この授業では、何でもまわりのせいにしてしまう、いわゆる「他責思考」について、その精神構造とそこに至る社会背景を学んでいきます。
SNSがあたり前の今、インターネット上で過剰な主張が数多く発信され、それが他者との言い争いのようになる、いわゆる ”炎上” は誰もが目にしたことがあるのではないでしょうか?それが、ネットニュースとなると、さまざまな人がさらなる主張をはじめ、より過剰な言い争いがつづいてしまっていたりします。
さらに、現実社会でも「カスハラ(カスタマーハラスメント)」という言葉が生まれるほど、過剰な対人反応をする人たちが、ここ数年で増えたようにも思います。
こうした何ごとも他人のせいにしがちな人の思考を「他責思考」とも呼びますが、この他責思考とは一体、何なのか?またどうして令和の今、増えてきてしまっているように感じるのか?
その精神構造と社会背景を『何でもまわりのせいにする人たち』の著者でもあり、心理カウンセラーの小日向るり子先生に教えてもらいます。
この授業では、他責思考の良し悪しを問うものではないので、ご留意ください。
もしかすると、我々も気づかぬうちに他責思考からの言動を取ってしまっているのかもしれません…。