11/1(Sat)
1971年生まれ。静岡県出身。同志社女子大学短期大学部卒業後、教育系出版社に入社。勤務しつつ活動していた自殺予防電話ボランティア相談員としての4年間の活動がカウンセラーを志すきっかけとなる。出版社を退社後、(一社)日本産業カウンセラー協会 産業カウンセラー資格を取得。2010年より労働局にてセクシャルハラスメント相談員として勤務したのち2012年にフィールマインドを設立。個人に対するカウンセリングを行う傍ら心理・恋愛関連の執筆活動やメディア出演、企業に対するメンタルヘルス講義やカウンセリングを行っている。2025年8月初の著書『何でもまわりのせいにする人たち』を発刊。2025年4月現在の相談受付件数は約6500件を超える。
この授業では、何でもまわりのせいにしてしまう、いわゆる「他責思考」について、その精神構造とそこに至る社会背景を学んでいきます。 SNSがあたり前の今、インターネット上で過剰な主張が数多く発信され、それが他者との言い争いのようになる、いわゆる ”炎上” は誰もが目にしたことがあるのではないでしょうか?それが、ネットニュースとなると、さまざまな人がさらなる主張をはじめ、より過剰な言い争いがつづいてしまっていたりします。 さらに、現実社会でも「カスハラ(カスタマーハラスメント)」という言葉が生まれるほど、過剰な対人反応をする人たちが、ここ数年で増えたようにも思います。 こうした何ごとも他人のせいにしがちな人の思考を「他責思考」とも呼びますが、この他責思考とは一体、何なのか?またどうして令和の今、増えてきてしまっているように感じるのか? その精神構造と社会背景を『何でもまわりのせいにする人たち』の著者でもあり、心理カウンセラーの小日向るり子先生に教えてもらいます。 この授業では、他責思考の良し悪しを問うものではないので、ご留意ください。 もしかすると、我々も気づかぬうちに他責思考からの言動を取ってしまっているのかもしれません…。