の現場改善(カイゼン)を専門とするコンサルタント。30年以上にわたり中小製造業の現場に寄り添い、5S、ムダ取り、多能工化、段取り改善といった基本を軸に、現場と経営をつなぐ改善支援を続けている。現場の声を引き出し、人が育ち、組織に改善力が根づくことを重視するスタイルが特徴。独自の改善手法として、小さな気づきを形にする「チョコ案」や、経営者も含む全員参加で行う整理整頓を通じて問題発見と解決を行う「KZ法」を開発・実践。著書は10冊以上あり、『儲かる工場 改善の急所101項』(日本経営合理化協会)、『ちょこっと改善が企業を変える』(経団連出版)などを通じて、アナログの強みを活かしながらデジタルと融合する実践的カイゼンを発信している。

柿内 幸夫

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担当のコース

「納期が厳しいから、今回だけ数値を少し調整しておこう」 「現場の慣例だし、多少のルール違反は仕方ない」 ーーそれ、「不正」にあたるかもしれません。  多くの技術者が「品質第一・安全第一」が大事だと分かってはいても、 現実の厳しい納期やコスト目標を前に、 つい逃げたくなってしまうのが製造現場のリアルな現状ではないでしょうか。  しかし、その「甘さ」こそが、長年築き上げた経営の信頼を損なう原因になります。  本コースは、現場改善の第一人者である柿内幸夫先生と共に、 不正を生む「構造的背景」を解剖し、 誠実なモノづくりを取り戻すための「具体的な改善手法」を全2回で学んでいきます。  第1回では、 なぜ真面目な技術者が不正に手を染めてしまうのか、そのメカニズムを徹底解剖します。  個人の倫理観だけでなく、 強いトップダウン構造や部門間の壁といった「組織の病理」を明らかにし、 現場のプレッシャーの正体を浮き彫りにします。 第2回では、 視点を「原因分析」から「実践」へと移します。  不正を許さない現場をつくるために、 日々の小さな違和感を「チョコ案」として可視化し、 全員で知恵を出し合う具体的アプローチを身につけていきます。   

なぜ製造現場で同じ作業を行っていても、不良品や品質のバラツキが発生してしまうのでしょうか。 本授業では、製造業の現場で成果を出すための品質管理の基本概念や「品質を造り込む」マインドセットを、全3回を通して体系的に学びます。 主観に頼らないデータに基づく判断基準を習得したうえで、QC7つ道具を用いた分析・改善アプローチを活用し、現場におけるトラブルの真因特定と再発防止策の実践を目指します。   【この授業で学べること】 品質管理の基本的な考え方と「品質を造り込む」ためのマインドセット 主観に頼らないデータに基づく現場での判断・報告の方法 QC7つ道具を活用した不良やバラツキの真因特定プロセス 現場の課題に即した実践的な再発防止策の立案方法   【利用シーン】 日常の製造現場における品質維持・点検のシーンで、データに基づいた状況判断と正確な報告ができる。 不良品や作業のバラツキが発生した際に、分析ツールを用いて原因を特定し再発防止に役立てられる。   【授業構成】 第1回:品質管理の基本 第2回:「問題の原因を突き止める」分析の方法 第3回:実践でバラツキを最小化するには   こんな人におすすめ 勘や感覚ではなく、データや根拠をもとに現場トラブルの原因を正確に説明できるようになりたい方 不良品の発生に対して一過性の対応で終わらせず、根本的な解決策を立てられるようになりたい方   対象職位 新入社員・内定者 若手・一般社員  

担当の授業一覧 全5授業

実践でバラツキを最小化するには

第3回 実践でバラツキを最小化するには(52分)

2026年6月30日放送

なぜベテランの経験や勘に頼った品質改善は、現場で長続きしないのでしょうか。 本授業では、品質のバラツキを減らし改善活動を継続的に回すための考え方を学びます。 多能工化や指導法といった現場での実践手法に加え、リバースメンタリングや心理的安全性などの視点を導入することで、改善を属人化させず再現性のある仕組みとしてチームに定着させる方法を修得します。   【この授業で学べること】 品質改善を一部の個人に依存させず、再現性のある仕組みとして定着させる考え方 心理的安全性やリバースメンタリングを取り入れた新しい改善アプローチ 多能工化や効果的な作業指導など、現場のバラツキを最小化するための実践手法   【利用シーン】 現場での作業手順や指導のシーンで、属人化を防ぎ誰もが再現できる仕組みを構築・実践できる。 チームの改善活動において、メンバーが意見を出し合える環境を整え、継続的な品質向上に取り組める。   【授業構成】 新しいカイゼンの動き:リバースメンタリング 新しいカイゼンの動き:心理的安全性 現場での実践(多能工化・仕事の教え方・カイゼン策)   こんな人におすすめ 特定のベテラン社員に頼った作業や品質改善から脱却し、チーム全体で成果を出したい方 現場の改善活動が形骸化・標準化せず、品質のバラツキがなかなか減らないとお悩みの方   対象職位 若手・一般社員 中堅・リーダー

「問題の原因を突き止める」分析の方法

第2回 「問題の原因を突き止める」分析の方法(43分)

2026年6月30日放送

現場で発生した不良やトラブルに対して、なぜ一時的な対処だけで繰り返してしまうのでしょうか。 本授業では、勘や経験だけに頼らず、データを活用して問題の真因を探る分析の考え方と手法を学びます。 日本的品質管理の特徴を押さえたうえで、QC7つ道具を用いた実践的な分析プロセスを習得し、トラブルの根本原因を特定して確実な改善へつなげる視点を身につけます。   【この授業で学べること】 日本的品質管理(TQC/CWQC)における分析の基本的なアプローチ QC7つ道具を活用したデータ収集・整理とトラブル要因の特定方法 感覚に頼らず、数値や事実に基づいて問題の真因を突き止めるプロセス   【利用シーン】 不良品や工程上の問題が発生した際に、適切なデータを用いて原因を分析・特定できる。 トラブル発生時の報告において、客観的な分析結果をもとにチームや上司へ的確に説明できる。   【授業構成】 日本的品質管理 QC7つ道具   こんな人におすすめ トラブル対応がその場しのぎの対策で終わってしまい、根本解決に至らないとお悩みの方 現場で起きた現象を感覚ではなく、客観的なデータを用いてロジカルに説明したい方   対象職位 新入社員・内定者 若手・一般社員

無料公開中 品質管理の基本

第1回 品質管理の基本(47分)

2026年6月30日放送

なぜ製造現場において、品質管理の根本的な考え方を理解することが重要なのでしょうか。 本授業では、現場での判断や改善活動の土台となる「品質」の種類や、現代に繋がる品質管理発展の歩みを学びます。品質管理における基本的な原則やマインドを整理し、主観ではなくデータに基づいた改善活動へ繋げるための第一歩を踏み出します。   【この授業で学べること】 製造現場で求められる「品質」の基本的な分類と捉え方 日本の製造業における品質管理発展の歴史的背景 現場で成果を出すための品質管理における基本原則   【利用シーン】 日常の現場作業において、品質に対する正しい基準や視点を持って状況を判断できる。 チーム内で品質管理の基本的な考え方を共有し、共通認識を持って改善活動に取り組める。   【授業構成】 「品質」の種類 戦後日本の「品質管理」発展の歴史 品質管理の基本原則   こんな人におすすめ 現場での作業において「なぜ品質管理が必要なのか」という本質的な考え方から整理したい方 品質に対する共通言語や正しい視点を身につけ、日々の業務判断に活かしたい方   対象職位 新入社員・内定者 若手・一般社員

モノづくり現場で不正を防ぐための具体的方法

第2回 モノづくり現場で不正を防ぐための具体的方法(31分)

2026年2月24日放送

この授業では、製造現場におけるデータ改ざんなどの不正を未然に防ぎ、誰もが誠実に働ける職場をつくるための具体的な実践手法を学びます。 前回の「構造的背景」の理解を一歩進め、今回は「正しい作り方をきっちり行い、良いものを最初から作る」というモノづくりの原点に立ち返ります。 不正が入り込む余地をなくすためには、日々の小さな違和感を逃さず、現場の知恵で即座に解決していく「小さな改善」の積み重ねが不可欠です。 本授業では、日常の「チョコっとした改善」をみんなで積み上げる「チョコ案」という手法を中心に解説します。 重大な不正や事故の影には、無数の軽微な異常が潜んでいるという「ハインリッヒの法則」に基づき、現場の全員が参加して「隠れた問題」を可視化・改善していく具体的なアプローチを事例から学びます。 関わる全員が「良いものを最初から作る」という心構えを自然と持てる取り組みのヒントを体得し、不正とは無縁の職場を共に目指しましょう。 【授業のゴール】 ・「不良を見つける」のではなく「最初から良いものを作る」ための心構えを習得する  ・ハインリッヒの法則を理解し、小さな異常を報告・改善する習慣を身につける  ・全員参加の改善活動を通じて、不正を許さない透明性の高い組織風土のつくり方を理解する

無料公開中 不正が製造現場で起こってしまう構造的背景

第1回 不正が製造現場で起こってしまう構造的背景(27分)

2026年2月24日放送

この授業では、製造現場でデータ改ざんなどの不正が発生してしまう心理的・組織的なメカニズムと、それを根本から防ぐための改善アプローチを学びます。 モノづくりの現場で相次ぐ不正は、決して個人の倫理観だけの問題ではありません。 納期遵守という過度なプレッシャーや、部門間の壁、そして日本独特の組織体質が複雑に絡み合い、不正に手を染めてしまう現実があります。 本授業では、なぜ「安全・品質第一」が守れなくなってしまうのか、その構造的背景を浮き彫りにします。 さらに、こうした閉塞感を打ち破る手段として、社長から現場までが一体となって議論し、現場の「隠れた問題」をともに顕在化させる経営者参加型改善技法「KZ法」を紹介します。 「できない」を個人の責任にせず、組織全体で方法を変えていくための具体的な視点を養い、不正の起きない健全な現場づくりの第一歩を踏み出しましょう。 【授業のゴール】 ・不正が起こる背景にある、プレッシャーや組織文化などの構造的要因を理解する  ・不正を「個人の問題」で終わらせず、組織として課題を可視化する重要性を認識する ・全員参加で全体最適の改善を目指す「KZ法」の特長を理解する ※KZ法取り組みが気になる方は、授業ページ下部のファイルから動画をご覧ください。本動画は過去の収録動画を使用しているため、画質・音質ともに視聴しづらい箇所がございます。あらかじめご了承ください。