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法政大学--「キャリアデザインの理論」そのウラ・オモテ

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授業の概要

フリーターやニートや非正規雇用の問題が荒れ狂う2000年代になって、教育に突如課せられた大きな使命、「キャリアデザイン」。でもそこには、たくさんの落とし穴があることに、私たちは少しずつ気づき始めている。
例えば、やりたいこと探しのキャリア教育って、本当に役に立つの?
――夢のとおりに仕事してる人ってそんなに多くないはずです。 やりたいことが見つからなくて焦ってる私って、変なの? ――やりたいこと以前に、やれることが何なのかって話ですよね。
私たちの生き方(キャリア)は、私たちのデザイン(設計)できる範囲をはるかこえて、制度や文化や生得的特性の文脈に埋め込まれている。日本で唯一の「キャリアデザイン学部」(法政大学)の教育学担当教員(教育心理学、臨床教育学、教育社会学)が、文脈に埋め込まれた私たちのキャリアというこの重い事実と、そこからできることを見つめなおし、いま流行りの「明るい」キャリアデザインのウラ・オモテに迫ります。

 

■8限目:「キャリアデザインのオモテとウラ-整理と統合」 

三人がそれぞれの専門からアプローチしてきた、キャリアデザインのオモテとウラについて、もう一度整理、統合して考えます。
キャリアデザインという言葉が世の中でどう解釈されているのか、それはどのような点で正しく、どのような点で誤解なのかを、講義の復習の意味をこめて、考え直しましょう。そして、キャリアデザインは本当に必要なのか、どのような意味で必要なのか、本当に必要なキャリアデザインは、どうしたら可能になるのかを、講師それぞれの生き方もネタにとりまぜながら(?)、受講生のみなさんと一緒に考えていきたいと思います。

 

■全8回授業の予定

(1)6/13放送【心理とキャリアデザイン
(2)6/20放送【認知特性とキャリアデザイン
(3)6/27放送【学校とキャリアデザイン
(4)7/4 放送【家族とキャリアデザイン
(5)7/11放送【キャリアデザインはなぜ難しいのか―ぬるま湯環境が生む脅威と焦燥―
(6)7/18放送【キャリアデザインはなぜ難しいのか―突然変化する興味関心―
(7)7/25放送【キャリアデザインの難しさを乗り越えてゆく
(8)8/1 放送【キャリアデザインのオモテとウラ-整理と統合】

 

担当の先生/パーソナリティ