6/17(Thu)

今日の生放送

たざわ みのる

田澤 実

法政大学キャリアデザイン学部准教授

1978年生。中央大学大学院文学研究科心理学専攻博士後期課程単位取得退学。博士(心理学)。法政大学キャリアデザイン学部 助教・講師を経て、現職。  主著に『詳解 大学生のキャリアガイダンス論-キャリア心理学に基づく理論と実践-』(金子書房・共著・2012年)『社会性発達支援のユニバーサルデザイン』(金子書房・共著・2013年)『大学生活をゆたかにする心理学』(福村出版・共著・2013年)『大学生の学びとキャリア:入学前から卒業後までの継続調査の分析』(法政大学出版局・共編著・2013年)など。 大学院時代より学校から社会の移行に関わる研究をしてきた。最近では、幅広く若年雇用の問題に関心がある。若年無業者向けの就労支援施設(地域若者サポートステーション)で総合相談スタッフを担当(2007年~2013年)。社会への移行に困難を示す若者にもさまざまな背景を持つ者がいることを知る。大学、大学院では「教育心理学」「教育相談」などを担当。  

田澤 実

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担当のコース

フリーターやニートや非正規雇用の問題が荒れ狂う2000年代になって、教育に突如課せられた大きな使命、「キャリアデザイン」。でもそこには、たくさんの落とし穴があることに、私たちは少しずつ気づき始めている。 例えば、やりたいこと探しのキャリア教育って、本当に役に立つの? ——夢のとおりに仕事してる人ってそんなに多くないはずです。 やりたいことが見つからなくて焦ってる私って、変なの? ——やりたいこと以前に、やれることが何なのかって話ですよね。 私たちの生き方(キャリア)は、私たちのデザイン(設計)できる範囲をはるかこえて、制度や文化や生得的特性の文脈に埋め込まれている。日本で唯一の「キャリアデザイン学部」(法政大学)の教育学担当教員(教育心理学、臨床教育学、教育社会学)が、文脈に埋め込まれた私たちのキャリアというこの重い事実と、そこからできることを見つめなおし、いま流行りの「明るい」キャリアデザインのウラ・オモテに迫ります。

担当の授業一覧 全2授業

無料公開中 キャリアデザインのオモテとウラ―整理と統合―

第8回 キャリアデザインのオモテとウラ―整理と統合―(60分)

2014年8月1日放送

フリーターやニートや非正規雇用の問題が荒れ狂う2000年代になって、教育に突如課せられた大きな使命、「キャリアデザイン」。でもそこには、たくさんの落とし穴があることに、私たちは少しずつ気づき始めている。 例えば、やりたいこと探しのキャリア教育って、本当に役に立つの? ――夢のとおりに仕事してる人ってそんなに多くないはずです。 やりたいことが見つからなくて焦ってる私って、変なの? ――やりたいこと以前に、やれることが何なのかって話ですよね。 私たちの生き方(キャリア)は、私たちのデザイン(設計)できる範囲をはるかこえて、制度や文化や生得的特性の文脈に埋め込まれている。日本で唯一の「キャリアデザイン学部」(法政大学)の教育学担当教員(教育心理学、臨床教育学、教育社会学)が、文脈に埋め込まれた私たちのキャリアというこの重い事実と、そこからできることを見つめなおし、いま流行りの「明るい」キャリアデザインのウラ・オモテに迫ります。   ■8限目:「キャリアデザインのオモテとウラ-整理と統合」  三人がそれぞれの専門からアプローチしてきた、キャリアデザインのオモテとウラについて、もう一度整理、統合して考えます。 キャリアデザインという言葉が世の中でどう解釈されているのか、それはどのような点で正しく、どのような点で誤解なのかを、講義の復習の意味をこめて、考え直しましょう。そして、キャリアデザインは本当に必要なのか、どのような意味で必要なのか、本当に必要なキャリアデザインは、どうしたら可能になるのかを、講師それぞれの生き方もネタにとりまぜながら(?)、受講生のみなさんと一緒に考えていきたいと思います。   ■全8回授業の予定 (1)6/13放送【心理とキャリアデザイン】 (2)6/20放送【認知特性とキャリアデザイン】 (3)6/27放送【学校とキャリアデザイン】 (4)7/4 放送【家族とキャリアデザイン】 (5)7/11放送【キャリアデザインはなぜ難しいのか―ぬるま湯環境が生む脅威と焦燥―】 (6)7/18放送【キャリアデザインはなぜ難しいのか―突然変化する興味関心―】 (7)7/25放送【キャリアデザインの難しさを乗り越えてゆく】 (8)8/1 放送【キャリアデザインのオモテとウラ-整理と統合】  

無料公開中 「キャリアデザインの理論」そのウラ・オモテ(心理とキャリアデザイン)

第1回 「キャリアデザインの理論」そのウラ・オモテ(心理とキャリアデザイン)(60分)

2014年6月13日放送

フリーターやニートや非正規雇用の問題が荒れ狂う2000年代になって、教育に突如課せられた大きな使命、「キャリアデザイン」。でもそこには、たくさんの落とし穴があることに、私たちは少しずつ気づき始めている。 例えば、やりたいこと探しのキャリア教育って、本当に役に立つの? ――夢のとおりに仕事してる人ってそんなに多くないはずです。 やりたいことが見つからなくて焦ってる私って、変なの? ――やりたいこと以前に、やれることが何なのかって話ですよね。 私たちの生き方(キャリア)は、私たちのデザイン(設計)できる範囲をはるかこえて、制度や文化や生得的特性の文脈に埋め込まれている。日本で唯一の「キャリアデザイン学部」(法政大学)の教育学担当教員(教育心理学、臨床教育学、教育社会学)が、文脈に埋め込まれた私たちのキャリアというこの重い事実と、そこからできることを見つめなおし、いま流行りの「明るい」キャリアデザインのウラ・オモテに迫ります。   ■1限目:「心理とキャリアデザイン」  この文章をご覧になっている方は、何かしらの形で「キャリアデザイン」という言葉に関心があると思います。その関心は、大きく分ければ以下の二つがあると思われます。ひとつは、「自分のキャリアデザインをどうするか」という関心、もうひとつは、「他者のキャリアデザインを支援する」という関心です。 1限目では、自分・他者のどちらにも関連する事柄として「心理とキャリアデザイン」を扱います。具体的には、「意識と行動の関連」です。心理学は「意識」のみを扱う学問ではありません。「行動」も扱う学問です。たとえば、「あの人には意欲がない。どうしたらやる気になるか」と考えたことがある人もいると思います。これは、意欲がある人は行動をする。すなわち、「意識」が「行動」に与える影響を考えているわけです。このことについては、「モチベーション」「動機づけ」などいった研究がおこなわれてきました。 1限目では、このような「意識⇒行動」だけではなく、「行動⇒意識」も見てみたいと思います。たとえば、物事がうまくいかなかった時、「なぜうまくいかなったのか」を自分自身に問いかけることがあるでしょう。何を出来事の原因だと考えるかによって、そこで感じる感情や、その後の出来事に対する期待や、実際の行動のとり方は変わってくることがあります。このことについては、「原因帰属」などといった研究がおこなわれてきました。 このように、キャリアをデザインする際の心のメカニズムについて、「意識⇒行動」と「行動⇒意識」という二つの視点を学びます。   ■全8回授業の予定 (1)6/13放送【心理とキャリアデザイン】 (2)6/20放送【認知特性とキャリアデザイン】 (3)6/27放送【学校とキャリアデザイン】 (4)7/4 放送【家族とキャリアデザイン】 (5)7/11放送【キャリアデザインはなぜ難しいのか―ぬるま湯環境が生む脅威と焦燥―】 (6)7/18放送【キャリアデザインはなぜ難しいのか―突然変化する興味関心―】 (7)7/25放送【キャリアデザインの難しさを乗り越えてゆく】 (8)8/1 放送【キャリアデザインのオモテとウラ-整理と統合】